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漫湖公園には謎の飛び地があった!?

▲沖縄で最も美しい斜張橋「とよみ大橋」

那覇市街の南部を流れる国場川。その海への河口近くに湖のような潮溜まりの干潟があります。那覇市街なのにマングローブの森が望める珍しい場所です。

▲那覇市街でマングローブが望める場所でもある

国場川の一部ですが、その潮溜まりは「漫湖」と呼ばれ、その周辺には河川敷的に「漫湖公園」が整備されています。特に川の北側(古波蔵側)には約1kmもの遊歩道が整備されており、多くの那覇市民がウォーキングに励んでいます。

▲奥武山公園からとよみ大橋へ向かって進もう

しかし漫湖公園はそこだけではないんです。沖縄で最も美しい斜張橋といっても過言ではない「とよみ大橋」がある国場川の南側(鏡原側)。そこには知られざる魅力が満載の漫湖公園の飛び地があったんです。NAHAマラソンや初詣でお馴染みの奥武山公園から徒歩1分。奥武山公園からとよみ大橋方面へ向かって進むと、その魅力が見えてきます。

「巨大クジラ」が陸にいる!しかも潮を吹く?

▲国道329号線の陸橋から見える巨大クジラ!

奥武山公園・南東角の「那覇大橋(東)」交差点から、漫湖公園南側(鏡原側)巡りは始まります。まずは国場川を越える国道329号線の陸橋を渡ります。するとその先になにやら巨大な生物らしき姿がが見えてきます。なんと「巨大クジラ」が陸に!?森の中から頭と尾びれを出すその姿。まさに「クジラ」です。

▲10分に1回潮吹きミスト出現!風がない日に行こう!!

もちろんクジラのオブジェですが、その大きさは本物のクジラ以上。しかもクジラの頭からは10分に1回「潮」を吹き出します。以前は噴水のような水が噴き出しましたが、現在は煙のような「ミスト」が10分に1回出てきます。風があるとミストがあまり上がりませんが、風がない日ならかなり潮吹きっぽいかも?

▲展望台にもなっている尾びれは現在は閉鎖

そして尾びれにはなにやら窓的な穴がいくつも空いています。なんと、尾びれは展望台にもなっていたんです!!しかし現在は閉鎖され、中には入ることはできません。

クジラに寄り添うタコの正体は?そしてクジラ内部へ!

▲巨大なクジラ型のオブジェと寄り添うタコ

国道329号線の陸橋から、巨大クジラがいる漫湖公園南側(鏡原側)にそのまま入ることができます。目指すはもちろん「巨大クジラ」本体。近くまで行くと改めてその大きさがわかります。そしてその脇にはクジラに寄り添うタコの姿。単なる海の生き物同士というだけではなく、このタコにはれっきとした意味があったのでした。なんと、このタコがクジラの潮吹きを手助けしているのです。墨ならぬ潮を吹くタコ?要はクジラが潮吹く「ミスト」を生成しているのがこのタコ型の機械室だったのでした。

▲クジラの内部に公園遊具あり!

そして気になるのはクジラの中。入ってみると公園らしい滑り台等の遊具が整備されています。実はこのクジラ、雨でも遊べる公園の屋根だったのです。でもクジラの意味もきちんとあり、この周辺には昔「ガーナー森(むい)」という島があり、別名「クジラ山」と呼ばれていました。その名残もあってクジラ型のオブジェになったのでした。

公園内に「ロボットカニ」出現!カラフルなその正体は!?

▲クジラの尾びれの先にロボットカニが出現!

潮吹く巨大クジラだけでも十分インパクト抜群な漫湖公園南側(鏡原側)。しかし魅力はこれだけではありません。クジラの尾びれ側へ行ってみると、そこにはカラフルな「ロボットカニ」が出現。メ カニカルな大きなハサミを持ったカニで、沖縄だと「ガザミ」の部類に入ります。メ カニカルでカラフルなその姿、インパクト抜群です。クジラは公園の屋根、タコはミスト施設、はたしてこのロボットカニの正体はなんでしょうか?

▲完成度が高すぎるカラフルなロボットカニ!

その正体は公園では必須の「トイレ」でした。左右に男女のブースがあって、中央は車イス対応の多目的トイレという構成になっています。さすがにハサミは飾りですが、カニの目はトイレの排気口と合理的。しかも目隠しのフェンスはカニが吹き出す泡をモチーフしており、機能とデザインがマッチしたトイレだったのでした。いやはや、この完成度の高さ。参ります。

最後はリアルなカニ!その姿「那覇(ナハ!)」の公園らしい?

▲那覇に向かって「ナハ!ナハ!」ポーズ

奥武山公園・南東角の「那覇大橋(東)」交差点から始まった漫湖公園南側(鏡原側)巡り。最後は奥武山公園へ向かいます。その直前にまたしても巨大なカニが出現!しかも今度はかなりリアルなカニ。ロボットカニの後だと、さらにリアルに感じます。今度のカニは下にベンチやテーブルがある休憩所。そしてカニの姿をよく見てみましょう。空に向かって両手(両ハサミ)を垂直に上げています。このポーズ、昔の芸人ネタに似ていませんか?那覇だけに「ナハ!ナハ!」(笑)。お後がよろしいようで。

<まとめ>公園名よりインパクト満載の漫湖公園南側!

とかく公園名のインパクトが大きい「漫湖公園」ですが、公園南側(鏡原側)はその名前以上のインパクト満載。巨大クジラの潮吹きもネタになりますが、絵になるカラフルなロボットカニ、「ナハ!ナハ!」ポーズのリアルなカニまで、漫湖公園南側(鏡原側)はネタ満載です。しかもNAHAマラソンのスタート&ゴールでもあり、初詣の定番でもある「奥武山公園」から徒歩1分。信号1個渡れば到着です。漫湖公園南側(鏡原側)巡りは一周わずか900m。短い道のりですが、お腹いっぱいになるほどのネタ満載です。

ちなみに名前のインパクトが大きい「漫湖(公園)」ですが、実は1971年に重要な生物資源の宝庫として「ラムサール条約」に登録されている場所でもあります。那覇市街でありながら、そんな貴重な場所でもあったのです。年末年始などに奥武山公園まで足を運ぶ際は、是非とも漫湖公園の南側(鏡原側)まで足を伸ばしましょう。

<漫湖公園(鏡原側)の基本情報>
住所:沖縄県那覇市鏡原町地内
アクセス:沖縄都市モノレール「奥武山公園駅」徒歩4分(ガザミ)〜8分(ロボットカニ)


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