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那覇でも存在感薄めの大石公園

まずは名前がぱっとしない「大石公園」。沖縄っぽい名前じゃありませんしインパクトも低め。住所は「識名」なのに何故か大石公園です。大きな石があるから大石公園というらしいですが、実際は目立つほど大きな石の存在感はありません(むしろ他の公園の方が大きな石がある)。

大石公園は地元でも非常にわかりにくい場所にあり、幹線道路に面していないのでとにかくアクセスしにくい。さらに急な坂の途中にあるので、用があってもなかなか近くまで行くことないような場所です。

大石公園へのアクセス方法は、とにかくわかりにくいので説明もしにくい。那覇中心街からだと与儀から「寄宮交差点」を目指し、その先にある「真和志小学校」先の丁字路を左折。300m先の実質最初の交差点を右折し、あとは急坂を上るだけ。公園駐車場へたどり着けます。

しかし公共の公園なのに駐車場は有料。でも1時間までは無料なので長居しなければ大丈夫です。何故に有料なのかは周辺に住んでいたのでわかりますが、坂が多くて駐車場が極端に少ないから。無料だと周辺住民の無法駐車だらけになるからです。

石より山や坂が目立つ大石公園

大石公園があるのは住所的には「識名」。那覇でも首里と並んで坂が多い「山」エリアです。そんな中にある大石公園もあって、公園内は坂が多く、さらに山のような場所もあります。正直、名前は大石公園ですが「石」より、「山」「坂」の印象が強い。なにせ公園入口からいきなりの急坂。でもその入口にはいきなりの「テッポウユリ」がお出迎え。

公園入口から階段や急坂を上ると崖(擁壁)に突き当たり、道は左右に分かれます。左へ行くと公園を周回する遊歩道、右へ行くと公園本体へと上っていきます。その右の遊歩道には両側に「テッポウユリの壁」が!?

公園本体へ上っていく坂の途中にある「テッポウユリの壁」。まさにテッポウユリが咲き乱れています。開花時期は3月末から5月上旬ぐらいまで。那覇市街にはあまりテッポウユリが咲き乱れる場所がないのですが、大石公園は特別な場所。公園入口でこのテッポウユリ。まだまだ序章です。

大石公園の起点の時計台はテッポウユリに注目

坂を上り切るとよーやく大石公園の平地になります。そこにあるのが大石公園の起点となる「時計台ロータリー」。ここを起点に大石公園には「一周600mの遊歩道」があります。遊歩道は幅1m程度なので歩くにはいいですがランニングには狭くて不向き。そしてその時計台の回りには、テッポウユリがまさに咲き乱れています!

狙ったわけではありませんが時計の広告のような「10時10分」の時計台。山の上にある公園もあって景色を邪魔する建物がなく、いい光景を望めます。そして足下には満開のテッポウユリが咲き乱れています。大石公園ならではの絶景です。

時計台の回りに咲き乱れているテッポウユリ。ロータリーの中心にある花壇だけあって、テッポウユリも円状に咲き乱れています。しかも外周が白いテッポウユリで、内側がピンク色のテッポウユリと2色構成。でも大石公園のテッポウユリはこれでもまだ序章です。

大石公園真ん中の遊歩道はテッポウユリの名所

一周600mの遊歩道は大石公園の外周を回るものですが、それとは別にロータリーから大石公園真ん中を抜ける遊歩道あり。それこそが大石公園のテッポウユリの名所(っぽい)。4月上旬というテッポウユリの開花時期としては早いものの、それでも十分楽しめるレベル。

遊歩道からさらなる高台へ上る階段が何本かあり、その途中から見るテッポウユリの光景はおすすめ。「プチ・伊江島リリーフィールド」の様相です。でも香りにかんしては、伊江島ほど公園全体(島全体)にテッポウユリの香りが漂うほどではなかったのが残念(マスクしていてよく分からないけど)。

さらにテッポウユリの花壇の中には「座りたくなるベンチ」あり。しかし花壇は基本的に「立入禁止」。何のためのベンチなんでしょうねw

大石公園のテッポウユリの名所は、公園内の山の斜面に設けられたもの。階段を上れば大石公園の山に登ることもできます。ちなみに山の上からだとテッポウユリはほとんど望めません。階段途中で鑑賞するのがおすすめです。

大石公園は「山」だった!プチ登山も楽しめる

テッポウユリは4月5月限定ですが、大石公園といえば「山」。プチ登山ならいつでも楽しめます。もともと高台にある公園ですが、さらに公園内でも最高峰まで行けば、景色も期待大です。

大石公園の山頂は2つあり、1つには休憩所あり。そこからの景色は、まさに「那覇市街一望」。西海岸の水平線やその先の慶良間諸島の島影も見えます。西側の景色が開けていることから、大石公園は「夕日の名所」としても知られている次第です。

展望台から真西を見ると、沖縄県庁の建物も見えます(正面奥の三角屋根の高層建築)。公園自体も高台にあり、さらに公園内でも山の上ともなると、この休憩所からの景色を邪魔する建物はありません。

大石公園山頂へ!パノラマ風景と言いたいが…

休憩所からさらに遊歩道を上ると、大石公園の山頂が現れます。山頂までは遊歩道が整備されていませんが、気軽に上ることができます。といっても2、3mのの高さなのでさくっと上ることができます。

大石公園の山頂南側には、遊具などがある公園本体があり、山の上から一望できます。その先にはでっかい赤いマンション。実はそこに・・・。個人的には懐かしい光景でした。しかし夕日の名所の大石公園なのに、肝心の西側には超邪魔な高層マンションができてしまい景色台無し。しかも那覇市営住宅(識名市営住宅)って・・・空気読めよ那覇市!

大石公園は下山/帰りの方が楽しい

大石公園山頂から公園本体経由で下山するとテッポウユリが望めません。来た道を戻って下山するのがおすすめ。むしろ帰りの方が楽に移動できるのもあって、さらにテッポウユリを楽しめます。山の斜面のテッポウユリは、伊江島のリリーフィールドに通じるものがありますね。

さらにロータリー先の公園入口までの下り坂も、テッポウユリが指す方向に下りていくことになるので、面白い光景。ちなみに大石公園の駐車場はこの入口にしかありませんが、公園入口自体は他にも数カ所あります。しかしどれも超わかりにくい場所なので、駐車場があるメ インの入口での往来をおすすめします。

とにもかくにも名前は普通の大石公園も、4月5月は「テッポウユリの名所」になります。さらに「夕日の名所」でもありますが、西側に嫌がらせのような市営住宅ができてしまい、今の大石公園だと夕日が望める場所は限られます。夕日鑑賞は山頂よりも休憩所がある場所の方がおすすめです。

夕日を見に来たことがない理由

実はこの近所に住んでいたとき、その家も南西向きだったので、大石公園以上の夕日を自宅で楽しめました。結果、大石公園まで夕日を見に行ったことはありません。そもそも、大石公園も含めた識名エリアは「那覇中心街まで遠い」のがネック。空港も港もかなりの移動を強いられます。結果、1年ちょっとで引っ越しちゃいましたけどね。でもテッポウユリの名所なのは知りませんでしたので、住んでいる時に行けばよかったと少し後悔。

<まとめ>大石公園はテッポウユリの4月から5月上旬に行こう

大石公園では4月末に「大石公園ゆり祭り」なるものが開催。といっても2012年からという新しいイベント。そもそも大石公園のテッポウユリも最初からあったものではなく、後付けで整備されたとのこと。ユリの斜面も夏の終わりにはヒマワリの斜面になっているとかw(9月はヒマワリ祭りがあるらしいです…)

とにもかくにも、4月5月の大石公園ならテッポウユリは見物。伊江島まで行かなくても伊江島のリリーフィールド気分を体験できることでしょう。わかりにくい場所ですが、行く価値は十二分にある大石公園です。ちなみに暗い時間の大石公園は、たちの悪い集団のたまり場になるので避けましょうw

<参考>大石公園の基本情報

【大石公園】
住所 沖縄県那覇市識名1丁目22-675-1
電話 098-951-3239(那覇市公園管理課)
アクセス バス:寄宮バス停から徒歩7分(4番、14番)、車:那覇空港から20分/7.2km
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