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謎の「天の川銀河鉄道本線」鹿児島と沖縄を結ぶ鉄道が本当にあった?

鹿児島の与論島といえば、当然、周囲を海に囲まれた離島です。しかも一周約21kmしかない小さな島で、それより大きな島がたくさんある沖縄でさえ鉄道はありませんが、与論島には謎の「天の川銀河鉄道本線 ヨロン駅」があります。無人駅なので駅舎への出入りは自由。しかも駅舎からは南国らしい青々した海も、真っ白な砂浜も望めます。

駅がある場所は、与論島の海の玄関口「与論港」と空の玄関口「与論空港」の間。まさに海と空の玄関口の間に、陸の玄関口ともなる鉄道の駅がある訳なんです。そもそも与論島は鹿児島県最南端の離島で、沖縄と鹿児島の架け橋となる島。はたして本当に鹿児島と沖縄を結ぶ鉄道はあるのでしょうか?

南「おきなわ」・北「かごしま」の駅表示!前にはレール、背後に南国の風景!?

駅舎から海側を見るとそこには、南(左)「おきなわ」・北(右)「かごしま」の駅表示。その前には鉄道のレールがあって、背後には青々した海と真っ白な砂浜が広がっています。まさに南国の駅の光景。でもレールをよく見ると端が切れています。終点でもない駅でレールが切れいているのはおかしな話。そもそも島と島を海で結ぶ鉄道自体あり得ません。はたしてこの「ヨロン駅」の正体は?実は、この切れたレールにもれっきとした意味があったんです!

正体はパロディの駅!でも「ヨロン駅」には明確な意味があった!?

ヨロン駅の正体は、たった数メ ートルのレールがあるだけのパロディの駅だったのでした。海に囲まれた離島だと、さすがに実際に利用できる鉄道はありません。しかしこの与論島の鉄道にはれっきとした意味があるんです。

実を言うと沖縄から鹿児島本土まで、海を越えて繋がる国道があるんです。沖縄では中心的な道「国道58号線」は、海を越えて奄美大島、そして鹿児島本土まで繋がっています。この国道を海上鉄道と考え、その途中拠点として与論島にヨロン駅を建設。このヨロン駅のレールと車輪は、鹿児島の鉄道管理局から贈与された「本物」なんです。しかもこの国道を海で繋ぐ船会社がJR九州の代理店契約をし、記念切符も販売していました。なんとその記念切符は実際に鹿児島駅で利用可能だったのでした。

駅はパロディでも、「ヨロン駅」にはれっきとした意味があったんです!

駅から見える海は鹿児島本土へ続く海の道!

実を言うと以前は駅舎はなく、レールと車輪の他は駅表示とその横の入口だけしかありませんでした。でも入口がある北側(鹿児島本土側)には、与論島らしい青々した海と真っ白な砂浜が望めます。

しかもそこからビーチまで行くこともでき、その先の海で鹿児島本土まで海の道が繋がっているわけなんです。鉄の道は切れているけど、海の道はここから鹿児島本土まで続いています。

沖縄側には鉄の道ではないけど「海の上を走る道」はあります!

鹿児島側へは海の道が続いていますが、沖縄側にも鉄の道ではないけど「海を上を走る道」が伸びています。しかもその道はヨロン駅から与論港まで繋がっており、そのまま船で沖縄まで繋いでいます。

その港までの道は「ビドウ遊歩道」と呼ばれ、別名「夕日の散歩道」とも言われている夕日の名所でもあります。そしてこの道は鹿児島と沖縄を結ぶフェリー航路と平行して伸びており、タイミング次第では鹿児島と沖縄を繋ぐ船と一緒に歩くこともできます。

<まとめ>鹿児島と沖縄の架け橋となる与論島!「ヨロン駅」は夢の鉄道の駅だった!!

そもそも与論島は鹿児島と沖縄の県境にある離島。しかも相互が面する場所には、沖縄側にも与論島側にも友好の証となるモニュメ ントが設置されています。まさに与論島は鹿児島と沖縄の架け橋となる島なんです。その2つを繋ぐ島として、与論島に中継地となる「ヨロン駅」があるのは納得。一見、意味が無さそうなパロディの駅ですが、きちんとした存在意義がある駅だったんです。乗ることができる鉄道はありませんが、このヨロン駅で駅舎に座り、夢の鉄道を想像しましょう。そこには満天の星空を旅する「天の川銀河鉄道本線」が見えることでしょう。

ちなみにその与論島までは鉄道ではもちろん行けません。与論島までは飛行機と船で行くことができ、飛行機なら沖縄の那覇空港から約40分、鹿児島空港からなら約1時間10分で行くことができます。船だと沖縄の那覇港から約5時間、鹿児島新港からなら約20時間かかりますが、まさにこの船こそが鹿児島本土と沖縄を結ぶ「海の道」。船を乗り継ぎ、海の道で夢の鉄道を繋いでみませんか?もちろん飛行機で繋ぐのもありです。

「ヨロン駅」は、パロディではなくまさに「夢の鉄道の駅」。与論島で夢の鉄道を想像してみませんか?


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