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道が切れてる!?同じ西表島でも陸路がない「船浮集落」

【ロケーション】
沖縄でも南端に位置する八重山諸島。その中でも最も自然が豊かな西表島には、島を巡る幹線道路が1本のみ。島南東の「南風見田の浜」から島北西の「白浜集落」までをつなぎ、ほとんどの集落はこの道から往来できます。しかし、ある2つの集落だけは陸路がなく、同じ西表島なのに道は完全に切れています。その2つの集落とは、住民がいない研究施設のみの「網取集落」と、住民約40人の「船浮集落」。ともに島北西の「白浜集落」から船でのみ往来可能です。

【行き方】
船浮集落へ行くには、島北西の「白浜集落」から出ている船に乗る必要があります。定期便として毎日複数便があるので、同じ西表島から西表島へになりますが、日帰りも可能です(笑)。ちなみに「網取集落」への船は、2010年まで定期便がありましたが、現在は廃止されました。

【移動手段】
船浮集落までは白浜集落から定期便で約10分。船浮港には浮き桟橋もあるので、船での往来は気軽にできます。他にも海上タクシーもあるので、道は繋がっていなくても意外とスムーズに移動できます。

人口わずか40人だけど学校も宿もある!おすすめの宿は?

【船浮集落の概要】
船浮集落は船浮港のすぐ近く。人口は約40人。船浮小中学校もあって生徒もいます(平成28年度で7名)。しかし公共施設はこれだけで、診療所や郵便局はありません。専業の商店もありませんので、集落の人は自前のボートをマイカー代わりに、海を越えた先の白浜集落まで往来します。もはや海も道路も同じ感覚なのかもしれません。

【船浮集落の宿】
公共施設は学校しかないけど、宿は4軒あります(2017年時点)。民宿が2軒、貸別荘的なものが2軒あり、日帰り客が多い船浮集落なので、宿泊すると他の島では味わえないほどの静けさの中で過ごせます。

【おすすめの宿】
宿の中でも港の近くにある「民宿かまどま荘」は一押し。今や船浮集落の名物になった「船浮パン」を製造・販売している民宿ですが、ここに宿泊すれば船浮パンが食べ放題になることも!?しかも宿の2階には海を一望できる、オーシャンビューテラス有り。民宿なのにリゾートホテル以上の贅沢を味わえます。

「船浮パン」に「いのししカレー」!陸の孤島でグルメ満喫!!

【人気の船浮パン】
陸の孤島と呼ばれる船浮集落ですが、最近はすっかり「パン」で有名になりました。民宿かまどま荘が製造・販売している「船浮パン」。小さめのパンですが、味は文句なし。売り切れ必至なので、早めの船で船浮に渡り、着いたらすぐにかまどま荘へ行ってイの一番にgetしましょう。また毎日作っているわけではないので、購入できるか否かは運次第。確実に手に入れたい場合は、事前に宿に電話して確認するのがおすすめです。

【おすすめの船浮パン】
船浮パンでおすすめは、西表島らしい「ヤマネコパン」。天然記念物のイリオモテヤマネコをモチーフしたパンで、愛らしい表情が人気です。他にもパンの種類はとても多く、何度行っても飽きることはありません。ちなみに船浮パンは、船浮以外の西表島の商店でも売っていることもありますが、船浮以上に入手困難。船浮集落が確実です。

【船浮集落の他のグルメ 】
船浮集落のグルメ は「船浮パン」だけではありません。西表島らしい「いのししカレー」が頂ける「ぶーの家」もおすすめ。広々とした庭があるお店で、時間を忘れて過ごすことができます。他にも「ふねっちゃぬー家」という沖縄料理のお店もありますが、ツアー利用者がメ インのお店で、ツアー以外では休業していることも多いです。ちなみに集落内に商店はありませんが、飲料の自販機はありますので飲み物はなんとか入手可能です。

船浮といえば「イダの浜」!シュノーケリングを満喫!!

【イダの浜への行き方】
船浮といえば「イダの浜」といっても過言ではないほどの、絶景ビーチがあります。船浮集落から約600m、徒歩15分で往来可能です。日帰りで船浮に来る人のほとんどが「イダの浜」目当て。それでも船でしか来ることができない陸の孤島だけに、人気ビーチでも混雑することはありません。

【イダの浜の楽しみ方】
イダの浜が人気の理由は、海の中が豊かでシュノーケリングを思う存分楽しめるから。サンゴも熱帯魚も生き生きしていて、水中遊泳がいつでも楽しめます。また湾状の海なので流れが少なく、穏やかなのも人気の理由です。そもそも西表島にはシュノーケリングが楽しめるビーチが少ないので、泳ぐためだけにここに来る人も多いです。

【泳いだ後に便利な情報】
手つかずの自然のままのビーチなので、シャワーなどの施設はありませんが、集落まで戻れば民宿や食事処のシャワー施設が利用可能(有料)。集落とビーチは徒歩15分程度で往来できますし、日帰りでも宿泊でも必ず集落には戻りますので、特に不便しません。ちなみにトイレは港の待合所にあって無料で使えますし、待合所では無料WiFiまであります(竹富町WiFi)。

イリオモテヤマネコ・戦跡・音祭り!他にも魅力満載!!

【イリオモテヤマネコ】
船浮集落には他にも見所満載。なんと、あの天然記念物「イリオモテヤマネコ」が初めて発見・捕獲された場所がこの船浮。その証明となる「碑」が船浮小中学校近くの資料室・西表館の入口脇にあります。ただしイリオモテヤマネコは発見も捕獲も諸説あります旨、ご理解願います。

【戦跡】
八重山諸島の中では意外と少ない戦跡も、この船浮集落にはあります。桟橋から集落とは逆方向にあるトンネルを抜けた先に、「日本軍壕」「要塞跡」があります。トンネルは桟橋の近くにあるので、船の待ち時間に気軽に行くことが可能です。

【イベント・音祭り】
毎年4月の第3日曜日に「船浮音祭り」というイベントが、この船浮集落で開催。沖縄では有名なシンガーソングライター「池田卓」さんはこの船浮出身で、イベントに毎回来てくれます。そのイベント開催日には人口わずか40人の集落に、10倍以上の観光客がやってきて、1年で一番の盛り上がりを見せます。船浮集落行きを計画する際は、「4月の第3日曜日」をお忘れなく!

<まとめ>「真の陸の孤島」を満喫しませんか?

同じ西表島でも船でしか往来できない船浮集落。しかもその西表島まで来るにも、石垣島などから船に乗る必要があります。さらに西表島内でも石垣島などからの船が発着する「上原港」から、船浮への船が出る「白浜港」まで約13kmも離れていて移動が必要。でもその港間の移動は心配ご無用。上原港までの船会社が、白浜港まで無料で送迎。双方の船の時間に合わせて送迎バスが運行されていますので、行きも帰りも安心です。

石垣島から船で渡り、西表島でもバスで港間を移動して、さらに船に乗らないとたどり着けない「船浮集落」。人口わずか40人の小さな集落ですが、溢れんばかりの魅力が満載です。観光客だらけの場所はもう卒業。船浮集落に渡って「真の陸の孤島」を満喫しましょう!!


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