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那覇から約2時間の船旅!渡名喜島への日帰りは4〜10月の金曜限定!!

「渡名喜島」って聞いたことがありますか?沖縄本島と久米島との間にある離島で、大きさは竹富島より一回り小さいぐらい。人口は約400人。島には空港はなく、往来は船のみとなっています。船は那覇と久米島との往来の途中に、渡名喜島に立ち寄る感じです。しかしその船が時期と曜日によって運行が異なり、那覇から渡名喜島へ日帰りできるのは4月から10月までの「金曜限定」

つまり年間を通しても、2016年で「31日間」しか日帰りできる日がなく、沖縄の中でもかなりレアな離島なんです。その分、のどかさはナンバーワンレベル。中でも渡名喜島の集落は国の「重要伝統的建造物群保存地区」にも選定されており、古き良き沖縄の町並みを味わうことができます。

国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定!本物の古き良き集落がある島

沖縄らしい古き良き町並みと言えば、赤瓦の屋根にサンゴの石垣、舗装されていない白い砂の道に緑豊かなフクギ並木。渡名喜島の集落にはそれらが全て揃っています。しかもテーマパークのような作り込んだ感じは全くなく、まさに昔のままの姿を今でも望めるのが渡名喜島なんです。

中でも「沖縄で一番短い県道」こと、わずか25mの県道188号線(渡名喜港線)から続く村道1号線は見物。フクギ並木の道には赤瓦の沖縄古民家が並び、そして道の両脇にはフットライト。夜になると町並みが綺麗にライトアップされます。もちろん、フットライトは夜にならないと点灯されませんので、日帰りでは望めません。島に泊まった人限定です。

集落の目の前が絶景ビーチ「東り浜」!海も集落も一望できる展望台有り

渡名喜島は南北に延びる島で、島の北側と南側に高い山が有り、その2つに挟まれた谷に集落があります。またその集落も島の西岸から東岸まで繋がっており、沖縄でも珍しい2つの海を繋ぐ集落なんです。ちなみに西岸は港があり、東岸には絶景ビーチ「東り浜(あがりはま)」があります。東岸のビーチなので、太陽が上がる海ということでこの名前がついています。

またこの絶景ビーチと集落も一望できる「上ノ手展望台」が、集落北の山の中腹にあります。集落からすぐに行くことができる展望台で、東り浜を見るならここが一番。また東だけではなく西も望める展望台なので、夕日の名所でもあります。そして展望台には『夕日に向いてこの丘から二人の愛を誓い祈れば必ず願いはかなう』という云われもあります。でも夕方前には船が島を発ってしまうので、夕日は日帰りで望めません。島に泊まった人限定です。

島最高峰の大本田展望台!どこかで見た無人島「入砂島」が望める絶景ポイント

渡名喜島にはタクシーもバスもありませんが、エコカーと呼ばれる1人乗りのレンタル電気自動車があります。レンタサイクルもありますが、集落以外はほぼ坂道の渡名喜島ではエコカーが断然おすすめです。エコカーなら南側にある島最高峰の「大本田展望台」にも簡単に行くことができます。

この展望台からは慶良間諸島などの島々が望めるだけではなく、渡名喜島近海の無人島「入砂島」も一望できます。この入砂島の光景はNHK朝の連続テレビ小説「ちゅらさん」のオープニングで利用されたので、見たことがある人も多いでしょう。でも展望台まではものすごい坂道なので、日帰りでも泊まりでも、エコカーを借りて行きましょう!

長澤まさみ主演の映画「群青」のロケ地!島にはセットも資料館もあり!!

長澤まさみさんと佐々木蔵之介さんが出演した、2009年公開の映画「群青」は、渡名喜島でロケが行われました。島にはその時利用したロケ場所が多く残っています。また「映画・群青 資料館」なるものもあり、映画で利用された小道具なども展示されています。資料館は常時開館していませんので、見学希望の方は渡名喜村役場へ事前に連絡しておきましょう。

また島に泊まれば、撮影時に長澤まさみさんと佐々木蔵之介さんが宿泊した時の話も聞くことができます。運が良ければ出演者達と同じ部屋に宿泊できるかもしれません。日帰りもいいけど、宿泊すればさらにいろいろな楽しみがある渡名喜島です。

ちなみに島には宿が4つしかなく、長澤まさみさんが宿泊されたのは「民宿ムラナカ」さんというところです。

<まとめ>日帰りしにくさが「のどかさ」を演出!渡名喜島はのどかな離島の最後の砦

渡名喜島は小さな離島なので、島巡りだけなら日帰りでも十分楽しめます。またエコカーを使えば、アップダウンの激しい場所も含めてくまなく回ることができます。でも渡名喜島への日帰りは4月から10月までの金曜日限定。もちろん泊まりなら1年中往来可能です。泊まりなら帰りの船の時間を気にすることなく、心置きなくのんびりできることでしょう。

観光名所は少ないけど、他の島にはない「のどかさ」がいっぱいある渡名喜島。沖縄ブームで離島でも混雑している昨今、この渡名喜島の「のどかさ」は最後の砦。本当の「のどかさ」を求めるなら、沖縄では渡名喜島が一番おすすめです。

<参考>映画「群青」を観たい方はこちら

群青 愛が沈んだ海の色 [DVD]


渡名喜島の地図

渡名喜島の観光情報/ホテル・民宿情報

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