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石垣島で雨なら「黒島」へ渡ろう!

石垣島で雨の時は「竹富島日帰り」が定番ですが、実は「黒島」も雨でもかなり楽しめます。ただし黒島自体は竹富島の何倍も大きいので、さすがに雨の日に島巡りは厳しい。でも黒島なら黒島港と宮里海岸までの「約2km」の範囲だけでも十分楽しめます。

約2kmなら徒歩でも約25分。黒島ならアップダウンもなく、途中の道も「牧場の中の一本道」で超のどか。竹富島のように雨でも観光客がうじゃうじゃなんてことはないので、のんびり離島の雰囲気を味わえます。

雨の黒島なら「黒島研究所」へ直行!

石垣島から黒島までは「高速艇で約30分」。1日4〜5往復あるので気軽に日帰りできます。黒島で泳ぐ場合こそ1日必要になりますが、雨の時など泳ぎなしなら半日でOK。午前は竹富島、午後は黒島なんてスケジュールがおすすめです。

そして黒島に着いたら、雨がなければレンタサイクルを港近辺で借り、雨なら歩いて島中央へ伸びる道へ進みましょう。港から伸びる一本道を進めば「宮里海岸」まで直通。そこから脇道に入った先に、雨でもおすすめの「黒島研究所」があります。

黒島研究所は建物外でも楽しめる

黒島研究所は宮里海岸がある集落から、少し離れた未舗装路の奥にあります。黒島港からの一本道で宮里海岸入口に突き当たったら、「右の未舗装路」へ入ります。そのすぐ先に「旧黒島マリンビレッジ」のコテージがあり、その先に黒島研究所の建物があります。

実は黒島研究所自体は有料施設。入館料がかかりますが、でも無料の屋外にも見所あり。黒島研究所の建物の周りが池になっていて、なんと「サメ」が悠々と泳いでいます。沖縄近海でよく見る「レモンザメ(多分)」。ちょっと怖いですが、小さいので多分大丈夫w

さらに黒島研究所入口には大きな水槽があり、熱帯魚はもちろんのこと「小さなウミガメ」が泳いでいることもあります。海で見ることができるウミガメは、ほとんどが「親亀」「子亀」を海で実際に見ることはほぼ不可能なんです。でも黒島研究所なら気軽に眺めることができてしまいます。

黒島研究所は有料も受付までは課金なし

黒島研究所に入ると受付カウンターがあります。ここまでは無料。左右の展示室や飼育室へ行く場合は有料になります。なのでここで黒島研究所の人と話をするだけなら課金なしです。施設内に入る場合はここで研究所の人を呼んでお金を払います。

黒島研究所「左」資料展示室 屋内

黒島研究所の受付から左が「資料展示室」。黒島に関係がある海のものから陸のものまで満載。特に珊瑚礁の標本は、このサイズで原型をとどめたものがあるのは非常に珍しい。

さらにビックリするのが「宇宙からの漂流物」なる展示。おそらく黒島に海に流れ着いた人工衛星などの破片かと思いますが、かなり巨大です。でももしかしたら単なる飛行機の破片かもしれませんけどねw(大気圏で燃え尽きずに原型をとどめている可能性は低いので)

そして圧巻なのは「ウミガメの標本」。巨大なものから小さいものまであり、種類もアオウミガメやタイマイなどいろいろ。でもやっぱり黒島研究所に行ったら「生きているウミガメ」に逢いたいですよね。

黒島研究所「右」生物飼育室 屋内

資料展示室から受付に戻り、黒島研究所の受付の右に行くとあるのが「生物飼育室」。まさに生きた黒島の生物が飼育されている部屋です。基本的に大小様々な水槽が並ぶ部屋です。

生物飼育室の小さな水槽には、滅多にお目にかかれない、いや、お目にかかりたくない「ウミヘビ」「ハブ」も展示。でもウミヘビは、沖縄の海では結構頻繁に見ますし、遠くから見る分には危害はありません。ただハブは陸上で見たら既に危険な状態。水槽越しに見るだけにしたいものです。

黒島研究所の生物飼育室では、沖縄らしい熱帯魚も展示。中でも人気の「カクレクマノミ」は必見。水族館でも必ず展示されていますが、黒島研究所でも生き生きしたカクレクマノミを見ることができます。

そして生物飼育室の中でも必見は「ウツボ」。かなり凶暴な生き物なので、海で見た場合はかなりの恐怖。なにせこの「厳つい顔」ですからね。もちろん、黒島研究所なら水槽越しに見るので安心です。でもやっぱり顔が怖いw

黒島研究所「右」生物飼育室 屋外近辺

黒島研究所の生物飼育室からは屋外にも出ることができます。屋外にはさらに大きな生き物が飼育されています。基本的に大きな水槽は「ウミガメ」が飼育されており、まさに水槽の大きさ毎に大小様々な生きているウミガメに逢うことができます。

大きな水槽には、水槽が小さく感じるぐらいの大きなウミガメがバシャバシャ泳いでいます。飼育されているからなのか、人が来ると寄ってきます。でも勝手に餌を与えては絶対に駄目ですよ(食べていいものとダメなものがあります)。

ウミガメの種類も様々で、甲羅も模様が綺麗なウミガメもいて、見るだけでも楽しいです。そもそもウミガメをこんなに間近で見ることができるのは、水族館でもなかなかありません。ただし触るのは厳禁。人の体温は海の生物にとっては熱湯レベルであることを考えましょう。

さらに「子亀」もいっぱい。一生懸命泳いでいる姿が愛らしい。子亀を自然の海で見ることはまずありませんので、この姿はまさにレアもの。黒島研究所ならではの光景と言えるでしょう。

黒島研究所残りの見どころ

黒島研究所にはウミガメなど海の生物以外もいろいろ。特に「ヤシガニ」は圧巻のサイズ。独特な青色の甲羅にも注目です。でもどことなくヤシガニは「美味しそう」に見えるのは何故だろう?(ヤシガニ料理は食べたことないけど)

さらに黒島研究所には「クジャク」も飼育。でも黒島でクジャクは、農作物を荒らすことで駆除対象。マングースと同じで、人間が勝手に持ち込んで繁殖してしまい駆除という悲しい存在。未だに黒島には野生のクジャクもいるらしい…

以前は黒島名物「黒島研究所限定・カメロンパン」なるものも!?

以前は黒島研究所名物「カメ ロンパン」も受付で販売(背後の「うみがめ〜る」なる書籍も気になりますがw)。さらに一時期は「雄バージョン」「雌バージョン」もありました。しかもクジャクのタマゴを利用したものもあったりして、まさに黒島ならではの名物でした。でも今は販売中止中。

「カメ ロンパン」が現在販売中止になっているのは、製造元の「黒島・パームツリー」が休業中だから。っていうか多分廃業してしまったので、カメ ロンパンの復活は当分ないかもしれません。

といっても亀の形のメ ロンパンは、最近は沖縄だけではなく全国的にもありますよね。でも生きているウミガメにも逢うことができる「黒島研究所」だからこそ意味があったカメ ロンパン。復活を期待しています(可能性はほぼ無いけど)。

夏場はライフジャケットも無料でレンタル

黒島研究所は黒島の海のことを知り尽くしていることから、その海の危険性も熟知。とかく黒島はシュノーケリングの名所もあって、毎年事故も多いのも現実。その事故を少しでも減らそうと、黒島研究所では「無料ライフジャケットレンタル」もやっていました(現在は不明)。

シュノーケリングでの事故では、そのほとんどは「ライフジャケットを適切に着用していれば防げたもの」。もちろんライジャケレンタルだけなら入館料は必要ありませんが、レンタルをやっているか否かは事前に確認しましょう。

<まとめ>雨でも晴れでもウミガメ好きなら黒島研究所に行くべし

海の中でウミガメに遭遇するとかなりの感動も、野生だけあって近くで見ることはなかなかできません。さらに子亀ともなると野生のものを見るのはほぼ不可能。でも黒島研究所なら子亀から親亀まで気軽に見ることができます。雨でも晴れでも、黒島研究所ならウミガメに必ず逢うことができます。

石垣島で雨の際は、川平湾まで行ってグラスボートに乗るよりも、黒島に渡って黒島研究所で海の生物を満喫するのがおすすめです。しかも雨が上がればそのまま海で泳げるのもメ リット。梅雨時期に海を楽しむなら「黒島」は断然おすすめですよ。

<参考>黒島研究所 基本情報

<住所>〒907-1311沖縄県八重山郡竹富町黒島136 NPO法人日本ウミガメ協議会付属 黒島研究所
<電話>0980-85-4341
<開館時間>9:00-18:00(4-9月)/9:00-17:00(10月-3月)
<定休日>年中無休
<入館料>500円(以前は300円だったけど)
<公式HP>http://www.kuroshima.org/


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