Re: 離島情報
投稿者:管理人
投稿日:2006/09/18 05:51 (No.12647)台風13号の被害情報、ありがとうございます。
石垣島以外の島はやはり人手が少ないので、復旧も時間かかりそうですね。なかでも直撃を受けた西表島、島が大きいのに加えてその被害も大きそうなので、復旧にも時間がかかりそうですね。特に船浮にもなると想像もつきません。あと波照間島や鳩間島のようにさらに離島になると、その復旧はさらに時間かかりそうですね。しばらくは観光客を受け入れるどころではないと思います。
まずはライフラインと通信手段の復旧。それを切に願うばかりです。通信手段すらたたれているところも多いので、島の状況もなかなか分からないのが辛いところです。
台風の高波による海岸線の浸食、そして漂流物によって離島の海岸線はかなり変わってしまっている可能性がありますね。あと農作物の被害は甚大で、ほぼ全滅に近い状態とも聞きますので。家屋の倒壊も徐々にその状況が分かってくると思いますが、報道で伝えられている情報なんてほんの一部なんでしょうね(昨日の時点で9軒の全壊)。
Re: 離島情報(続報)
投稿者:ひろ
投稿日:2006/09/18 10:45 (No.12655)小浜島小中学校においても窓ガラスの破損等、製糖工場の一部倒壊、煙突の倒壊、電柱の倒壊があり、島内の移動は倒木や木々の散乱で移動しにくい状況。
小浜から見える西表島の外周道路で、土砂崩れの後が確認できるとのことです。
Re: 離島情報
投稿者:nk
投稿日:2006/09/19 01:40 (No.12690)13日からの小浜島滞在から東京に戻ってきました。
台風前に島内の観光バスツアーで「あれは製糖工場の煙突」と紹介された
黒い大きな煙突が、帰りに港に向かう道中見当たらないので、
あれ?どうしたんだろう、と思っていたら工場の脇に倒れていました。
かなり大きな煙突で、島のシンボルというか産業の中心であろうかと思いますが、気の毒としかいえません。
台風襲来中の夜はそれはもう大変な風雨で、外に少し出ると激烈に雨が風に巻き上げられてきました。5秒もたたないうちに室内へ逃げ帰りました。
停電・断水してましたが、昨日石垣島に立ち寄った際もある施設に電話をしようとしたところ電話が通じず、きっとまだ停電しているんだろうと思いました。
昨夜泊まった石垣島のホテルも電気は来ていましたが(自家発電?)夜から朝までは(自主的に?)断水していました。
小浜島同様、道に大きな木がなぎ倒されて車の通行に支障が出ており、町の方々は
復旧作業に励んでいらっしゃいました。
おそらく復旧まではずいぶん時間がかかると思いますが、
人手も少なくお年寄りも多いと思いますので、大変心配です。
Re: 離島情報
投稿者:管理人
投稿日:2006/09/19 08:09 (No.12711)小浜島から見える西表島ってことはおおよその場所が分かりますが、西表島唯一の幹線道路が寸断されている可能性もありますね。野原あたりだと思いますが、あの場所だと波の影響がモロありそうですので、どういう状況になっているか心配です。大原〜上原間の交通網だけではなく、その他の場所でも同じような自体に陥っている可能性もありますので。
それはさておき、無事に戻られたようなので何よりです。煙突の倒壊もしかりですか、3年前の宮古島での風力発電の倒壊はもっとショッキングでした。それと同じような状況が今八重山で起きているかと思いますと、心が痛みます。
ちなみに断水は島そのものの判断で夜から翌朝まで行われていたらしいです。っというのも水を運ぶポンプが停電のため使えなかったので、そのような処置に踏み切ったらしいです。給水車も出ていたらしいですからね。電気を失うと様々な面での影響が出てしまいますね。
この台風の後に行かれる場合は、小さな事でもいいので島の復旧の手助けになることをするように心がけて欲しいものです。よろしくお願いします。
Re: 台風の爪あとよりも心の問題かな
投稿者:ひろ
投稿日:2006/09/22 22:55 (No.12823)今回の台風13号の被害は、八重山諸島に多大な被害をもたらしましたね。竹富島の青い海、白い砂浜の海岸に花々の咲き乱れる雰囲気、僕もとても印象が強い島でした。しかし、この台風により一変し、白い砂浜の砂が吹き飛び、岩が露出、花々も強い潮風の影響で跡形もなく枝だけの無残な姿に・・・。小浜島でも青々した大岳の木々も吹き飛ばされ、茶色に枯れた葉を残すだけの山。まさに台風=自然の恐ろしさを知らしめてくれました。
島の友人は、島民は今ライフラインの復興が進み、ほっと一息ついているそうですが、でも時間の経過とともに、自分の置かれた現実に直面したとき、農業で生活している人は、壊滅した農作物と今後大きな影響がある塩害の被害、漁業で生活している人は、荒れた漁場の現実と船を失った人は今後の生活を、観光で生活している人は、荒廃した島の現実を見聞きし観光客が離れていくであろう現実を・・・、どう受け止めていくのか、まさに試練がくるのではないだろうか、青い海、青い空、美しい島々をめざしてくる観光客は、現実の島の状況をみて、ほかの島に行き先を変えることはできても、八重山で生きていく島民はその選択ができないいんだよ、とボソッとつぶやいていた言葉は、まさに僕の胸に突き刺さりました。
たしかに、ここで、情報を提供することは、台風来襲前の島の状況なら、楽しく旅をする上で貴重なものですが、今まさに被災した島民の暮らしを考えるとどうかと思う反面、島の復興には観光収入がなによりも必要だという矛盾・・・。観光で生きている八重山の島での生活の難しさを考えさせられました。
Re: 離島情報
投稿者:管理人
投稿日:2006/09/23 06:15 (No.12834)管理人も台風のあと、離島へ行くことを勧めるべきか止めさせるべきか悩みに悩みました。そして出した決断はやはり離島へ行ってもらい、現実を知ってもらうこと。そして離島の復旧の少しでも役に立つことを選びました。でもあまり観光!観光!しないで島の人の流れに乗って過ごしてもらいたい。そう思いました。
農作物や漁業などの地場産業や、自然の状態をすぐに戻すことはできないと思いますので、せめて観光客の足が離れないようにするのが、今できることと思いました。一番怖いのは、地場産業が壊滅的になる中、さらに観光客の足が遠のくことかと思いまして。
島の自然は失われても、島の人の温かさや島ののんびりした空気はそのままだと思いますので、離島の本当の良さを知って頂けるのではないかと思いまして。八重山にしかないものを感じてもらえればと思います。
今私たちでできること。島に行って、島の現実を知って、島の復旧の少しでも役に立つことをすること。そして離島からみなさんの足が遠ざからないようにするかと思っています。
Re: 離島情報の必要さを実感します
投稿者:ひろ
投稿日:2006/09/23 07:22 (No.12836)管理人さんの言うことおっしゃるとおりです。でも本当に情報の少なさは驚くほどですよね。関東に住んでいると、全くと言っていいほど離島の情報はありません。当然台風の被害情報など皆無で、個人でこうしたネットを通して知るだけです。
だから余計に、八重山の離島を目指す人は憧れを抱いて訪島するのでしょうが、今は全く180度以上状況が変わっていることを知らない分、ショックを受けてしまったり、他の投稿にあるようなトラブルも起こるのでしょうね。正直旅行会社の反応はすばやく、多分一時的だと思いますが、八重山方面のチラシが撤去されているように感じます。
正確な島の状況、島の生活、復興にむけた取り組みを伝えていかなければならないのでしょうね。
一番怖いのは、我々もそうですが、夢として抱いている島のイメージと今の島の被災した現実のギャップをどう理解してもらえるのか・・。
やはり、正確な島の情報が必要だと実感している、今日この頃です。
Re: 離島情報
投稿者:管理人
投稿日:2006/09/24 05:25 (No.12850)旅行に理想を描くのは構いませんけど、でもいろいろな手段で現実も予め知って欲しいです。とかく旅行代理店のパンフレットなどでは良いことばかり書いていますが、そんな方もネットなどで現実をよく理解してから行って欲しいと思います。旅行代理店もこのような状況をきちんとお客に伝える義務があると思うんですけどね。今回の状況を見ているとどうしてもそれが感じられない気がします。
八重山方面のパフレットやチラシを片づけるのではなく、現在の状況をもっと広く知ってもらうためのことをして欲しいものです。それが旅行代理店の役割じゃないんでしょか?良いものばかりを見せて、見せたくないものは隠す。それはちょっとおかしい気がします。
あとは行かれる方のモラルです。台風の被害でいろいろ不自由になった島の状況に当たったりするのはおかしいです。海でのマナーもしかり、一番問題なのは行かれる方のモラルだと思います。「島に訪れさせて頂いている」という気持ちを持って、島では行動して欲しいものです。観光客は神様でも殿様でもありませんので。
▽“ひろ”さんの「離島情報」に対する返信