豆知識としてですがゆいレール以前に、大正3年から昭和19年まで沖縄にも鉄道がありました。那覇市を起点に与那原、嘉手納、糸満までの間、日常交通やサトウキビの運搬に利用されていたのです。これも戦時中の畳一畳に3発という砲撃で破壊されてしまい、その後の沖縄は貧しい生活が続いていたことのもあって、鉄道の復活どころかバスやタクシーに交通手段が依存するようになっていったのです。ゆいレールは渋滞の解消が目的で作られましたが、地元の人には切符の買い方でさえフォローが必要な状態です。長期的にはゆいレールも沖縄市まで延びる計画がありますが、沖縄の鉄道は土地の人に受け入れられるのでしょうか。
ゆいレールについては、正直「観光客用」という感じで、地元の人も学生は利用しているみたいですが、それ以外はあまり利用されている感じはしないですね。なので首里から先の延長についても果たして利用されるか否か、ちょっと疑問ですね。首里以降は観光地には行きませんからね。正直、首里から西原や沖縄市方向へ行くより、観光立県と割り切って宜野湾や北谷方面に向かった方がニーズはありそうな気がしますけどね。国道58号線の慢性的な渋滞を解消する意味でも。そしてゆいレールが出来てから渋滞が解消された感じはほとんど無いような気がします。それ以前にタクシーやレンタカーが時代の流れとともに増えて、状態がさらに悪化したような気さえしますね^^;ちなみに沖縄の鉄道(電車ではなく)は、自動車時代になって淘汰されて、戦前には完全に停止。戦争で破壊されたものもありますが、戦後の道路整備にともなって消滅したらしいですね。でもその名残が昭和50年代まで南大東島まで残っていたらしいです。現在の沖縄の場合は、300m先のコンビニでさえ車で行く生活習慣になっちゃっていますので、駅まで歩いてしかもホームまで階段を上るということが果たして出来るか否か・・・。やっぱり電車は乗り慣れた本土からの観光客向けになっちゃうんでしょうね。