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最初は塔ノ岳を目指し、一気に1200m登山

標高差1200mもの本格的な登山を、都心からわずか1時間半でできる丹沢山地。その中でも中心に位置する「丹沢山(標高1567m)」は夏登山におすすめです。序盤は緑豊かな森を進むコースで、夏でも涼しさを感じながら登山ができます。

丹沢山を目指す場合、まずは「塔ノ岳(標高1491m)」を登って縦走します。登山口の大倉(標高290m)から登りはじめ、塔ノ岳頂上まで一気に1200mの本格登山。ガレ場もありますが、階段が整備されている場所も多いので、意外とスムーズに登ることができます。山小屋が途中に何ヶ所かありますので安心。小休止しながら、まずは塔ノ岳頂上を目指しましょう。

大倉登山口から塔ノ岳頂上までは、標準的な登山で約3時間半〜4時間。景色が開けた頂上では、富士山も望めます。塔ノ岳までの登山は人気で、頂上は混み合うこともありますが、その先の丹沢山へ向かう人は少なく夏でも穴場です。

塔ノ岳から丹沢山までは絶景縦走

丹沢山までの縦走路入口は、塔ノ岳山頂にある「尊仏山荘」に向かって左側にあります。塔ノ岳山頂からは丹沢山以外への縦走路もあるので、案内板をしっかり確認し、間違えないようにしましょう。

塔ノ岳から丹沢山までは、山の尾根を通る「縦走」になるので、標高差はわずか76m。ただしアップダウンが繰り返されるので、累積標高差はその数値以上。それでも大倉登山口から塔ノ岳山頂までに比べれば楽々です。景色が開けた山頂尾根を通るので、絶景を楽しみながら縦走登山ができます。

塔ノ岳山頂から丹沢山頂上までは、標準的な登山で約1時間〜1時間半。登山道には木道/ウッドデッキが整備されている場所も多く、ハイキング気分を味わいながら縦走登山ができます。そしてその木道の終着点が、丹沢山の頂上になります。

夏でも空いてる丹沢山頂上は快適

最初に到達する塔ノ岳山頂は、夏場になるとかなり混み合うこともありますが、丹沢山頂上は夏でも空いている穴場です。山頂には山小屋もありますし、休憩にうってつけのベンチもあって快適に過ごすことができます。丹沢山頂上は木々が多く、塔ノ岳山頂ほどの景色は開けていませんが、塔ノ岳より標高が高い分、遠くの景色まで望めます。富士山もはっきりと望めることでしょう。

大倉登山口から丹沢山頂上までは、標準的な登山で約5時間半〜6時間。帰りは下りなので、行きより短い時間で下山できます。登下山トータルでは約9時間なので、都心からでも気軽に日帰り登山ができる丹沢山です。

<丹沢山の基本情報>
住所:神奈川県足柄上郡山北町玄倉
アクセス:小田急小田原線で新宿駅から渋沢駅まで約1時間10分、神奈川中央交通バスで渋沢駅北口から大倉入口まで約8分
標高:大倉登山口290m〜塔ノ岳1,491m〜丹沢山1,567m
標準登山時間:往復約9時間

<まとめ>万全の対策で丹沢山を夏登山

都心から気軽に本格登山ができる丹沢山ですが、それでも万全の準備で臨みましょう。登山靴はもちろんのこと、夏登山でもできる限り肌を露出させない服装で怪我防止。さらにフェイスガードやバフを着用し、登山者同士が安心できるように「密対策」をして臨みましょう。

また大倉登山口のビジターセンターには、登山届(登山者カード)が設置されていますので、登山前には必ず記入して投函しましょう。そして登山道では登り優先。譲り合いの精神で密にならないように心がけ、丹沢山での夏登山を楽しみましょう。

2020年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

<参考>塔ノ岳・丹沢山登山GPSログ

(大倉入口から塔ノ岳経由丹沢山山頂往復のGPSログ)


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