石垣島は離島巡りの拠点!最初にレンタカーで巡ろう
旅行クチコミサイト“トリップアドバイザー”でも、2年連続で「人気上昇中の観光地」世界一に選ばれた石垣島。新石垣空港こと「南ぬ島石垣空港」が2013年に開業してからは、さらにアクセスしやすくなった離島です。そんな石垣島の周辺には、有人島から無人島に幻の島まで様々な離島があり、石垣島を拠点にすればいろいろ楽しめます。
石垣島からの離島巡りで拠点となるのが、2007年に開業した「石垣港離島ターミナル」。石垣島周辺の離島へ渡る船が発着するターミナルで、早朝から夕方までたくさんの船が行き交います。またターミナルは石垣島の中心街にあるので、石垣島観光としても拠点にもなります。
<石垣島>
10島巡りの最初はやっぱり「石垣島」。他の離島を巡る前に楽しみましょう。レンタカーを借りれば、1日でくまなく巡ることができます。絶景なら「川平湾・平久保崎・玉取展望台」、海なら「底地ビーチ・米原ビーチ・白保海岸」がおすすめ。石垣島は西側から時計回り(右回り)に巡ると、景色が逆光にならず綺麗に望めます。
竹富島・小浜島・黒島は1日2島も可能!レンタサイクルで巡ろう
<竹富島>
石垣島から船でわずか10分の竹富島。30分に1本の間隔で船が出ているので、石垣島から最も気軽に行くことができる離島です。竹富島と言えば、赤瓦の古き良き沖縄らしい街並み。さらにコンドイビーチや星砂の浜など、絶景ビーチもたくさん。レンタサイクルを借りれば、半日でくまなく巡ることができます。
<小浜島>
竹富島と併せて行きたいのが小浜島。その理由は石垣島に戻らず、相互の島を直接往来できる便があること。また島には朝の連続テレビ小説「ちゅらさん」のロケ地が多く残っていて見所も満載。アップダウンがかなりある島なので、島巡りには電動アシスト付きレンタサイクルがおすすめです。こちらも半日でくまなく巡ることができます。
<黒島>
半日でくまなく巡ることができる離島がもう1つ。島全体が牧場になっていて、島民より牛の数が多いと言われる「黒島」です。坂が全くない島なので、レンタサイクルには最適。さらにシュノーケリングの名所もあり、泳ぐのも楽しい黒島です。島巡りだけなら半日、泳ぐなら1日かけるのがおすすめです。
西表島・鳩間島・波照間島は1日かけてじっくり巡ろう
<西表島>
実は石垣島より大きい西表島。島東部「大原港」、島西部「上原港」と港も2つあるので、行かれる際はどちらの港か注意しましょう。西表島と言えば亜熱帯のジャングル。ジャングルクルーズから滝巡りなどアクティブに楽しめます。西表島は最低でも1日、できれば島に宿泊して数日かけて楽しむのがおすすめ。島巡りにはレンタカーが必須です。
<鳩間島>
西表島の北に浮かぶ、人口わずか50人程度の鳩間島。一周約3kmしかない島で、半日もあれば歩きでくまなく島巡りできます。島のどこへ行っても星の形をした「星砂」が拾えることで人気です。ビーチも充実していて、泳ぐなら1日あっても足りないほど。ドラマ「瑠璃の島」の舞台となった島で、ロケも行われた鳩間島です。
<波照間島>
有人島で日本最南端の波照間島。石垣島から日帰りでも行くことができます。しかも1日3便以上船が出ているので、意外に自由度も高いです。波照間島では「日本最南端の碑」はもちろんのこと、絶景ビーチ「ニシ浜」が必見。「ハテルマブルー」とも称される、綺麗過ぎる海を望めます。1日かけてレンタサイクルで楽しみましょう。
与那国島・新城島・嘉弥真島はレアな島!飛行機やツアーで巡ろう
<与那国島>
日本最西端の与那国島。週2便、石垣島から船も出ていますが、片道4時間以上もかかるので、飛行機利用がおすすめ。石垣島からなら、1日3便出ているので日帰りも可能です。波照間島とともに日本の端っこにチャレンジしましょう。島は広くてアップダウンが多く、レンタカー利用がおすすめ。国境の島もあって他の離島とは違った雰囲気を楽しめます。
<新城島>
「神の島」とも称される神聖な島で、「あらぐすくじま」と読みます。。集落はあるものの定期便がなく、ツアーでしか行くことができません。新城島の人が主催するツアーなら、島内巡りも楽しめます。島周辺には豊かな珊瑚礁があり、シュノーケリングツアーも多く開催されています(島へ上陸できないツアーが多いので要注意)。
<嘉弥真島>
小浜島の北に浮かぶ嘉弥真島。住民登録している人はいますが定住者はおらず、民家もないので基本的に無人島です。ただ人はいませんが「ウサギ」はいっぱいです。島へは石垣島のホテル主催のツアーで行くことができます。限られたツアーでしか行くことができない島なので、まさに離島中の離島を味わえます。
おまけの「+2島」浜島・バラス島は地図にない幻の島
<浜島>
地図を見ると島名はあっても陸地がない「浜島」。その理由は砂浜だけの島で、満潮時にはそのほとんどが海に沈んでしまう、まさに「幻の島」。潮の干満によって島の大きさが変わる神秘の島で、ツアーなら気軽に行くことができます。地図に名称が載っているのは、島の岩場がかろうじて海から常に出ているからです。
<バラス島>
西表島と鳩間島の間にあるバラス島。こちらは地図には載っていません。その理由は珊瑚の殻の堆積でできた島で、陸地はないからです。大きな台風が来ると、島の位置や大きさが変わる、浜島とは別の意味で神秘の島。西表島と鳩間島から、シュノーケリングツアーで行くことができます。
<まとめ>6島への船が乗り放題!お得なチケットを利用しよう
石垣島を拠点として離島を巡る旅。いかがでしょう?しかし運賃が比較的リーズナブルな船でも、毎日乗ると出費が気になりますよね。実は石垣島を発着する定期便には「乗り放題チケット」があります。10島のうち6島に行き放題です。
しかも1日1往復乗船すれば、すぐに元が取れてしまうお得な価格。石垣島から船を出している「安栄観光」と「八重山観光フェリー」の船なら、どちらの乗り放題チケットでも乗船可能です(波照間航路のみ安栄観光の乗り放題チケット限定)。
与那国島・新城島・嘉弥真島の3つに加えて、おまけの浜島・バラス島は対象外ですが、それでも残りの6島へ行き放題の「乗り放題チケット」は、離島巡りにおすすめです。もちろん石垣島はこの乗り放題チケットがなくても自由に楽しめます。10連休で10島制覇、そしておまけの2つの幻の島。チャレンジしてみませんか?
<安栄観光の乗り放題チケットの基本情報>
アイランドホッピングパス
3日間 5800円(波照間航路込みだと10000円)
4日間 6800円(波照間航路込みだと11000円)
5日間 7800円(波照間航路込みだと12000円)
<八重山観光フェリーの乗り放題チケットの基本情報>
かりゆし周遊券
3日間 5800円(波照間航路は対象外)
4日間 6800円(波照間航路は対象外)
<各航路運賃の基本情報>
石垣島=竹富島 片道690円/往復1330円
石垣島=小浜島 片道1220円/往復2340円
石垣島=黒島 片道1320円/往復2530円
石垣島=西表島大原 片道1800円/往復3440円
石垣島=西表島上原 片道2360円/往復4510円
石垣島=鳩間島 片道2360円/往復4510円
石垣島=波照間島 片道3550円/往復6790円(安栄観光限定)
竹富島=小浜島 片道1180円/往復2260円
西表島上原=鳩間島 片道890円/往復1700円
西表島大原=小浜島 片道1620円/往復3100円
西表島大原=竹富島 片道1670円
西表島大原=波照間島 片道1770円(安栄観光限定)
2019年2月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。