<スポンサードリンク>

<スポンサードリンク>

ドキドキ感が超すごい「奄美大島・曽津高埼灯台」

最初に紹介する灯台は、奄美諸島の中でも最もインパクトが大きい、奄美大島西端にある「曽津高埼灯台」「そつこうさき」と読み、地名をとった「西古見灯台」という別名もあります。とにかくこの灯台のすごさはその立地。「この先に灯台有り」という案内から悪路を進むこと約1km。そしてたどり着いた入口らしき場所からは、なんと高さ150mもの断崖絶壁も1km近く歩かないとたどり着けません。しかもその道は幅1mに満たないもので、手すりも何も無し。冒険のレベルを超えたすごい灯台への道のりです。

そもそもこの灯台がある場所は、この海域における交通の要所で、曽津高埼灯台はなんと奄美諸島の中で最も歴史がある灯台。明治29年に最初のものが建設され、現在は昭和63年に建て替えられたものになっています。灯台がある場所への道のりも、奄美空港からだと約92km、中心街の名瀬からでも62kmもあり、その途中の道はカーブとアップダウンだらけ。灯台自体への道のりもすごいですが、灯台がある場所への道のりもすごいです。

あらゆる意味でインパクトは奄美ナンバーワンの「曽津高埼灯台」。これ以上ないドキドキ感を味わえること間違いありません。

【曽津高埼(そつこうさき)灯台概要】
<初点灯(最初に点灯した日)>明治29年11月1日
<場 所>鹿児島県大島郡瀬戸内町(曽津高埼)N28-15-17・E129-08-14
<灯 質>単閃白光 毎15秒間に1閃光
<光 源>メ タルハライド電球 75W
<光達距離>21.5海里(約40km)
<明 弧>323度から233度まで
<灯 高>平均水面上140m
<光 度>実効光度 21万カンデラ

奄美群島で一番古い灯台で、明治29年に台湾航路用の灯台として軍事費により建設されました。 当時の光源は石油を使用したもので、光度は、6500カンデラ。 昭和20年に爆撃を受け灯台や建物に壊滅的打撃を被り、現在の灯台は、昭和63年に建て替えたものです。平成17年11月に商用電源から太陽電池を電源とする機械に交換、クリーンエネルギーを使用して地球温暖化対策を行いました。 

灯台よりもそこからの景色がすごい「奄美大島・笠利埼灯台」

奄美大島の最北端にあるのが「笠利埼灯台」。この先はトカラ列島になるので、まさに奄美諸島最北端です。奄美空港からは約13kmと、比較的アクセスしやすい灯台。高台にある灯台本体までも階段があるので、気軽にたどり着くことができます。

灯台そのものはインパクトは強くありませんが、灯台近くで振り返って見た景色がすごいんです。眼下には透明度の高い奄美の海、そしてその先には奄美大島の東岸が一望できます。

灯台から望める絶景は、奄美諸島の中でもナンバーワンレベル!しかし2017年1月現在、灯台へ登る階段には「立入禁止(奄美海上保安部)」の表示がありましたが2021年現在は上まで行けるようになりました。でも灯台まで登らなくても周辺の海はとても綺麗なので、灯台と併せて周辺のビーチ巡りもしましょう!!

【笠利埼灯台(かさりさき)概要】
<初点灯(最初に点灯した日)>昭和37年3月31日
<場 所>鹿児島県大島郡笠利町 N28-31-46・E129-41-22
<灯 質>単閃白光毎15秒間に1閃光
<光 源>メ タルハライドランプ
<光達距離>20.5海里(約38km)
<明 弧>79°- 335°
<灯 高>平均水面上60m
<光 度>実効光度18万カンデラ

奄美本島最北端に位置する灯台。気象観測施設を併設し、毎時25分、55分の気象(風向、風速)の情報提供を行うとともに、ライブカメ ラが設置され、リアルタイムで灯台周囲の映像をパソコン及び携帯電話(静止画)で閲覧可能となっています。

青々した海でサーフィンができる「沖永良部島・国頭岬灯台」

奄美大島と沖縄本島の間にある沖永良部島。その北端にある国頭岬灯台がすごいんです。灯台そのものは道路脇にあって簡単にアクセスできますが、その脇から見た海の色がすごい。

奄美の離島ですが、沖縄に匹敵する青々した海が広がっています。しかもこの国頭岬は沖永良部島の中でも有名なサーフポイント。離島の海は波があまりなく、サーフィンはほとんどできませんが、この沖永良部島の国頭岬なら、南国らしい青々した海でサーフィンできます。

綺麗すぎる海の色、そしてサーフィンができるという意味でも、すごい場所にあるのがこの国頭岬灯台。しかも灯台は沖永良部空港のすぐ近くなので、今回の5選の中でも最もアクセスしやすい灯台です。

【国頭岬灯台(くにがみみさき)概要】
<初点灯(最初に点灯した日)>昭和48年2月12日
<場 所>鹿児島県大島郡和泊町(国頭岬)N27-26-01・E128-42-41
<灯 質>単閃白光 毎5秒に1閃光
<光 源>メ タルハライドランプ 150W
<光達距離>17.5海里(約33km)
<明 弧>97度から49.5度まで
<灯 高>平均水面上40m
<光 度>実効光度10万カンデラ

沖永良部島の北東端  空港に隣接している。 船舶気象通報の観測箇所となっており、30分毎に風向風速を観測して奄美海上保安部のインターネットHP等で提供している。

周辺のカルスト地帯がすごい「沖永良部島・矢護仁屋埼灯台」

沖永良部島西部の田皆岬にあるのが「矢護仁屋埼灯台」「ヤゴニヤ」と読み、地元では「ヤグニャ」ないし「ヤクニヤ」とも呼ばれます。灯台自体は岬にある一般的なものですが、その灯台の西に広がるカルスト地帯がすごいんです。

「奄美十景」にも選出されていて、カルストの岩の造形美には目を奪われます。まさに天然の彫刻の森美術館状態。しかもこのカルスト地帯は、テレビのバラエティ番組でロケも行われた場所。「とったどー!」と叫びたくなります。

ちなみに灯台はカルスト地帯へ続く遊歩道のスタート地点になっていて、灯台を基点にカルスト地帯を巡ることができます。岬を散策するのに、灯台はいい目印になっています。

【ヤクニヤ埼灯台(やごにやざき)】
<初点灯(最初に点灯した日)>昭和49年3月15日
<場 所>鹿児島県大島郡知名町(ヤクニヤ埼)N27-24-12・E128-32-13
<灯 質>群閃白光 毎7秒に2閃光
<光 源>LED
<光達距離>12海里(約22km)
<明 弧>全度
<灯 高>平均水面上71m
<光 度>実効光度 3,700カンデラ

沖永良部島は、その島の形状からマドロスパイプに例えられる。この灯台はパイプの煙が出るところ 田皆(たみな)岬にあり、地元の人は、ヤグニャ岬と呼んでいる。付近は珊瑚が垂直に隆起したもので、高さ40mの断崖となっており、奄美十景のひとつと数えられている。

岬から見える海の色がすごい「奄美大島・瀬戸埼灯台」

奄美大島と加計呂麻島に挟まれた大島海峡に佇む小さな「瀬戸埼灯台」。灯台自体は奄美大島にあり、奄美空港から約72kmの場所にありますが、奄美大島第2の町「古仁屋」からなら約2km。古仁屋市街に宿泊すれば散歩がてらに行くことも可能です。灯台そのものはとても小さいですが、灯台がある岬から見える景色がすごいんです。

南側には古仁屋市街が一望でき、そして北側を見ると大島海峡の綺麗すぎる海の色。大島海峡の中で、最も綺麗な海の色を望める場所といっても過言ではありません。

ガイドブックのみならず地図にも載っていない穴場中の穴場の「瀬戸埼灯台」。奄美大島南部へ行ったら是非とも立ち寄って欲しい灯台です。ちなみに同じ奄美大島南部の「曽津高埼灯台」は、この灯台から距離こそ約20kmですが、道のりはリアス式海岸を経由するので40km以上。そういう意味でも「曽津高埼灯台」はいろいろな意味ですごいです。

【奄美瀬戸埼灯台(あまみせとさき)】
<初点灯(最初に点灯した日)>昭和46年12月5日
<場 所>鹿児島県大島郡瀬戸内町(瀬戸埼)N28-08-59・E129-17-46
<灯 質>群閃白光毎6秒に2閃光
<光 源>LED
<光達距離>5.0海里(約9km)
<明 弧>全度
<灯 高>平均水面上41m
<光 度>光度 78カンデラ

古仁屋から篠川方向へ約2kmの瀬戸埼に位置し、付近は奄美群島国定公園となっています。

<まとめ>奄美の灯台はとにかくすごい!奄美の離島で灯台巡りの大冒険にチャレンジ!!

とにかく「すごい」の一言につきる奄美諸島の灯台。灯台そのものはもとより、その立地や景色がとにかくすごい。奄美諸島で灯台巡りをすれば大冒険になること間違いなし。他にも奄美にはたくさんの灯台がありますが、中でもこの5選はインパクトという意味ではダントツ!奄美の離島で灯台巡りの大冒険をして、「すごい」と叫ぼう!!

ちなみに奄美大島へは本州から直行の飛行機もありますが、他の奄美の離島へは奄美大島や沖縄本島などを経由して行くことになります。また奄美の離島間は飛行機の他に大型フェリーが毎日運行。船による奄美の離島巡りも可能です。奄美大島にLCCも就航し、人気急上昇中の奄美の離島で、灯台巡りの大冒険をしてみませんか?


奄美エリアの地図

奄美エリア 離島マップ
請島 請島 ハンミャ島 ハンミャ島 与路島 与路島 加計呂麻島 加計呂麻島 奄美大島 奄美大島 沖永良部島 沖永良部島 徳之島 徳之島 喜界島 喜界島

地図をクリック/タップすると離島の詳細情報ページが表示


旅行記/旅行ガイドの関連情報



<スポンサードリンク>


ページトップへ戻る