2016年11月1日「フェリーざまみ3」就航!従来の1.5倍にサイズアップ!!
沖縄には多くの離島があり、そのほとんどの島へは船での往来になります。中でも沖縄本島西の慶良間諸島は、空港こそあるものの定期便があるのは船のみ。慶良間には渡嘉敷島、座間味島、阿嘉島の3つのエリアがあり、どのエリアへも那覇の泊港から中型の高速艇と大型のフェリーでの往来になります。
高速艇は速くて時間がかからないものの、高波に弱くてとても酔いやすい。フェリーは移動時間こそかかりますが、高波にも強くて高速艇より酔いにくい。しかもフェリーなら船内がとても広いので、移動の時間も快適に過ごすことができます。
そんなフェリーですが、慶良間諸島の「座間味島」と「阿嘉島」へ行くものが、2016年11月1日に新造船になりました。その名も「フェリーざまみ3」。従来のフェリーの1.5倍に船がサイズアップ。さらに快適な船旅ができるようになりました。
フェリーなら座敷席有り!足を伸ばして寝て過ごせます!!
高速艇は飛行機のようなイス席しかありませんが、フェリーならイス席の他に広間の座敷席があるんです。もちろん足を伸ばしたり、寝転がることも可能。移動時間が長いフェリーですが、寝て過ごせばあっという間です。しかも新造船の座敷席は小分けされていて、プライバシーも確保。旧フェリーは大広間が1つあっただけのものでしたので、新造船は広間が小分けされ、快適性もレベルアップをしています。
イス席もレベルアップ!特に3階の屋外テーブル席がおすすめ!!
新造船はイス席もレベルアップ。室内のイス席も通常の前方を向いたものの他に、横を向いて海を眺めながら座ることができる席も登場。
しかもその横向きの席にはカウンターテーブルが備えてあって、テーブルにはコンセントも設置。加えて新造船には船内WiFi(無線LAN)も整備されているので、海の上でもインターネット接続が可能です。ちなみにWiFiは1回20分まで、1日4回接続可能です。
そしておすすめなのが屋外デッキにあるテーブル席。3階建ての船の3階部分にあるもので、屋外席ながらも日差しや風を遮る屋根がかかっていてとても快適。円卓のテーブルには固定されたイス席が6つ配置。イスも座りやすい布製です。テーブルは合計4つあり、もちろん先着4組限定。フェリーに乗ったら迷わず3階へ行ってテーブル席を確保しましょう!
フェリーで最初に到着するが阿嘉島!絶景橋がみなさんをお出迎え
フェリーだと那覇の泊港から阿嘉島まで1時間30分。座間味島へは阿嘉島経由で行くのでさらにもう30分かかって2時間で往来可能です。高速艇だと那覇の泊港からどちらの島も直通なら50分、経由便だと70分で往来可能です。フェリーだと高速艇の倍近い時間がかかりますが、船内の快適さはフェリーが高速艇の倍以上です。
そんなフェリーで最初に到着するのが、慶良間諸島の中でも最も穴場の阿嘉島。綺麗な海と絶景展望台がたくさんある離島で、のんびりするにはおすすめの離島です。そんな阿嘉島の顔となるのが「阿嘉大橋」。フェリーが発着する阿嘉港のすぐ近くにある大橋です。阿嘉島と隣の慶留間島とを結ぶ、綺麗な海や景色も望める絶景橋です。
フェリー折り返し地点の座間味島!ダイバーじゃなくても楽しめる離島です
那覇からのフェリーは、通常ダイヤだと阿嘉島経由で座間味島まで行きます。そのまま座間味島で折り返し、阿嘉島を経由して那覇に戻ります。折り返しの座間味島は、ダイビングのメ ッカ。1年を通してダイバーで賑わいます。でも島にはたくさんの絶景展望台が有り、また3つの無人島もあるのでダイバーじゃなくてもいろいろ楽しめる離島です。また阿嘉島と座間味島との間は、フェリーや高速艇以外でも往復できる「村内航路」と呼ばれる船が有り、片方の島に滞在しつつ、もう片方の島へ遊びに行くことも可能なんです。
<まとめ>高速艇より2000円も安いフェリー!費用対効果抜群の新造船で慶良間へ行こう!!
夏は安定した海の沖縄ですが、冬などのオフシーズンは荒れることが多いんです。波が高いと高速艇は欠航しやすいものの、フェリーなら結構リスクも低め。何よりフェリーなら高速艇より運賃が安い!2016年現在で高速艇だと、阿嘉島へも座間味島へも往復「5970円」のところ、フェリーなら「4030円」と2000円近く安い!!その分時間はかかりますが、フェリーなら新造船になって快適性がアップ!費用対効果は抜群です。
時間優先で旅をするのもいいですが、たまにはフェリーでのんびり船旅をしてみませんか?しかも新造船なら快適性も抜群。オフシーズンの沖縄旅行は新造船の「フェリーざまみ3」に乗って、慶良間の阿嘉島・座間味島でのんびり過ごしましょう。
<参考>フェリーざまみの新旧対比
<新造船「フェリーざまみ3」>
・総トン数 669t
・乗船人数 490名
<旧「フェリーざまみ」>
・総トン数 446t
・乗船人数 380名