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普通の道路を馬が歩く光景!それが与那国島の日常なり

日本最西端の離島「与那国島」には、日本に8種類いる在来馬の1つ「ヨナグニウマ」がいます。日本固有の在来馬の中でも、最果ての離島で生育していることから、最も純度が高い在来馬と言われています。性格はおとなしく、あまり物事に動じないとのこと。確かに与那国島へ行けば、その性格には頷ける光景を多々目にします。

そもそも与那国島は島全体が牧場のようになっていて、各所で馬や牛を目にします。とはいうものの、市街地と牧場は明確に区分されていますが、島の一部では車などが通行する普通の道路を普通に馬や牛が歩いているんです。サファリパークでもなければ牧場内でもない島の道を歩く馬や牛。でもそれが与那国島での日常です。

ドラマにも利用された絶景ロード「南牧場線」!中途半端な柵の理由は?

与那国島は他の離島から独立した単独の島なので、どこへ行ってもまっすぐな水平線を望むことができます。特に島の南側を走る「南牧場線」は、水平線を望みながらドライブやサイクリングができるおすすめの絶景ロード。あまりの絶景に、ドラマ「Dr.コトー診療所」のオープニングやドラマ内でも何度も登場。この道をコトー先生が自転車で駆け抜けるシーンはとても印象的でした。

そんな絶景ロード脇には、中途半端な範囲だけ手すりのような柵があります。この柵はこの道を歩く馬や牛が、海や崖に転落させないためのもの。道路の脇が牧草地の部分には、馬や牛が自由に往来できるように柵がありません。車が通行する普通の道なので、馬や牛がびっくりして崖から落ちないようするための配慮なんです。

道路脇に柵がない場所は要チェック!ほのぼのできる光景が期待できる場所

絶景ロード「南牧場線」で、海側に柵がない場所は要チェック!そこは牧場と道路が一体化している場所なので、道路のど真ん中を馬や牛が歩く光景を望める可能性が高い場所ということ。しかも馬の場合、家族で歩いていることが多いので、ほのぼのした光景を望むことができます。サファリパークでもない、囲まれた牧場の中でもない、与那国島の道路では普通の光景。特に南牧場線で柵がない場所は要チェックです。

ここは彼らの場所!人は謙虚に馬や牛優先!!

車も通る島の道路を、普通に散策するヨナグニウマ。ドライブ中にこんな光景に出くわしても、絶対にクラクションを鳴らしてはいけません。島の道は馬や牛優先です。彼らに出会ったら近づく前に一時停止。待っていれば車を避けて通り過ぎてくれます。また車から降りて必要以上に近づくのもNGです。この道路はあくまで彼らの場所なので、人間はそこに入らさせていただいているという認識でいましょう。

彼らは本当におとなしく物事に動じないので、車や人がいても気にせず通り過ぎてくれます。言われている性格通りのヨナグニウマです。

その名も「テキサスゲート」!これが彼らの道との境界線

普通の道路をヨナグニウマや牛が歩く光景は、絶景ロード「南牧場線」と、島最東端の「東崎」までの道で望めます。実を言うと、見た目は普通の道ですが、馬や牛が歩く道とそうではない道には明確な境界があるんです。境界部分には「テキサスゲート」と呼ばれる溝が施してあります。幅15cmぐらいの溝が複数あるのですが、人なら小股や大股で乗り越えることができるものの、馬や牛だとこの溝に脚を取られて越えられないそうです。この溝が境界という訳なんです。

しかし人間でも車ならスムーズに越えられますが、バイクや自転車などの2輪車だと溝にはまってしまうこともあります。車で通過する際もスピードダウンし、2輪車で通過する場合は降りて押して通過しましょう。ちなみにこのテキサスゲートは南牧場線の入口と出口の2ヶ所と東崎も2ヶ所あり、その他だと牧場入口に2ヶ所あり、与那国島では合計6ヶ所。テキサスゲート探しも与那国島ならではの楽しみ方です。

<まとめ>たまに脱走中のものも!?与那国島では馬や牛を見てほのぼのしよう!

与那国島の道の大部分は、馬や牛が通らない本当の「普通の道」ですが、たま〜に牧場から脱走してテキサスゲート外にいる馬や牛もいます。与那国島をドライブする際は、テキサスゲートの外でも注意しましょう。与那国島では「馬や牛優先」が基本です。

普通の道を普通に馬や牛が歩く光景は、日本でもなかなか望めません。与那国島ならではの光景です。しかもその普通に歩く馬が日本固有の在来種とあればなおさら。ちなみに島ではヨナグニウマの乗馬体験もできます。中には馬に乗って海に入るプランもあり、与那国島での乗馬体験はおすすめです。

最西端の与那国島で、普通の道を普通に歩くヨナグニウマを見て、ほのぼのしませんか?

<参考>与那国馬/ヨナグニウマの詳細情報

与那国馬(よなぐにうま)は、与那国島(沖縄県八重山郡与那国町)で飼育されてきた日本在来種の馬。1969年3月25日に与那国町の天然記念物に指定されている。与那国町の天然記念物に指定されているヨナグニウマは、日本に8種類いる在来馬(和種馬)の1種。与那国島という離島中の離島に生きてきたため他の種類の馬との混血がなく、在来馬のなかで最も純度が高いと言われています。与那国馬の来歴は明らかではないが、日本最西端の離島である与那国島に生息するため、他品種との交配や品種改良が行われることがなく、その系統がよく保たれてきた。

体高はおよそ110-120cmと小型で、ポニーに分類される。毛色は鹿毛が中心である。農業の機械化などにより、その数は年々減り続け、絶滅の危険性が指摘されています。

<参考>ドラマ「Dr.コトー診療所」を観たい方はこちら

Dr.コトー診療所 スペシャル・エディション DVD-BOX


与那国島の地図

与那国島の観光情報/ホテル・民宿情報

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