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沖縄県内最高峰の山だけど標高はあの山より低い!?

沖縄県内で最も高い山は、イメ ージ的には最も大きな島の沖縄本島にありそうですが、実を言うと沖縄でも最南端に位置する八重山諸島の「石垣島」にあるんです。その山の名前は「於茂登岳」で、読み方は「おもとだけ」。石垣島では「ウムトゥダギ」とも呼ばれます。「ウムトゥ」とは「島の大本(島の大いなる本となる山)」という意味で、八重山諸島の信仰の場所になっています。

しかし沖縄県内最高峰でありながら、その標高はわずか「525.5m」。ミシュラン三ツ星に認定された高尾山の「599m」よりも低いんです。でも山頂までの道のりは南国らしい熱帯雨林や豪快な滝が望め、標高差以上に登りごたえがあります。

標高差は小さくとも勾配はかなりのもの!?登山道は整備されていて登りやすし!

於茂登岳の登山口は、石垣中心街からも新石垣空港からも約12km。石垣島を南北に縦断する「県道87号線」の大本小学校近くに最初の目印があります。「於茂登岳まで1.7km」という標識があり、案内通りに脇道へ入ります。そのまま道なりに進むと「沖縄県で一番高い於茂登山」という看板がありますので、そこがまさに登山口となります。その先は非舗装路になりますが、車などではもう少し先まで進むことができます。

登山のスタート地点には「金剛杖」とまでいきませんが、登山用の太い棒が何本も用意されていますので、必要な方は活用しましょう。というのもわずか525.5mの標高ですが、山頂までは約2km。高尾山では山頂まで3〜4kmなので、その倍の勾配があることになります。でも登山道は細いもののかなり整備されていて、急勾配の部分はブロック積みの階段が設けられています。緩やかな場所でもセメ ントなどで固められる場所が多く、普通のスニーカーでも登山可能。でもビーチサンダルは危険なので、登山の際は必ず靴を履きましょう。

南国らしい独特の登山道!そして途中には豪快な滝も!?

於茂登岳の登山道はまさに南国らしい光景ばかり。特に熱帯雨林ならではの「ヘゴ」の大木が各所で望め、他にも種々様々なチョウチョウなどの昆虫に出会うことができ、運が良ければ天然記念物の「セマルハコガメ 」にも遭遇可能。といってもこのカメ 、実を言うと石垣島の市街でも遭遇できます(笑)。とにもかくにも登山といっても、沖縄ならではの光景を多く目にすることができることは間違いありません。

そしてスタート地点から約700m、標高差にして100mほど登った地点では豪快な滝を望むことができます。登山道から少し脇に入った場所にありますが、案内があるので見落とすことはありません。登山序盤の小休止におすすめのポイントです。でもまだまだ序盤。勾配は頂上まで緩やかになることはほとんどありません。滝を見てリラックスしたら頂上を目指し、気合いを入れて登りましょう!残り約1.3km、標高差約250mです。

キーワードは「沖縄県一・おもと・おつかれ」

於茂登岳の登山道は、ほとんど森の中で景色はあまり望めません。でも途中で何ヶ所か森が開ける場所があり、そこからの景色は沖縄らしい青々した海と緑豊かな亜熱帯の森。森が開ける場所では小休止して、景色を眺めましょう。そして頂上が近くなると「頂上まであと10分・現在の標高約450m」という黄色い看板があり、もうひとがんばりです。そして頂上直前で景色が一気に開け、草むらを抜けるとついに頂上到着です!

大きなアンテナ塔と「沖縄県一・おもと・おつかれ」の看板がお迎えしてくれます。標高525.5m、沖縄で最も高い場所に到着です。ただしこの看板、台風のたびに飛ばされているようで、運が悪いとなかなか見つからないかもしれません。基本的にはアンテナ塔前の岩場にあるのですが、もし他の場所に飛ばされていたら、岩場近くに戻しておきましょう(笑)。

沖縄の全てを見下ろすことができる場所!箔を付けにいざチャレンジ

於茂登岳の頂上には展望台などの施設がないので、夏場は草木でかなり景色を遮られてしまいます。でもアンテナ塔に向かって右の奥まで行けば、石垣島北部の稜線を一望できる場所があります。沖縄県内最高峰だけに、沖縄の全てを眼下に望めているはずです(笑)。遠くには、恋物語の伝説がある「野底マーペー」のとんがった山頂も!?またアンテナ塔に向かって左側では、草木が邪魔しなければ西側の川平湾や底地ビーチ方面が望めます。

標高525.5mというあまり高い山ではありませんが、なにせ沖縄県内最高峰の山なので、ここに立てば沖縄の全てを見下ろすことができます。「沖縄ナンバーワンの場所」という箔が付くこと間違いなし。

<まとめ>沖縄ナンバーワンの場所はいいネタ!そしてオチにあの山!?

沖縄というと海ばかりが注目されますが、島によっては山も熱帯雨林も楽しめます。特に台風などの影響で海が荒れているときには、山や熱帯雨林はおすすめです。しかも石垣島の於茂登岳なら空港からも市街地からもアクセスしやすく、登山道も整備されているので、スニーカーさえあれば特に登山の準備は必要ありません。もちろん、最低限の水と食料、そして携帯電話は必須ですが、高尾山並みに気軽に登ることができます。

何より「沖縄ナンバーワンの場所」はいいネタにもなります(笑)。高尾山より低いですが、それもオチで利用しましょう。沖縄で最も高い場所への登山、話題作りにチャレンジしてみませんか?

<参考>於茂登岳登山情報

・標高525.5メ ートルの山(高尾山599m)
・地元ではウムトゥダギと呼ばれる(山名の「ウムトゥ」「島の大本」
・空港からも市街から約12km
・標高160mからスタート/山頂まで約2km
・滝は標高275m前後


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