南大東島と北大東島で「リアルな青色」を見よう
<北大東島・西港>
断崖絶壁に囲まれた南大東島と北大東島。それ故に船は大型船から小型船まで、陸に着岸することができません。人も物資も「クレーン」で島に上陸。さらにカーフェリーに載った車や重機もクレーンで上陸。さらにさらに小型船もクレーンに吊られて上陸。他の離島では見ることができない光景を楽しめるのも、南大東島と北大東島の魅力です。
その代わり、島の周囲が断崖絶壁でさらに一気に深海レベルまで深くなっていることから、海の青色がヤバイぐらいキレイです。さらに流れも速いので海の透明度をも抜群。まさに「真の青色」を楽しめる南大東島と北大東島。これこそリアルな青色「大東ブルー」と言えるでしょう。
港で見る大東ブルーは「濃い青色」
<南大東島・西港>
まずは南大東島の海の玄関口「西港」。初めて見た時は「何この青色の濃さ」ってとても驚かされました。でもこの光景は船で島へ行かないと分かりませんし、さらに那覇から直接行く船だと早朝島着なので青色もイマイチ。船から大東ブルーが望めるのは南大東島と北大東島を往来する「島間航路」限定かも。
<北大東島・西港>
港の大東ブルーを船から見るのはなかなか難しいですが、北大東島なら港まで張り出した「燐鉱石工場の遺跡」があり、海に突き出している場所から、港の大東ブルーを見ることができます。港よりも船よりも高い場所から望めるので、青色もさらに濃いものを望めます。
<北大東島・北大東漁港>
港は港でも、近年南大東島と北大東島で整備された「漁港」も、ある意味、違った大東ブルーを望める場所。特に新しい北大東島の「堀込漁港」は南向きもあって、青色もさらに濃く望めます。しかも港が新しいので、防波堤の白さとその先の濃い青色のコントラストもバッチリ。
<北大東島・上陸港>
北大東島なら古の港「上陸港」があり、その港から見る大東ブルーは濃い青色はもちろんのこと、淡い青色も楽しめます。港の大東ブルーの中でも、多種多様な青色を楽しめる北大東島の上陸港です。飛び込みたくなる海の色ですが、海に一度落ちたら最後。陸に上がる場所が無いので絶対に見るだけにしましょうw
岩場プールで見る大東ブルーは「アクアマリン色」
<南大東島・海軍棒プール>
南大東島に3ヶ所、北大東島に1ヶ所ある、岩場をくりぬいて造られた「岩場プール」。島唯一(唯三)の海に接することができる貴重な場所で、さらに島で島唯一(唯三)の浅瀬。海の色も濃い青色ではなく、大東ブルーも透明度の高い宝石色の「アクアマリン色」になるスポットです。
南大東島の空港に近い「海軍棒プール」は、東岸にあるので順光になる午後がおすすめ。さらに潮が高い時は波が入り込んで水面が荒れますので、潮が引くタイミングがおすすめ。海が落ち着いたときの海軍棒プールの水面は、全体が宝石のように輝きます。さまに飛び込みOKな瞬間と言えるでしょう。
<南大東島・塩屋プール>
南大東島の西岸にある「塩屋プール」は、島唯一の集落に近い岩場プール。集落から散策がてらに行くことができるので、干潮の時間を調べておけば気軽にアクアマリン色の大東ブルーを望めます。海軍棒プールに比べて浅く、アクアマリン色もやや薄め。塩屋プールはその先にある西港沖の濃い大東ブルーとのコントラストを楽しめるのが魅力です。
<南大東島・本場プール>
南大東島北岸にある、海軍棒や塩屋に比べて穴場の「本場プール」。波が荒いエリアだけあって、海の透明度は3つのプールの中でもダントツ。さらに北向きの岩場プールなので、常に順光もあって海の輝きも一番。まさにキラキラ輝くアクアマリン色の大東ブルーが楽しめる本場プールです。
<北大東島・沖縄海プール>
北大東島唯一の岩場プールが「沖縄海プール」。空港の近くにあるも、滑走路を丸々半周しないとたどり着けないので、近くて遠いプールです。北大東島で唯一海の近くまで行ける場所もあって貴重なスポット。「沖縄海」と大それた名前も、南大東島同様の岩場プール。干潮時はアクアマリン色の大東ブルーを楽しめる、北大東島でも貴重な「沖縄海」です。
船から見る大東ブルーは「ライト&ディープブルー」
<南大東島・フェリーだいとう>
大東ブルースポットの本命は、やっぱり「船の上から見るもの」。なにせ南大東島も北大東島も港以外は全て「断崖絶壁」なので、海をのぞき込むことができません。でも「フェリーだいとう」の上なら安心して望めます。手摺から落ちないレベルなら、いくらでも海をのぞき込むことができることでしょう。
<北大東島・フェリーだいとう>
北大東島の港は南大東島に比べてやや浅め。船から眺める大東ブルーも、南大東島より変化のある青色を楽しめます。南北の大東島を往来する船に乗れば、どちらの大東ブルーも楽しめることでしょう。
<北大東島・小型船>
実はフェリーでは無く、「小型船」にも一般乗客が乗ることもあります。そこから見る大東ブルーは感動もの!っと言いたいところですが、振り落とされそうでそれどころではありません。小型船に乗船できるのは、乗客が少ない場合に島到着後に移動が無いダイヤの時のみ。かなりレアな体験です。
水面の大東ブルーは「変化に富んだ青色」
<南大東島・塩屋海岸>
深い青色の大東ブルーもいいですが、透明度の高い海の色を楽しむなら、南大東島の塩屋海岸がおすすめ。塩屋プールの先には他と比べて浅めの海で、青色も変化に富んで楽しいです。塩屋ではプール内とプール外の「2つの大東ブルー」を楽しめる贅沢な場所だったのでした。
<北大東島・西港>
北大東島の西港は比較的浅めなので、港から見る水面の色も他とは異なり変化に富んだ青色を楽しめます。もちろん大東ブルーらしい濃い青色も望めますが、淡い水色も楽しめて、港なのにずっと海を眺めているのも楽しくなります。北大東島で水面の色を楽しむなら、西港はかなりおすすめです。
<南大東島・西港>
南大東島の西港も、正午近くに狙って行くと、日差しが海の底まで差し込んで、変化に富んだ大東ブルーの水面を楽しめます。港からのぞき込むのはかなり怖いですが、船に乗っているときなら身を乗り出しても安心。ちなみに南大東島も北大東島も、万が一海に落ちたら陸に上がる場所はありません。決して落ちませんようにw
<北大東島・西港>
個人的に大東ブルーが最も楽しめるスポットは「北大東島の西港」。港が浅めなのもありますが、港以外にも燐鉱石工場の遺跡など水面を見るスポットが多いのが魅力。さらに港周辺には芸術的な廃墟の「燐鉱石工場遺跡」もあるので、島で最も長居してしまう「北大東島の西港」なのでした。
<まとめ>両島を往復する船が最高の大東ブルースポット!
陸地では「北大東島の西港」が最も大東ブルーを楽しめるスポットですが、やっぱり一番の大東ブルースポットは「船の上」。特に日中に航行する「島間航路」なら、最高の「大東ブルー」を楽しむことができることでしょう。ちなみに島まで飛行機で行っても、この島間航路はダイヤが合えば乗船可能ですよ。
南大東島でも北大東島でも、そして両方の島でも、行かれる際は是非とも「大東ブルー」で真の青色を楽しみましょう。