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阿嘉島では国の天然記念物「ケラマジカ」に気軽に逢える

阿嘉島へ行かれた際に、野生の鹿に遭遇した方も多いと思いますが、実は国の天然記念物の「ケラマジカ(慶良間鹿、学名:Cervus nippon keramae)」。慶良間諸島固有のニホンジカの亜種とされますが、九州からの国内外来種ともいわれています。とにもかくにもケラマジカは国の天然記念物であることは間違いありません。

ケラマジカは慶留間島と屋嘉比島に生息するもののみを総称

阿嘉島で遭遇する確率が高い「ケラマジカ」ですが、実は阿嘉島に生息するものは国の天然記念物ではないらしいです。基本的には「慶留間島」に生息する個体が国の天然記念物としており、なんと阿嘉島の個体は「阿嘉大橋」を渡ってきているとの話。そもそも鹿は海を泳いで渡ることもできるらしいので、阿嘉大橋開通以前から泳いで阿嘉島へ出張していたかもしれませんけどね。

ケラマジカは、クシバルビーチ沖に見える無人島「屋嘉比島」にも生息。この屋嘉比島の個体も国の天然記念物とのこと。さすがに屋嘉比島と阿嘉島は橋でつながっていませんが、もしかするとあの無人島からは泳いで渡ってきた個体もいるかもしれませんね。でもそのクシバルビーチ周辺では、今までケラマジカに遭遇したことは個人的にはありませんが・・・

ケラマジカ遭遇ポイント@阿嘉島ヒズシビーチ入口

阿嘉島の個体は国の天然記念物とされていなくても、なんだこうだ言って遭遇確率が高いのは「阿嘉島」。特に集落もほど近い「ヒズシビーチ」入口付近で遭遇する確率が高いです。特に朝一番の船で阿嘉島入りし、いの一番にヒズシビーチへ向かうと遭遇率高し。

ただしケラマジカに遭遇しても、絶対に必要以上近づいちゃ駄目。国の天然記念物以前に「野生の生き物」。そもそも警戒心が強いケラマジカなので、近づこうとするとあっという間に逃げちゃいますけどね。そういう意味でも遠目で見守ってあげましょう。絶対に「餌を与えようとしない」でください。人間の食べ物は野生の生物にとっては劇薬(猛毒)になりかねません。

ケラマジカに遭遇したら、まずは立ち止まりましょう。大きな音を立てずに遠目で見守り、撮影する場合はその場を動かず「超望遠」。ある程度距離を保って立ち止まっていると、ケラマジカもこっちを警戒して振り返ることもありますので、その瞬間がシャッターチャンス!シャッター音もオフにしておきましょう。

ケラマジカ遭遇ポイントA阿嘉島ヒズシビーチ入口先

ヒズシビーチ入口の次にケラマジカとの遭遇確率が高い場所は、ヒズシビーチから中岳展望台までの間の山道。そもそもヒズシビーチより先にへ、自力で行く人は滅多にいないと思いますが・・・(車やバイクだと音で逃げるので遭遇確率低し)。

ヒズシビーチ入口から中岳までの間で遭遇確率が高いタイミングのは「集落へ戻る時」。慶留間島方面へ走って行くケラマジカと何度も遭遇しています。結局、このポイントもヒズシビーチ入口と同じ個体かもしれませんが・・・

ケラマジカ遭遇ポイントB阿嘉島コンクリート工場近辺?

実は以前ならニシ浜と阿嘉集落を結ぶ坂道でケラマジカに遭遇する確率は高かったのですが、その道路が今は整備されてしまい、フェンスまで設置されたこともあって一切遭遇できなくなりました。その代わりその坂道を下った先にあるコンクリート工場近辺で遭遇確率高し。

しかもこのときは家族連れ。母親と子鹿2頭でしょうか。余計なカラスも居ますが、仲むつまじい姿を見せてくれました。特に阿嘉集落から阿嘉ビーチ経由でニシ浜へ行くと、遭遇確率が高いですよ。

ケラマジカ遭遇ポイントC外地島入口

慶留間島と阿嘉大橋とは別の橋でつながっている「外地島」でも遭遇率高し。といっても島にはケラマ空港までの道1本しかありませんので、必然的にそこでしか遭遇する機会はありません。でも外地島には人が住んでいないので、ケラマジカも安心して生活できるのか、阿嘉島以上の遭遇率。

人が住んでいない外地島もあって、ケラマジカは人慣れしないのか、警戒心がもの凄い強い。ちょっとの物音であっという間に遠くまで逃げてしまいます。島の1本道での写真撮影も超望遠でボケボケw

ケラマジカ遭遇ポイントD外地島展望台への道

外地島でケラマジカとの遭遇率が特に高いのは、空港前にある「外地島展望台までの道」。空港前のフェンスを開けた先です。ただし人が基本的に来ない場所もあって、警戒心がさらに強いケラマジカ。遭遇回数は多いものの、一度も写真に収めることができたことはありません。

ケラマジカ遭遇ポイントE阿嘉集落?

最近、阿嘉島の集落内でケラマジカらしき姿を見ます。「民宿すまいる」前の空き地。これって自ら来ているのか、悪しき餌付けされているのかわかりませんが、遭遇できても複雑な気持ち。人慣れしているということは、生態系が壊れかけている証拠ですので・・・

ケラマジカ遭遇ポイント?慶留間島

慶留間島に生息するケラマジカこそ国の天然記念物。実は慶留間島には何十回も行っていますが、慶留間島でケラマジカに遭遇したことが一度もありません。人間が移動できる範囲内に、ケラマジマの生息域がないだけなのかもしれませんが、最近できた横断路(避難路)でも遭遇できず。やっぱり慶留間島のケラマジカは「真の天然記念物」なのかなw

ケラマジカ遠くから見守ろう!餌付けは絶対ダメ!!

ケラマジカは国の天然記念物で、もちろん野生生物。野生の生き物は自らの力で生きていますので、絶対に「人間の自己満足を満たすための餌付け」は止めましょう。「餌付け」は生態系を壊すばかりか、自然界にはない添加物の影響でケラマジカの命を奪いかねません。ケラマジカに遭遇したら、とにもかくにも遠くから見守るだけ。そもそもケラマジカは「角がある野生生物」。ガチで攻撃されたら人間も命失いますよ。

<まとめ>ケラマジカはお尻必見!ハート型?

ケラマジカは警戒心が強いので、人間に遭遇するとすぐに避けるように逃げます。その際にこちらにお尻を見せるのですが、その毛並みが「ハート型」。遭遇したらチェックしてみてくださいね。決して追いかけちゃダメ ですよ。


阿嘉島の地図

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