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サガリバナは沖縄の夏の風物詩!開花時期は6月後半から真夏まで

たった一夜だけ咲いて朝には散ってしまう儚い花「サガリバナ」。4枚の白い花弁に、無数に伸びるピンク色の雄しべが特徴です。花が木の枝から垂れ下がって咲くことから「サガリバナ」と呼ばれています。別名「サワフジ」とも呼ばれ、夏の夕方から咲き始め、夜には美しい花を咲かせ、そして夜明けとともに散ってしまいます。夏のたった一夜しか咲かないサガリバナ。開花時期は沖縄が梅雨明けする6月後半から真夏ぐらいまでです。

夜に咲いて夜明けとともに散るサガリバナ!昼には望めない花

サガリバナはアフリカ東部から東南アジア、そして太平洋の南の諸島に広く分布する常緑樹に咲く花。日本だと沖縄や奄美諸島に多く生育しています。10m程度の小高木で、その枝から長さ60cmから1mほどの花序が垂れ下がり、そこに花を咲かせることからサガリバナと呼ばれます。1つの花序には20以上ものつぼみを付け、夏の夜に花を咲かせて翌朝には散ってしまいます。つまり昼には望めない花ということ。まさに夏の夜の風物詩のサガリバナです。

花火のように華やかに咲いて花火のように儚く散るサガリバナ

サガリバナの花の特徴はなんといっても無数に伸びる淡いピンク色の雄しべ。これだけの雄しべが小さなつぼみの中に入っているから驚きです。しかも開花とともに綺麗に伸びる雄しべはまさに幻想的。その姿はまるで花火。夜に咲いて明るくなる朝には散ってしまう、花火のような儚さもあります。ちなみに花弁は雄しべの下にある4枚の白いもの。あまりに雄しべが華やかなので、花弁が雄しべの引き立て役になっているのもサガリバナの特徴です。

サガリバナの見頃は散り際の明け方!散った後も幻想的

サガリバナは咲き始めが夕方や夜ですが、見頃は散り際の明け方。一夜だけ咲いて儚く散るその姿はとても幻想的です。夜明け前の明るくなり始める頃が狙い目。「花開けばたちまち墜落」と表現されるくらい短時間で落花するサガリバナですが、明け方は特に顕著です。

そして咲いているときも幻想的ですが、散った後も幻想的なサガリバナ。落花は花弁と雄しべが一緒に落ちますが、花弁の重さで雄しべが上になり、まるで地面から花が咲いているかのような光景になります。しかもこの光景は散った直後しか望めません。時間が経つと雄しべが横たわってしまいますので、サガリバナは散りそうなタイミングが一番の狙い目です。

日中に白い玉を発見したら翌朝は早起きしよう!午前5時台が狙い目

サガリバナが散った後は、まっすぐに伸びる雌しべと丸い萼だけが残ります。日中にこの状態を見たら既に散ってしまった証拠。逆に丸い萼に白い球状の花が付いていたら、高確率でその日の夜にサガリバナが咲きます。街中で木の枝から垂れ下がっている花序に、白い玉が付いているものを見つけたら、その日の夜ないし翌明け方は要チェックです。ちなみに真夏の沖縄の夜明けは午前5時半から午前6時前後。狙い目は午前5時台。早起きしてサガリバナの花とその散り際を見に行きましょう!

西表島まで行かなくても望めるサガリバナ!早起きして散り際を見に行こう

沖縄でサガリバナと言えば西表島が有名ですが、実を言うと那覇市街などの街中でも気軽に見ることができます。西表島のような散ったサガリバナが、川の水面を埋め尽くす光景は街中では望ませんが、那覇市街ならツアーに参加しなくても気軽にサガリバナが望めます。

那覇市街で最も気軽にサガリバナを望める場所は、沖縄県庁の前にある「パレットくもじ」1階。中央入口の近くにある地下食品街へ降りる外階段脇に、サガリバナの木があります。他にもモノレール「旭橋駅」のバスターミナル側降り口にもありますし、那覇北部の新都心公園内にもあります。首里城まで行けば金城の石畳側の馬場通り(瑞泉通り)はまさに「サガリバナの並木道」。毎年サガリバナの鑑賞会が開催されるほどです。通り沿いには「瑞泉酒造」の工場もあり、工場見学と一緒に行くのもおすすめです。

サガリバナの開花は6月後半から8月ぐらいまで。夏の沖縄旅行ではちょっと早起きし、サガリバナの幻想的な散り際を楽しみましょう。たった一夜しか咲かない幻の花「サガリバナ」。沖縄旅行で真夏の夜のロマンを味わいましょう。


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