<スポンサードリンク>

<スポンサードリンク>

落差106m・総延長120mのタンギョの滝!でも非公式記録

自然が豊かな鹿児島の離島「奄美大島」は、河川も多く水がとても豊かな島。起伏も激しい地形なので、島にはたくさんの滝があります。ガイドブックでも数多くの滝が紹介されていますが、実を言うとそのガイドブックにも載っていない「九州一」の落差を誇る滝があるんです。奄美大島中部・住用川上流にある「タンギョの滝」。その落差は約106m、総延長は120mにも至る滝です。

でも公式には日本の滝百選にも選ばれている佐賀県の「見帰りの滝(落差約100m)」が九州一とされています。何故奄美大島のタンギョの滝が公式に認められていないかというと、滝がある場所があまりに秘境すぎて、計測どころかその全貌を望むことさえままならないんです。滝の近くへ行っても大きすぎて上まで望めませんし、あまりに秘境の中にある滝なので、離れた場所から全景を見るのも困難。でも滝そのものを見ること自体は、意外と簡単なんです。

目印は「神屋バス停」と「発電所」!奄美大島中部の住用川を目指せ!

非公式ながら九州一の落差を誇る滝なのに、タンギョの滝はガイドブックにも載っていません。また現地に案内もなければ地図にも掲載していませんので、そもそもその存在を知ることができない謎の滝でもあります。でも滝がある場所は意外とわかりやすく、その姿を望むこと自体もそんなに難しくありません。

奄美空港や島の中心街・名瀬から国道58号線を南下し、奄美大島中部の住用地区にある「神屋バス停」が最初の目印。そのバス停が見えたら手前の脇道(西側)に入ります。しばらく進むと「発電所」が現れるので、その左脇の道をたどると住用川に出ることができます。そこがタンギョの滝へのスタート地点。しかも川は大きな岩で埋め尽くされていて、水はほんの一部でしか流れていません。川に降りれば上流方向に歩くことができます。

「玄関開けたら2分でご飯」ならぬ「川に降りたら数分で滝」

この滝へのスタート地点までは、車で気軽に行くことができることはもちろん、バス停からは約1.6kmしかないので、バスと歩きで見に行くことができる滝なんです。ただしバスの本数がとても少ないので、時刻表をあらかじめ調べてから行きましょう。滝を見るにはまず川に降りる必要がありますが、発電所の川側外壁沿いを伝っていくと簡単に降りることができます。そして川に降りて岩場を歩くこと数分。右手に小さな砂防ダムが見えてきたら川の上流を見ましょう!なんと、その先にはもうタンギョの滝が見えているではありませんか!?

まさかの「玄関開けたら2分でご飯」ならぬ「川に降りたら数分で滝」状態(笑)。タンギョの滝はその姿を見るだけならこんなに簡単だったんです。ちなみにその砂防ダムも登って奥へ行くと小さな滝もあるんです。

見るのは簡単!行くのは難し!一筋縄じゃいかないタンギョの滝への道のり

非公式ながら九州一の落差を誇る滝なのに、その姿を見るだけならとても簡単なタンギョの滝。ただし、その滝をすぐ近くで見るにはたくさんの難関が待ち受けています。遠くに滝が見えた後も、しばらくは川の岩場を歩いて進むことができるので、徐々に滝の姿が大きくなってくることでしょう。しかしある程度進むと難関が立ちはだかります。それは川の水が滞留したかなり深い池のようなポイント。これを越えるには川に入って泳ぐしかありません。

普段着のままで見に行った場合は、ここまでが限界。滝を近くから望む場合は、ガイドツアーに参加して行くのがおすすめです。

落差九州一も納得!水しぶきも九州一のタンギョの滝

タンギョの滝へはガイドツアーもありますので、ガイドさんも一緒なら滝のすぐ近くまで行くことができます。池越えのあとも難関が何ヶ所もありますので、心してチャレンジしましょう。でもその難関を越えるたびに、九州一の落差から放たれる水落の音が大きくなってきます。視覚だけではなく聴覚でも滝が近くなってくるのを感じます。

そして滝のすぐ近くまで行くと、マイナスイオンどころかずぶ濡れになるほどの水しぶきを浴びることができます。まさに九州一の水しぶき(非公式)。タンギョの滝の麓には大きな滝壺もありますが、あまりの深さに底が見えません。また滝自体もあまりに大きすぎて、その全景を望めないほど。近くまで行くと落差九州一も納得できます。ちなみに「タンギョ」という言葉は「滝」という意味なので、タンギョの滝は「滝の中の滝」ということ。まさに九州一にふさわしい名前です。

<まとめ>ガイドブックにも載っていない隠れた名所「タンギョの滝」!今がチャンス

川の途中からなら気軽に見ることができる、落差九州一のタンギョの滝。実を言うと、森の中からその全景を望むことができる場所があるんです。しかしその展望ポイントまでの道のりは、滝の近くへ行く以上にハード。しかも展望できる地点も非常にわかりにくいです。でもそこからならタンギョの滝の全景に近いものが望むことができます。しかしそれでも全景を望むことができるわけではありませんので、未だにその落差は非公式記録のまま。とはいえ落差九州一レベルの滝は、見応えも九州一のレベルなのは間違いありません!

ガイドブックには載っていないけど、非公式ながらも九州一の落差を誇るタンギョの滝。奄美大島のまさに「隠れた名所」です。公式記録になる前に奄美大島へ見に行っちゃいましょう。今がチャンスです!


奄美大島の地図

奄美大島の観光情報/ホテル・民宿情報

地図をクリック/タップすると拡大マップが表示
さらにクリック/タップすると詳細情報ページが表示



旅行記/旅行ガイドの関連情報



<スポンサードリンク>


ページトップへ戻る