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琉球時代の城跡が点在するグスクロード!一押しが玉城城跡

沖縄本島南部の東岸にある玉城エリア。そこには「グスクロード」と呼ばれる、琉球時代の城跡が数多く点在する道があります。その中でも琉球最古の城跡とも言われる「玉城城跡」は一番の注目。もともとグスクロード自体も高台にありますが、そこからさらに上った先にある玉城城跡。まさに「天空の城跡」です。城跡からの景色は抜群です。

さらにこの城跡には、その絶景をより楽しめる仕掛けがあります。魅力的な「穴」が城跡内への入口にあります。くぐりたくなる穴、覗きたくなる穴。くぐるときのドキドキ感もさることながら、くぐった後にその穴越しに見る絶景は格別。また夏至の時期にはこの穴から朝日も望める絶景スポット。那覇から車で約30分。気軽に行ける「天空の玉城城跡」です。

「天空の玉城城跡」は空にある!?上を向いて探そう

グスクロードといっても道沿いに城跡が並んでいるわけではなく、各城跡は道からだとあまり目立たない場所にあります。特に玉城城跡はグスクロードからかなり上った「天空」にありますので、上を向かない限りその存在に気づきません。しかも道沿いには木々が生い茂っているので、上を向いても木々に隠れてしまうことも。さらに城跡の隣には大規模な「玉城青少年の家」という建物があり、城跡の存在感が薄くなっています。

その分、穴場度はアップ。逆にその青少年の家がいい目印にもなっているので、まずはこの青少年の家を目指すのがおすすめです。青少年の家の建物に向かって右側が玉城城跡の入口です。舗装も整地もされていませんが、広々とした城跡用の駐車スペースがあります。その奥から「天空の城跡」まで続く道が始まります。

振り向けば絶景!「天空」へと伸びる階段で城跡へ

実を言うと「天空の玉城城跡」までの道のりは、以前は荒れた急坂の山道。スニーカーを履かないと、とても上れるレベルではありませんでした。でも現在はしっかりとした階段が整備されています。その階段までは少しだけ以前の山道も残っていますが、階段から先は城跡まで楽に上ることができるようになりました。その階段もまさに「天空」に向かって伸びています。そしてその途中に何ヶ所もある踊り場では振り向くべし。様々な高さから絶景が楽しめます。

くぐりたくなる穴。覗きたくなる穴。その形の由来は神秘的

階段を上りきると最後に石の階段が数段あり、その先には「天空の城跡」へのゲートとなる「穴」が現れます。人が1人通れる程度の大きさで、外から見るとくぐりたくなる穴、城跡内からだと覗きたくなる穴です。ちなみにこの穴の形は、日本では沖縄でしか獲れない大きな巻貝「ゴボウラ貝」を形取ったものと言われています。またこの形は女性の子宮を意味するとも言われ、生命誕生の尊さを再認識する場所ともされています。どことなく「ハート型」にも見える穴で、まさに玉城城跡の象徴でもあります。

そして「穴」をくぐった先の城跡内には、東御廻り(あがりうまーい) の御嶽(うたき)の一つとされる「天つぎあまつぎの御嶽」があります。城跡そのものはそれほどの大きさではなく、軍事的な城跡というよりは宗教的要素が強い場所と考えられています。

「天空の城跡」からの絶景!海の彼方の楽園「ニライカナイ」が見えそう

玉城城跡があるグスクロード自体、既に高台にある道。そこからさらに上った先にある玉城城跡はまさに「天空の城跡」。城跡から見える景色は南国ならではの絶景が広がります。緑豊かなグスクロードの先には、沖縄らしい青々した海が広がる光景。東向きの景色なので、東の海の彼方にあると言われている楽園「ニライカナイ」が見えそうです。またグスクロードを挟んだ先にはゴルフ場「琉球ゴルフ倶楽部」が広がっていますが、ある意味違った緑を見せてくれます。

沖縄には他にも高台の城跡もいくつかありますが、沖縄らしい青々した海が一番きれいに望めるのはこの玉城城跡。まさに「天空の城跡」と呼ぶのにふさわしい絶景が楽しめます。

<まとめ>穴場が多い本島南部の東岸!城跡も海も楽しめるおすめエリア

玉城城跡があるグスクロード周辺には他にもたくさんの城跡があり、城マニアにはおすすめのエリアです。とかく沖縄では世界遺産に登録されている城跡が注目されますが、この本島南部の東岸にある城跡群は登録こそされていませんが、1つ1つ趣があって魅力的。しかもこのエリアにはきれいな海が望める絶景スポットも多く、城跡と絶景の両方が楽しめるのがこの「玉城城跡」というわけです。那覇市街から車で約30分で往来できるのも魅力です。もちろん入場も駐車場も無料です。

観光化されていない穴場が多い本島南部の東岸なので、1つ1つの穴場を探すのは大変。でもその穴場探しも旅の楽しさです。思いもしない穴場が見つかるかもしれません。自分だけの穴場を探しに本島南部の東岸へいざ!まずは「天空の玉城城跡」へ。


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