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穴場すぎてわかりにくすぎ!舗装路が途切れる場所がチェックポイント

「波照間島」は石垣島から高速艇で約1時間で行くことができる離島で、日帰りでの往来も可能です。青々した海の色だけではなく、真っ白で綺麗な砂浜も特徴的です。中でも「ニシ浜」は島一番の人気スポット。観光客で常に賑わっています。でも島には穴場も多く、ニシ浜と浜繋がりの「ペー浜」は静かで居心地がいいビーチ。星砂も見つけることができます。そしてそのペー浜のさらに先にあるのが「毛崎」。今回のサンゴビーチがある場所です。

ただしサンゴビーチまでの道のりはかなり分かりにくい!まずはガイドブックにも載っている「ハマシタン群落」への入口を探しましょう。ニシ浜や集落方面から行くと、最後に入口に向かって坂を下りていきます。そしてその入口まで来たら、そのまま道なりに左へ曲がります。しばらくすると舗装路が突然切れる場所に出ます(2015年時点)。その舗装路が切れたところで立ち止まり、右に進めるあぜ道へ進みましょう!

耳を澄ませば波の音!草むらをかき分け冒険感覚でビーチへ!

舗装路が途切れたところを右に入ると、あぜ道が50mほど続きます。あぜ道はそんなにうっそうとしていません。そのまま進むと自転車を何台か停めるぐらいの開けたスペースに出ます。そしてビーチ入口は、そのスペースに向かって右。わずかな獣道がありますので、草むらをかき分けて進みましょう。耳を澄ませばかすかに波の音も聞こえます。この草むらをかき分けてビーチに出る感覚が、いかにも冒険的でドキドキします。旅にはこういう「ドキドキ感」は必要ですよね。

サンゴビーチは最初の一歩で違いがわかる!

草むらをかき分けて進んだ先には、まさに「プライベートビーチ」と呼べる小さな浜。先着1組限定です。ちなみに先客がいるか否かは、入口前の自転車やスクーターの有無でわかります。もし先客がいたら時間をずらして行くか、きちんと挨拶をして入りましょう。ビーチ自体は遠目で見ると「普通の白い浜」ですが、一歩足を踏み入れると音が違います。「サクッ」という軽い音ではなく、「カシャッ」という高い音が鳴ります。

そうです!ビーチは「砂」ではなく、「珊瑚の殻」で埋め尽くされているからです。珊瑚の殻同士が当たる音がします。ちなみに沖縄の白い砂浜は、珊瑚が細かく砕かれて堆積したもの。元は同じ珊瑚ですが、ここまで原型が残り、ビーチを埋め尽くしているのはとても珍しい。まさに「サンゴビーチ」と呼ぶのにふさわしい浜です。

珊瑚の殻だらけ!何故か程よいサイズと程よい形。珊瑚の殻の博物館状態

ビーチに入ると、さらに珊瑚の殻の様子が分かります。視線を下ろすと、どこもかしこも珊瑚の殻だらけ。逆に普通の砂を探すのが難しいぐらいです。潮の流れが強い場所に珊瑚の殻が堆積するのはよくありますが、潮の流れがあまりない湾状のビーチにここまで堆積するのはとても珍しい。しかも何故か程よいサイズと程よい形のものばかり。いろいろな形の珊瑚の殻を、好きなだけ楽しむことができます。珊瑚の殻の博物館状態です。

天国へと旅立ったサンゴたちが集まる「珊瑚の楽園」

毛崎のビーチにここまで珊瑚の殻が集まった理由はわかりません。でもここは「毛崎」という名前のように「岬」。ビーチの沖は潮の流れがかなり強い海域です。しかも波照間島周辺の珊瑚礁はとても豊かなので、珊瑚の殻もとても多い。結果、別の海域に長い時間かけて流されることなく、この場所に集まったと推察できます。流される時間が短ければ、珊瑚もそれほど砕かれません。それが程よいサイズと程よい形の珊瑚をたくさん生んだのでしょう。

天国へと旅立ったサンゴたちが集まる「珊瑚の楽園」「珊瑚の墓場」というよりも「楽園」です。

<まとめ>サンゴビーチで珊瑚の殻と好きなだけ戯れよう!

珊瑚の殻で埋め尽くされた毛崎の「サンゴビーチ」。無数の珊瑚の殻がありますので、きっとお気に入りのものも見つかることでしょう。でも沖縄では珊瑚の殻は持ち帰ることができません。数や大きさにもよりますが、「基本的」には許可なく持ち帰ることはできません。旅の基本は「とる」のは写真、「のこす」のは足跡だけ。サンゴビーチには珊瑚の殻しかないので、足跡は残りませんが(笑)。

でもこのサンゴビーチは、「1つの珊瑚の殻」が重要ではなく、「珊瑚の殻で埋め尽くされたビーチ」ということに意味があります。この珊瑚の殻だらけのビーチで、好きなだけ珊瑚の殻に戯れることができること。沖縄のビーチでも、出来そうでなかなか出来ません。それを実現できるのが、波照間島のサンゴビーチこと「毛崎」です。ここでしかできない体験をしに、まずは波照間島まで行きましょう!


波照間島の地図

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