日本一の絶景コースのマラソン大会。アップダウンも日本一レベル!?
冬シーズンの2月に渡嘉敷島で開催される「とかしきマラソン」。以前は「鯨海峡とかしき島一周マラソン」というやや長い大会名でしたが、最近は短い大会名になりました。でもその長い大会名にもあるように、渡嘉敷島海域は「鯨海峡」と呼ばれるほど鯨が多く到来する地域。特に2月の渡嘉敷島海域はホエールウォッチングの最盛期でもあり、なんとマラソンに参加して島に宿泊すると、大会翌日に無料でホエールウォッチングツアーに参加できます(2016年大会時)。
加えて2月の沖縄といえば桜の開花シーズンで、渡嘉敷島でも桜は望めます。また冬の沖縄の海は透明度がとても高く、海の色が綺麗に望める時期。もともと渡嘉敷島の海の色は沖縄でも群を抜く綺麗さで、特に高台から見る海の色は格別。とかしきマラソンコースでは、その最高に綺麗な海を見ながら走ることができます。マラソンコースでここまで絶景を望める大会はなかなかないかも?まさに「日本一の絶景コース」といっても過言じゃありません。ただし、アップダウンも日本一レベル(笑)。コースには3つの山があり、坂も坂も「急坂」ばかり。逆に平坦な道の方が少ないコースです。
とかしきマラソンは「ハーフマラソン(21.0975km)」の他に「10km」「5km」「3km」がありますが、その「日本一の絶景コース」を走れるのはハーフマラソンのみ。とかしきマラソンに参加するなら断然ハーフマラソンがおすすめです。しかもハーフマラソンでも制限時間は「3時間30分」とかなりゆるめ。早歩きなら全部歩いても完走できます。絶景撮影のためにも、デジカメなどを携帯して参加することがおすすめです。
マラソンコース前半は忍耐!後半、最初の坂を上った先には「日本一の絶景コース」
とかしきマラソンの前半はとにかく忍耐です。島北部の渡嘉敷港にほど近い渡嘉敷小中学校をスタート。しばらく平坦ですが、「3km地点」過ぎから急激な上り坂になり、それが延々3km以上続きます。標高180m付近までひたすら上り、その後は高台の道がしばらく続きます。高台のコースから見下ろせる景色もなかなかのもの。遠くに沖縄本島の町並みも望めますし、眼下には鯨がいるであろう大海原も。そしてコースは徐々に下っていき、島南端の折り返し「13km地点」へ。折り返せばまた上りが始まります。
その折り返しからの1kmも急激な上り坂ですが、その坂を上りきれば「日本一の絶景コース」。下り坂の勾配もカーブも気持ちいいコースですし、何よりその坂の先に見える真っ青な海と白い砂の「阿波連ビーチ」。絶景です。ここまでの疲労も忘れてしまうほどの絶景。ついついオーバーペースになってしまいます。
ヤバすぎる海の色!「日本一の絶景コース」にふさわしい光景
「日本一の絶景コース」。まさにその言葉がふさわしい、とかしきマラソン後半の絶景ポイント。通常の下り坂なら足早に走り抜けたくなりますが、この絶景ポイントだけはペースを落としたくなります。ヤバすぎるぐらい海の色が綺麗です。海の色だけではなく、円弧を描く真っ白なビーチも絶景に一役買っています。しかも沖に無人島「ハナレ島」も見え、走るより止まってのんびり景色を眺めたくなります。
でもこの景色を望めるのはハーフマラソンの「15km過ぎ」。まだ残り6kmもあります。しかも「日本一の絶景コース」を下りきると、もうひと山越えないとゴールにはたどり着けません。一筋縄ではいかない「日本一の絶景コース」。でもその次の山の最高地点にも絶景ポイントがあります。しかもひと休みできそうな展望スペース有り。そしてその絶景ポイントを越えるとゴールまでは下り坂。最後は気持ち良くゴールまで走りきれることでしょう。
那覇から日帰り参加も可能!でも島に宿泊すると特典盛りだくさん!
とかしきマラソンは全ての競技が午後のスタート。受付も当日可なので、朝の船で那覇から渡れば参加できます。ゴール後も夕方の船で那覇に戻れば「日帰り参加」も可能です。でも島に宿泊すると特典が盛りだくさん。マラソン開催の土日は島に1泊するのがおすすめです。
まずはゴール後の夕方に開催される「ふれあいパーティ」。いわゆる完走パーティですが、島の人と触れ合うことができますし、島ならではの催し物やグルメ も堪能できます。こういうゴール後のパーティは離島の大会ならではのお楽しみ。首都圏の大きな大会ではなかなかこういうパーティはありません。是非とも島に宿泊し、ゴール後の喜びをみんなで分かち合って、楽しい時間を過ごしましょう。
そして島に宿泊する最大の特典は、大会翌日に無料でホエールウォッチングツアーへ参加できること(2016年大会時)。2月はホエールウォッチングの最盛期なので、鯨を見ることができる確率は「ほぼ100%」。しかもとかしきマラソンは土曜日開催なので、無料ホエールウォッチングツアーは翌日の日曜日。無料のホエールウォッチングを楽しんでから那覇に戻っても、日曜日の夜の飛行機なら間に合います。
土曜日は「日本一の絶景コース」を楽しみながら島を走り、夕方には島でふれあいパーティ。そして日曜日は無料ホエールウォッチングツアー。島に宿泊すれば充実した週末を過ごせます。加えて島へ渡る前、あるいは島から戻ったあとに那覇でもお楽しみがある時期なんです。
那覇に戻っても特典あり!2月の沖縄は桜の最盛期
2月の沖縄と言えば、那覇や渡嘉敷島など「本島南部」では桜の最盛期。「2月に桜?」と思われるかもしれませんが、1年を通して温暖な沖縄。むしろ気温が低くなる冬が桜の開花時期。渡嘉敷島でも桜は望めますが、コース近くではあまり望めません。桜だけをとると那覇が断然おすすめ。どのみち渡嘉敷島へ往来するには那覇市街を必ず通りますので、島へ行く前でも戻った後でも気軽に桜を見に行けます。
おすすめの桜の名所は「与儀公園」。渡嘉敷島への船が発着する「泊港」から約2.5km。歩くと約30分かかりますが、タクシーでも1000円以内で行くことができます。桜の開花時期はその年によって差異しますが、与儀公園全体に桜の木がたくさんありますので、早咲きもあれば遅咲きもあります。2月前半なら桜は望めます。ちなみに沖縄の桜は「カンヒザクラ(寒緋桜)」という種類で、首都圏の桜とは種類が違います。濃いピンク色が特徴で、その鮮やかさはいかにも「沖縄の桜」という印象です。マラソン大会参加に合わせて、一足先に沖縄で花見もしちゃいましょう。
<まとめ>実を言うともう1つ特典あり!同時期に「花と食のフェスティバル」が開催
とかしきマラソン自体では「日本一の絶景コース」を楽しめ、大会後には「ホエールウォッチング」を無料で楽しめ、そして那覇では一足早い「桜」を楽しめます。加えてこの2月上旬の那覇では、毎年大きなイベントがあります。桜の開花時期にあわせた「花と食のフェスティバル」。那覇空港にほど近い奥武山公園で開催します。「花と食」のイベントですがメ インは「食」。沖縄ならではの様々なグルメ を楽しめる楽しいイベントです。
とかしきマラソン参加のために旅行計画する際は、この「花と食のフェスティバル」のスケジュールも調べるのがおすすめです。マラソン大会とずれる場合もありますが、同じ週末に開催されるときは「一度に3つ楽しめる」が「一度に4つ楽しめる」までランクアップ!とかくオフシーズンに思われがちな冬の沖縄ですが、実を言うと冬だからこそ楽しめるものが満載です。
2016年の「花と食のフェスティバル」は2月6日と7日開催。とかしきマラソンも2016年は2月6日に開催。なんと同じ週末に開催。2016年のとかしきマラソンが開催される週末は、まさに「一度に4つ楽しめる」ものになるでしょう。そのとかしきマラソンのエントリーは2015年10月1日から12月25日のクリスマスまで!抽選なしの先着順なので、エントリーはお早めに。
2016年の2月6日〜7日の週末は沖縄旅行で決まりです!
<参考>勝手とかしきマラソン コース写真01
スタートは渡嘉敷港脇
<参考>勝手とかしきマラソン コース写真02
最初は平坦な道ですが・・・
<参考>勝手とかしきマラソン コース写真03
序盤はとにかく登る!登る!
<参考>勝手とかしきマラソン コース写真04
前半は山の中のコース
<参考>勝手とかしきマラソン コース写真05
10kmポイント
<参考>勝手とかしきマラソン コース写真06
島最南端の折り返しポイント
<参考>勝手とかしきマラソン コース写真07
坂を越えて徐々に下るコース
<参考>勝手とかしきマラソン コース写真08
絶景に向かって下る最高のコース
<参考>勝手とかしきマラソン コース写真09
立ち止まってしまう阿波連ビーチ絶景ポイント
<参考>勝手とかしきマラソン コース写真10
阿波連集落内を通過
<参考>勝手とかしきマラソン コース写真11
阿波連からの急坂を上りきった先
<参考>勝手とかしきマラソン コース写真12
高台のトカシク絶景ポイント
<参考>勝手とかしきマラソン コース写真13
最後の下り坂
<参考>勝手とかしきマラソン コース写真14
最後の集落
<参考>勝手とかしきマラソン コース写真15
最後の直線
<参考>勝手とかしきマラソン コース写真16
ゴールの校庭