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神秘!星の形をした砂。でもその正体は?

星の形をした砂「星砂」。西太平洋の珊瑚礁が広がる熱帯・亜熱帯に分布する砂。中でも沖縄はとても多く分布しています。でも同じ熱帯・亜熱帯でもハワイにはありません。まさに日本の沖縄が代表的な分布場所とされている砂です。でもこの星砂は実を言うと「砂」ではありません。原生生物でもある「有孔虫」の殻なんです。といっても沖縄などの白い砂も珊瑚や貝殻が砕けて堆積したものなので、部類としては同じ「炭酸カルシウム」系です。

ただ星砂は沖縄の何処にでもある訳ではありません。潮の流れによっては堆積しないビーチもあります。また星砂と呼ばれる状態は、有孔虫の殻がまだ砕ける前のもの。堆積しているビーチでも、砕けてしまった状態では星の形をしていません。でも今回厳選した4つのビーチやスポットは、星砂の形のままのものが多く、探すことなくすぐに見つかる場所ばかり。最も星砂が見つけやすい場所は沖縄の何処でしょうか?

第4位「久高島・ウパーマ浜」。星砂よりもビーチ自体が見つけにくい!

沖縄本島南部の東岸にある離島「久高島」。那覇から車で1時間足らずで行ける安座真港から、船で約15分〜30分で行くことができます。船は1日6往復していますので気軽に日帰りができる離島です。そんな久高島で星砂が多く分布するのが、島北東部の「ウパーマ浜」。港が島の南西部にありますので、港からは最も遠いエリアのビーチです。でも港近くには多くのレンタサイクルショップがありますので、自転車を借りれば高低差が少ない島なので気軽に「ビーチ入口」まで行くことはできます。

「入口」までは簡単に行けるのですが、ビーチまでの道のりがかなり分かりにくい。まずビーチ入口には案内は無し。その代わりに「←カベールの植物群落・イシキ浜の植物群落→」という木調の標識があり、その標識の左脇にある側溝がビーチまでの道への入口。しかもその側溝の上を歩いて行ってもビーチまではたどり着けません。林の奥まで行くと側溝は途切れますが、あとは人が通った跡をたどっていくことになります。でも徐々に波の音が聞こえてきますので、その音を頼りに進むと海に出ることができます。

海に出たら回れ左。その先にウパーマ浜があります。あとは簡単。砂浜に下りれば星砂は何処にでもあります。まさに探すことなく星砂を見つけられます。でも問題は帰り。草むらをかき分けて海まで来たので、帰りのその海への入口が分かりにくくなります。おすすめは草むらから海に出たら、何か荷物をその入口に置き、そのあと砂浜へ行きましょう。星砂は見つけやすいのですがビーチまで行くのが大変なので、第4位とさせていただきました。

第3位「渡嘉敷島・浦ビーチ」。ビーチは見つけやすいが港からは山を2つ越えます

沖縄本島西の慶良間諸島の離島「渡嘉敷島」。那覇から船で約35分〜70分で行くことができます。那覇市街から気軽に日帰りもできる人気の離島です。そんな渡嘉敷島で星砂がすぐに手に入るのが島南端の「浦ビーチ」。港が島の北側にあるので、港から最も遠い場所になります。島内バスもその南端までは行きませんので、浦ビーチへ行くにはレンタカーかレンタバイクを借りる必要があります。また浦ビーチまで行くには山を2つ越える必要がありますので、自転車や歩きなどの自力移動はかなり困難です。

でも浦ビーチまではきちんとした舗装路が続いていますし、ビーチ入口もとてもわかりやすい。その島南端には駐車場があり、その駐車場に向かって左側(東側・那覇側)が浦ビーチです。ビーチまでは砂の道を下っていきますが、草むらをかき分けることはないので簡単にたどり着けます。ビーチに着いたら海に向かって回れ左。波打ち際に近いエリアに星砂はあります。

乾いた砂より湿った砂の方が星砂は多いので、波に注意しながら砂を手に取ればすぐに見つかります。また星砂は普通の砂よりやや黄色が強いので、白い部分より黄色い部分を探すと見つけやすいです。ビーチはすぐに行けますし、星砂もすぐに見つかるのですが、渡嘉敷島南端まで来ること自体が大変。第3位とさせていただきました。

第2位「波照間島・ペー浜」。連休中でも混雑しない穴場ビーチに実を言うと星砂が!?

石垣島から高速艇で約1時間で行ける、有人島で日本最南端の離島「波照間島」。波照間島のと言えば「ニシ浜」というぐらいメ ジャーなビーチがありますが、連休中でも混雑しない穴場ビーチ「ペー浜」に星砂はあります。ペー浜はニシ浜と浜続きですが、あまりに砂浜が長いので浜づたいで行くのはおすすめできません。ペー浜入口近くにあるハマシタン群落へ行き、その脇からペー浜に行くのがおすすめです。

その入口さえ分かればペー浜にはすぐに行けます。また星砂もその入口に近いエリアに多く分類しています。しかも連休中でもあまり人が来ない穴場ビーチなので、星砂探しだけではなく、何もせずにのんびりすることもできます。あえて人気の「ニシ浜」には行かずに、穴場の「ペー浜」へ行って、星砂を探しながらのんびり過ごす。波照間島で最も贅沢な過ごし方ができます。

ペー浜への入口さえ分かればあとはすぐに星砂を見つけられますので第2位。でもこれ以上の星砂スポットとは?

第1位「鳩間島全部」。島のビーチならどこへ行っても星砂が!?

石垣島から高速艇で約40分、西表島から約10分。石垣島からも西表島からも日帰りできる離島「鳩間島」。ドラマ「瑠璃の島」のロケ地にもなった離島で、人口わずか70人前後の小さな島です。一周4kmにも満たない島なので、日帰りで行っても歩いて一周できます。その島の一周する道からビーチにはすぐに出ることができますが、そのビーチのほとんどの場所で星砂を見つけることができます。そういう意味で「鳩間島全部」が星砂スポットというわけです。もちろん島の内陸では星砂を見つけることはできません(笑)。

特に島の北側にある島一番人気の「島仲の浜」ならビーチに下りればすぐに星砂を発見できます。しかも港や宿がある集落からは、島中央の道を通れば最短で往来可能。日帰りしても島に宿泊しても行きやすいビーチです。とりあえず島まで行ってビーチに出れば、星砂をすぐに見つけることができると言うことで、今回の第1位にしました。しかも星砂の量も豊富なので、星砂探しならとりあえず「鳩間島」へ行くのがおすすめです。

<まとめ>「星砂の浜」と呼ばれるビーチよりも今回の4選の星砂は見つけやすい!

沖縄でも竹富島と西表島には「星砂の浜」と呼ばれるビーチもありますが、正直なところこの2つのビーチの星砂はかなり少なめ。多くの観光客が訪れるので、星砂が踏まれて砕けてしまっています。特に竹富島は石垣島からすぐに行けることもあって、星砂はかなり少なくなっています。西表島の星砂の浜は今回「第1位」の鳩間島と同じ海域のあるビーチなので、竹富島よりは星砂が多いです。でもここも観光客が多く訪れるビーチなので、実際は少なくなりつつあります。

そもそも場所や物にもよりますが、厳密には砂も珊瑚の殻も持ち帰ることはできません。旅の基本は「とる」のは写真、「のこす」のは足跡だけ。今回の4選なら星砂をたくさん見つけられますので、写真を撮るだけでも十分満足できると思います。星砂がどうしても欲しい方はお土産屋さんで売っていますので、無難にそちらを買って帰りましょう。

<参考>まさに星の形の星砂

(黒い台座の上に置いて撮影すると綺麗な写真になります)


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