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岩手県の象徴「岩手山」は県内最高峰の「2038m」

岩手県の象徴とも言える「岩手山」は標高「2038m」の県内最高峰の山です。その富士山のような独立峰の稜線は「岩手富士」とも「南部片富士」とも呼ばれ、岩手の人が地元に帰ってその姿を見ると「岩手に戻ってきた」と感じるほど親しまれています。岩手山は「活火山」ですがあくまで過去1万年以内に噴火したというだけで、現状の噴火レベルは富士山と同じ「1」の平常となっています。富士山同等に特に規制はありません。その岩手山には2000m級では珍しいコマクサの群生地があり、頂上まで緑がとても豊かです。他にもたくさんの高山植物を目にすることができる山で、登山も人気があります。

登山コースは6つ。「焼走りコース」と「柳沢コース」が人気

岩手山には大きく分けると6つの登山コースがあります。北斜面の「松川コース」「七滝コース」「焼走り・上坊コース」、南斜面の「柳沢コース」「御神坂コース」「網張コース」。中でも人気なのは国の天然記念物「焼走り熔岩流」に沿って登る「焼走りコース」と、「登山道の表口」とも称されて盛岡市街からアクセスしやすい「柳沢コース」。この2つのコースには登山口近くまで舗装路が整備されていて、麓には駐車場や施設もあって便利です。岩手山頂上まで登って下山するまでにかかる時間は、「焼走りコース」だと約8時間半、「柳沢コース」だと約8時間。盛岡市街から日帰り登山も可能です。

ただアクセスの面では北斜面の登山口は盛岡市街や周辺の駅から遠く、レンタカーなど自分の運転で行く必要があります。南斜面だと「柳沢コース」はIGRいわて銀河鉄道で盛岡から4つ目の滝沢駅まで行き、そこから登山口まではタクシーで約20分で行くことができます。また南斜面の「御神坂コース」「網張コース」は盛岡駅から登山口まで路線バスが利用できますが、コースの難易度が高いのであまりおすすめできません。盛岡市街からアクセスしやすくコースも登りやすい「柳沢コース」が一番おすすめです。

「柳沢コース」で岩手山頂上へ!標高差は富士山登山並みの約1450m

「柳沢コース」は標高633mの「馬返し」と呼ばれる登山口から始まります。山頂は標高2083mなのでその標高差は富士山登山並みの約1450m。さすがの岩手県最高峰だけあって登り堪えがあります。登山コースの序盤は森の中を進みますが、途中からはガレ場が多くなります。でもガレ場になると景色が開けますので、振り返るとそこには独立峰ならではの雄大な景色が広がっています。また登山道近くには高山植物も多く望めるので見所が満載のコースです。

7合目まで登ると高原のような景色が広がり、8合目には宿泊もできる避難小屋が現れます。また8合目には水場も設けられていますのでここで給水も可能です。そして8合目からはっきりと山頂が望めますので残り2合分、標高差にして約200mを登り切るとそこには岩手山の火口が広がります。

岩手県で一番高い場所で一番有名なソウルフードを食べる幸せ!

火口まで登ると標高2038mの山頂までは、火口を時計回りで約40分、反時計回りで30分で行けます。もちろんそのまま回りきれば火口を一周する「お鉢めぐり」も可能。おすすめなのは反時計回りで、山頂へ行った後は一気に下ることができます。山頂には小さな石碑や石像があるだけで大きな建屋はなく、360度のパノラマ風景が望めます。岩手県で最も高い場所なので天気と視力次第では岩手県中が望めるかもしれません(笑)。

そして登山荷物の中に忍ばせた、岩手のソウルフード「福田パン」がここで登場!岩手県で一番高い場所で一番有名なソウルフードを食べる幸せ。まさに「登った人しか味わえない」楽しみ方です。といっても「福田パン」のコッペパンはサイズが大きいので、つぶれないようにここまで持ってくるのは大変。でも登山で消耗した体力回復には「福田パン」でも一番人気の「あんバター(あんマーガリン)」は最適。是非、岩手山へ登る前日に岩手市街にある「福田パン」へ行ってコッペパン購入し、登山当日に望んで欲しい次第です。

下山は選べる3コース!でも登ってきたコースを戻るのがおすすめ

岩手県で一番高い場所をいろいろな意味で満喫したら残るは下山です。マイカー以外で登山口まで来られた方は下山には3コースが選べます。「柳沢コース」は下山後にタクシーで駅や盛岡市街まで戻れますし、「御神坂コース」「網張コース」なら路線バスで盛岡市街まで戻れます。しかし「御神坂コース」は急勾配なので登りより下りの方が大変な難コース。そして「網張コース」はゴールが網張温泉なので一番行きたくなりますが、その道のりは最長でアップダウンも激しい。そしてコース途中で尾根を進む「鬼が城ルート」を選択すると猛烈な岩場を何度も超える鬼コース。下山は「柳沢コース」がおすすめです。

ちなみに「柳沢コース」なら下山後にタクシーを呼べば待ち時間はそれほど長くなりません。でも「御神坂コース」「網張コース」だと路線バスは1日に4本しかなく、うち2本は朝の運行。日帰り登山だと選択肢は夕方の2本のみになりますので注意しましょう。

<まとめ>おすすめは「柳沢コース」。そして登山前日に「福田パン」

盛岡市街からマイカーやレンタカーで行くにしても、公共交通機関やタクシーを利用するにしても、岩手山登山するなら「柳沢コース」がおすすめです。盛岡市街までアクセスしやすいこともありますが、登山口と途中の8合目に水場があるのが重宝します。登山コースもわかりやすく、登山途中で望める景色も開けているので満足度が高いコースです。そして登山荷物の中に岩手のソウルフード「福田パン」を忍ばせておき、山頂で食べればさらに満足度もアップ!そのためにも登山前日には盛岡市街の「福田パン」へ行ってお気に入りのコッペパンを購入しましょう。種類は40以上!一番人気の「あんバター(あんマーガリン)」がおすすめです。

岩手で一番高い場所で、岩手で一番有名なソウルフード「福田パン」を食べるという新しい岩手山登山の楽しみ方。岩手の象徴を丸ごと満喫しちゃいましょう!

<参考>岩手山登山:柳沢・鬼が城・網張温泉縦走GPSログ

(柳沢コースから岩手山頂上へ行き、鬼が城コース縦走後、網張温泉へ下山する縦走登山GPSログ)


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