生態を学んでウミガメに逢えるタイミングやポイントを頭に入れよう!
慶良間諸島で逢うことができるウミガメ の種類は「アオウミガメ 」が多く、浅瀬に生えている「藻」などの海草が大好物。その藻を食べに浅瀬にやってきますので、そのタイミングに合わせて泳ぐと逢えます。といっても明確に食事する時間が決まっているわけではないのですが、潮が引く時間帯がおすすめなのでまずは気象庁などの潮位表を調べてから行きましょう。今までの経験からすると正午前の時間帯が最も高い確率でウミガメ に逢うことができています。
ポイントは好物の藻が生育しやすい水深2mぐらいの海底に岩場がある場所(潮位ではなく実際の深さ)。また食事中は海底にいるウミガメ ですが、時折呼吸をするために水面に顔を出すこともありますのであまり近づかず食事や呼吸の邪魔をしないようにしましょう!
渡嘉敷島「トカシクビーチ」のウミガメポイントは遊泳境界ブイ近く
那覇から高速艇で35分、フェリーで70分で行ける渡嘉敷島。渡嘉敷港からバスで10分で行ける「トカシクビーチ」にウミガメ ポイントがあります。ここのウミガメ ポイントは明確な目印があり夏場の遊泳時に設置される「遊泳境界ブイ」周辺。何故かはわかりませんがこの境界ブイや境界ロープの下あたりにウミガメ がよく現れます。
といっても何時海底の藻を食べに来るかわかりませんので、泳ぐ前にビーチにいる人から情報収集すると遭遇できる確率は上がります。ちなみにここのウミガメ はマイペースなので(笑)近くに人が来ても逃げませんが、ウミガメ を発見しても近づきすぎず距離をとって観察しましょう。接触は厳禁です!!
座間味島「阿真ビーチ」のウミガメポイントは沖ブイと浜の中間あたり
座間味島は那覇からフェリーだと阿嘉島経由で2時間かかりますが、高速艇なら50分、阿嘉島経由だと70分で行くことができる離島です。その座間味島のウミガメ ポイントは座間味港から徒歩でも20分、レンタサイクルを借りれば10分もかからない「阿真ビーチ」にあります。
とても広々した砂浜が広がる阿真ビーチですが、あまりにビーチが広く明確な目印が無いのでウミガメ ポイントがやや見つけにくい。おおよそのポイントは砂浜から海に向かって右側でビーチ入口からだと奥のエリア。海が深くなる場所に設置してある「沖ブイ」と砂浜の中間あたりがウミガメ ポイントです。水深2m前後の海底が岩場のポイントでそこに生えている藻を食べにウミガメ はやってきます。阿真ビーチのウミガメ の特徴は複数の個体を見ることができることで、夫婦か親子かわかりませんが一緒に泳げることを期待しつつ根気よく泳いでチャレンジしましょう。
阿嘉島「阿嘉ビーチ」のウミガメポイントは防波堤と砂浜の境界あたり
阿嘉島は那覇からフェリーで90分、高速艇だと50分、座間味島経由だと70分で行くことができる離島です。その阿嘉島のウミガメ ポイントは港のすぐ近くで船着き場から徒歩8分の「阿嘉ビーチ」。しかしその阿嘉ビーチは港のすぐ近くなのでテトラポットがあったり砂浜も漂流物が多く、他の2つのようなビーチリゾートの印象はありません。でも海の中は珊瑚礁がとても豊かな穴場のビーチです。
その阿嘉ビーチのウミガメ ポイントはまさにそのテトラポットと砂浜の境界あたりの浅瀬。水深2mぐらいの海底が岩場のポイントで陸からそれほど遠くない場所です。ビーチからポイントまでの近さに加えて港からもアクセスしやすいことから「慶良間のビーチ3選」の中で最も行きやすいウミガメ ポイントです。ただ他の2つに比べてウミガメ の野生度が高めで、近づきすぎると逃げられてしまいますので程よい距離をとって観察しましょう。
ウミガメの写真を撮るコツは?
ウミガメ は浅瀬の「藻」を食べる習性があるので、珊瑚礁が豊かで熱帯魚がたくさんいる賑やかなポイントよりも藻が生えそうな閑散とした岩場を狙いましょう。そのウミガメ の姿を写真に収めたい場合は、なるべく早めの段階で水中カメ ラなどの準備をすることがおすすめ。ウミガメ は浅瀬にいるので「海に入った直後に遭遇」なんてこともありますので準備万端で泳ぎ始めましょう!そして近づきすぎるとウミガメ も警戒してしまいますので、必要以上に近寄らずに距離をとって撮影しましょう。
<まとめ>慶良間のビーチ3選ならきっとウミガメに逢える!?
ウミガメ は野生の生き物なので絶対に逢えるという保証はありませんが、今回の「慶良間のビーチ3選」ならかなりの高確率でウミガメ に逢えます。まずはウミガメ の生態を学んでポイント周辺を根気よく泳ぎましょう!諦めないことがウミガメ に逢うためのコツです(笑)。ウミガメ と一緒に泳ぐために沖縄旅行を計画し、この「慶良間のビーチ3選」へ行きましょう!!