離島.com 離島旅行記4「久米島マラソン編」
[3位表彰台!でもそのツケは大きかった?]
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2003年10月27日(月)
「はての浜はいずこ?快晴の1日。悔しい1日。踏んだり蹴ったり」

離島マラソン、今シーズン開幕戦。第1戦は久米島にしました。時期的にも、ちょうど離島にも行きたかったし、そして冬の本格的なシーズンに向けてのスタートとして行くことにしました。しかしこの久米島マラソン、今回がフルマラソン第1回なので、いろいろ受け入れ体制的に不安がちらほら・・・
10/24
羽田〜那覇〜久米島
10/25
久米島で海遊び
10/26
久米島マラソン当日
10/27
久米島〜那覇〜羽田
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昨日の内容を見ていただければおわかりかと思いますが、結局一睡もできませんでした。しかも朝になっても腹痛は収まらず、身動きができない状態でした。今日は一応平日なので、病院に行った方が良いかな?っとさえ思いました。まさかこんな南の島で病院に行く羽目になるとは思ってもみませんでしたが、ちゃっかり保険証は持っていたのでした。
病院に行くか行かないかは、宿の人に聞いてみてから決めようと思います。とりあえず昨日のゴール直後の久米島そば以降、何も食べていないので、無理してでも何かを食べようと思い、宿の食堂へと向かいました。
とりあえずまともな朝食は食べられそうにも無いので、宿の人に頼んでお茶漬けを作ってもらいました。一応胃の方は元気なので食べることはできたのですが、問題はその後腸で吸収できるか。
宿の人に現状を説明し、病院の話を聞いてみると、この宿から離れているけど、それなりに大きな病院があるらしいので、行ってみては?って言われたので、とりあえず念のために行っておくことにしようと思いました。
何せ今日は夜の便だけど東京まで帰らないと行けないので。しかも羽田までの飛行機、せっかくのスーパーシートで、ビール飲んで祝杯を挙げようと思っていたのに、ビールどころか東京までの2時間半飛行機に乗っていること自体に耐えられるか不安でした。そのためにも病院に行っておこうと思いました。
っということで、この日のはての浜は中止!めちゃくちゃ残念だけど、いかんせん体が全く動かないのです。外を見ると昨日同様、雲一つない快晴だし、風もなく海も穏やか・・・はての浜が呼んでいる〜!
結局この日は、病院行って、診断してもらい、薬をもらって、安静にしてようと思いました。
とりあえず食事を終わらせ、チェックアウトの時間(午前10時)までゆっくり休むことにします。
そんな部屋で横になっていると、フロントから内線が入り、何かと出てみると・・・ショックな話。今日、その病院定休日だそうな・・・なんで月曜日が定休なんだよ〜病院って土日定休じゃないの???
う〜〜〜〜これで病院行く希望は絶たれてしまいました。もう一つ診療所もあったんだけど、そっちは元々混雑しているだけでなく、週明けでしょ、しかも大きな病院が休みなので混雑は必至。しかも行くのにタクシーじゃないと行けないような中途半端な場所。
結局病院は諦め、自分の自然治癒力に任せるしかありませんでした。リミットは午後6時の飛行機までにある程度体力を回復させること。
病院行きが無くなったので、宿の人に交渉し、1日中部屋で寝込ませてもらうことにしました。レイトチェックアウトにしてもらえますか?って頼んだら、全然オッケーで、しかもお金はいらないとのこと。嬉しい限りです。
っというわけで、今日は1日中部屋で寝込むことにしました。少しでも体調を快復させるだけでなく、睡眠も取らないと。
本当に幸いだったのが、昨日も書きましたがポカリが残っていたことと、あとレース前に買っていたミカンが残っていたこと。何せこの宿から買い物行くのに片道徒歩30分かかっちゃいますからね。
この2つのおかげで、今日はゆっくり休めそうです。
外を見ると、本当に海が穏やかで、こんな日にはての浜に行きたかった。自分の体が恨めしい。。。
飛行機は午後6時55分なので、それに併せて出発するバスが午後5時半に出発するので、午後5時まで宿で寝込むことができそうです。
結局、午後5時までの時間のほとんどを寝込んでいて、その途中で昼過ぎあたりに散歩したりして、体調の快復を待ちました。その昼時の散歩の時は、ずっと寝込んでいたので、外の明るさにめまいがきそうで、しかも完全に貧血気味。なにせまともな食事を全く取れていませんでしたから。最後にとったまともな食事は、一昨日の夕食でしたから。丸2日まともな食事をとっていませんので、完全にカロリー不足。でもまだ食欲は無いでした。せめて空港行ったときに、何か食べないと・・・
午後4時。そろそろ支度をしないといけないので、起きることにします。この時点では体調はまだ微妙。だけど昨日の夜よりははるかにまし。それよりカロリー不足の方が気になります。あと体力的に落ちていることと、寝不足。腹痛より、それにともなう体調不良の方が心配でした。
荷物なんですが、いかんせん泡盛とか参加賞が多くて、カバンに入りきらないような有様。それでも無理矢理カバンに押し込み、どうにか片づけることができました。
バス停は、イーフビーチの近くにあるので、重い荷物を持って歩いていくのは困難を極めましたので、宿の人にバス停まで送ってもらうことにしました。あとイーフビーチ近くなので、コンビニとか買い物のできるお店もあるので、飲み物とかも買うことができるし。
なので、宿の人に早めに送ってもらうことにしました。
バスの出発は5時半。バス停には5時についたので、ちょこっと買い物に行くことにします。この時点ではまだ頭がぽ〜っとしていて、まだまだ病み上がりの感は否めません。
近くのコンビニで、飲み物と小腹を満たすものを買い、ついでにおみやげも買っておきました。とりあえず頼まれものもあったので、久米仙を買いました。おみやげ屋で買うより、こういう町中の商店で買った方が安いですからね。
体は徐々に慣れてきましたが、やっぱりまだ不調。お腹も痛みはないのですが、違和感が残っているような状態です。だけどまともに歩けるようになったし、どうにか飛行機も大丈夫そうです。
そして5時半。バスは定刻通りに出発しました。久米島のバスは時間に正確らしいのです。空港と町中を結ぶバスなのに、飛行機が遅れても待たないくらい、時間に正確なのです。
バスはイーフビーチから日航ホテルへちょっと遠回りして、あとはそのままマラソンコースと同じ感じで空港へと向かいます。だけど、その大多数は寝ていましたが・・・バスの中でようやくまともな睡眠を取ることができたのでした。
バスの中にはやっぱりマラソン参加者が多く、日航ホテルでは行きに一緒にタクシー相乗りしたおばちゃん達にもばったり会いました。驚き。
それにしても、近くにいた男性2人の話が耳に入ってきたのですが、どうやらこのこの島で知りあった同士らしいのですが、その話す内容は全国のマラソン大会のことばかり。あそこの大会はどうだったとか、次はどこだとか、完全にマラソンおたく。正直、マラソン以外の話題は無いんかい!って感じ。私にはできないです。
ちなに私は、走ることは好きですが、マラソンマニアではありません。あくまで記録へ、自分への挑戦と考え、マラソンはそのためのツールの一つにすぎません。
っていうか、「おたく」になるのは嫌いなので・・・
結局そのおじさんたちは、空港に着くまでずっとマラソン談義をしていました。(私は大多数寝ていましたが)
そしてついに空港到着。出発まで4〜50分あったので、空港の売店でおみやげを買ったり、ちょっと食事をとろうと思いました。
まずは荷物を預けて・・・っと思ったらここでまた一悶着。参加賞でもらった泡盛あったでしょ。あれが問題になりました。
私はいつも空港から宅配サービスを使って、帰りの飛行機はほぼ手ぶらで帰るんですけど、その宅配サービスを使おうと思って、荷物を預ける際、「中身は何ですか?」って聞かれたので「衣類」っと答え、付け足すように「お酒も入っています」って言ったら、お酒は宅配サービスでは遅れませんだってさ。何〜?んじゃ私がお酒入っているっと言わなかったら、送れたのかい?それっとおかしくないかい?ちょっと切れたので、係員に交渉したら結局オッケーになりやんの。なんじゃそれ。っていうか、久米島マラソン。参加賞とかくれるのは嬉しいけど、こういう邪魔になる物はあまり嬉しくないぞ。もうちっと考えろや〜!
いろいろあったけど、どうにかチェックインも済まし、おみやげを買います。いろいろおみやげ屋のお兄ちゃんと話をして、時間を過ごしました。
あとは小腹を満たす物を!っと思い久米島空港の売店へ行って頼もうとすると・・・食べ物は全て売り切れだってさ。なんでや〜!那覇空港で食べることもできるけど、いかんせん行きより乗り継ぎ時間が短いので、ここで食べないとかなりきついです。さすがに食欲も少しずつ回復してきたので、なおさらきついです。
しょうがないので、搭乗ロビーにある小さな売店でサンドウィッチが1つだけ残っていたので買って食べました。しかしやはりあまり食欲は無く、2つ入っていたのですが、1つだけ食べて、もう一つは捨ててしまいました。まだまだ体調は復調せずって感じ。
行きはプロペラだったけど、帰りはジェットなので、飛行機へ乗り込むのはデッキから行けるので助かります。プロペラだとバスに乗ったりしなきゃ行けないので、体力が無い今の私にはきつかったので、デッキでの搭乗は助かります。
外は真っ暗。窓際の席でしたが、そのありがたみはありませんでしたけど、無事に久米島を飛びだつことができました。
あとは那覇空港で乗り継ぎ、羽田に向かうだけです。乗り換えだけなので、もう何もトラブルはないと思いました。この時は。。。行きはジャンボジェットからプロペラ機に乗り換えだったので、プロペラの方は時間的に遅れたりすること多いけど、帰りは羽田まではジャンボジェットなので、あまり遅れることはないと思うし、今日の天候はおだやかだったので、予定通り帰れると思っていました・・・・・・・・・・
そして真っ暗な中、久米島を飛び立つのでありました。レースの結果的には良かったのですが、レース環境そのものに不満も多く、そして走り終わった後の体調不良・・・なんかあんまり良い印象なかったなぁ〜っと思いながら一路、那覇へ向かうのでありました。
那覇空港到着した時は午後7時半。さすがにお腹が空いてきましたが、いかんせん乗り継ぎ先は午後7時55分の飛行機。夕食は断念して、搭乗ロビーで飛行機を待つことにします。
しかしちょっと様子がおかしいです。自分が乗るはずのゲートから、出発まで20分切っているのに、お客がぞろぞろ降りてきます。つまり、乗る予定の飛行機自体が遅れているのか?ぞろぞろ出てくるお客がいなくなってから、次の客(私たち)が乗り込む用意をするはずなので、どう考えても定刻通りに出発しないかも?
ちなみにこの日、JALの最終便で羽田に帰り、そのまま15分の乗り換えで、家までの直通電車に乗る予定だったので、遅れるのはあまり好ましくない。10分程度ならどうにかなるけど、それ以上は勘弁!って感じ。今の状態だとちょっと微妙な感じです。
そると放送が流れます。「到着機遅れのため、出発時刻は延期されます」だってさ。っていうか、延期って何時だよ。教えろ〜!まぁ到着機遅れの経験からすると、まぁ10〜15分の遅れかな。ならギリギリ羽田の乗り換え間に合うかな?っとこの時は思いました。
すると次から次へと状況が変わっていきました。さっきの放送から10分後。そろそろ搭乗開始しても良いんじゃない?って思った頃に、放送が。やった、やっと乗り込める!っと思って聞いてみたら、今度は「機体に不具合が見つかりましたので、現在調査中です」ってさ。なんじゃそれ〜!無期延期かい。機体の不具合の原因が見つからなかったら、うちらどうすんねん。もしかして・・・空港に泊まり?それともむちゃくちゃな時間にフライトされて、羽田空港で泊り???どのみち、良い想像はできないような状況になってしまいました。
せっかくのスーパーシートなのに、なんでこうなるの?しかもまだ体調おかしいので、ビールとか飲めないし。う〜帰りはとにかく踏んだり蹴ったりです。いったい何時になったら東京に帰れるのやら。。。
完全に途方に暮れていて、どうしたらいいか分からなくなってしまいました。食事も、どうせスーパーシートだから食事出るので、あえて空港で取るのあきらめていましたので、あとは待つだけになっていました。正直、イライラの状態でした。
そしてまた放送。今度は・・・「機体の不具合が見つかり、その部分の部品を交換しました」ってさ。一安心。結局30分の遅れでしょうか。一時は泊まりになるかとさえ思ったので、結果的には良かったでしょう。これで東京に帰れるし、電車も直通こそ無い可能性はあるが、どうにか帰れそうですし。
搭乗の案内の後、機内に乗り込み、さぁさっさと東京目指してくれ!って感じでした。そして飛行機はデッキを切り離し、滑走路へと向かいます。
ところが、滑走路の途中で急に停止。行きの離陸飛行機の渋滞のように、ずっと同じ場所で止まっています。まったく動きません。まさかこの夜間で離陸待ちは無いだろ?って思いましたが、いっこうに離陸滑走路に行く気配がありません。今度はなんだよ〜?
すると機内放送、「急病人が出たため、飛行機はターミナルに戻ります」だってさ。プチッ。。。完全に切れました。切れたといっても、別に怒鳴るわけでも態度に現すわけでもないけど、心の中では「急病人って、30分も遅れていたんだから、そのときに体調がどうかわかるだろ!乗ってから体調が悪いとかぬかすな〜!!!」。
ただでさえ、遅れている飛行機だったのに、それに輪を掛けて遅れさせるなんて・・・正直あきれて何も言えませんでした。本当に東京に帰れるのだろうか?
そしてターミナルに戻り、その客を降ろして、また滑走路に向かいました。運の悪いときは、重なると言いますが、ここまで重なるとは。これで東京帰って、家に帰れなかったら、まさに泣きっ面にハチです。
結局この日。到着機遅れ+機体故障+急病人という3点セットで飛行機は遅れに遅れたのでありました。こんな経験、二度とできないと思う。ここまでトラブルが重なるなんて・・・二度と味わいたくもないし。
そしてやっとの思いで、飛行機は離陸したのでありました。出発する前に精神的に疲労困憊になってしまったのでした。
帰りの飛行機の中では機内サービスを一通り受けたら、あとは爆睡。全然寝てなかったし、離陸前の気疲れで、よく寝ることができました。あとシートも心地よかったので、それも相まってよく寝ることができました。でもビールは飲みたかったなぁ〜(まだお腹の具合良くないからあきらめましたけど)。
飛行機自体はちょっとがんばってくれて?予想よりも早く羽田空港に着きました。本来は午後10時15分の予定が午後11時過ぎの到着。もう諦め半分で乗り継ぎ先の電車の駅へと向かいます。もう直通は無いだろうなぁ〜っと思い、駅へ向かうとなんと!まだ直通電車がありました。それも待ち時間無くすぐ出発する電車が。あとで調べたら、本来乗ろうと思っていた電車は最終ではなく、この11時過ぎの電車が最終だったらしいです。
あと飛行機が10分遅れていたら、3本の電車を乗り継がないと家に帰ることができないはずだったので、最後の最後でラッキーでした。
ちなみに直通電車だと、羽田空港から家の最寄り駅までは30分弱。3本乗り継ぐと限りなく1時間に近い時間がかかってしまいます。
でも結局家に着いたのは日付が変わる時間ちょうど。あとあと考えれば今日1日は長かった。なにせ飛行機とバス以外では寝ていないから、まさに24時間丸々過ごしたって感じです。
あまりに今日1日が長く感じられたので、東京に戻った後も、今日久米島にいたことが遠い過去のように感じられました。まぁ久米島でも那覇空港でもいろいろありましたからね。あんまり良い意味ではない事がいろいろと。
もう少し平和で平凡な旅がしたい!っと思う今日この頃なのでした。

結局丸1日、この景色でした。

リハビリで畳石を散歩

奧武島の道。まっすぐでキレイです。

奧武島のシュガーロード。キビ畑。

帰りのバス停。始発です。

久米島空港のおみやげ屋。結構豊富。

久米島空港搭乗ロビー。この後暗雲が・・・

【エピローグ】
さて、今回の久米島。結局良いことあまりなかったですね。マラソンの結果以外は、な〜んにも良いこと無かったです。去年に続き、久米島には何かたたられているようです。去年も、あんまり良いこと無かったですからね。去年は久米島以外に、その周辺の島々を回ったのですが、他の旅人と出会いが全くなかったですからね。今回も無かったです。なんか旅の楽しみが全然なかったって感じでした。
結構、行く島によってそういうの会って、どうも久米島にはそういう巡り合わせがあるみたいです。ちなみに他には宮古もそんな感じでした。
逆に八重山にはそんな感じは微塵もなく、まさに「旅」を楽しむことがいつもできます。だから八重山行くの止められないんですけどね。
今回つくづく思いました。やっぱり八重山が最高です。八重山で走ることができたら最高だな〜っと思います。ちなみに八重山でフルマラソンは、1月の石垣島マラソンくらいかな。今度の1月。当初は参加しようかな〜って思ってましたが、その前の12月、NAHAマラソン参加するときに、八重山も行くので、期間的に短期になることと、そのため資金難になることで、1月の石垣島はあきらめました。
とにもかくにも、久米島はレース結果としては最高!でしたが、レース環境および「旅」自体はあまり良いことなかった旅なのでした。今度の12月の那覇&八重山は汚名挽回したいです。
それじゃそのときまで。

追伸。今後の予定。
2003年12月。NAHAマラソン参加。レースその日の夕方八重山に。
2004年 3月。ヨロンマラソン参加。与論島に短期滞在。
2004年春。毎年宮古に行っているが、今年はどうするか決めていません。もしかすると見送るか、場所を変えるかも?いろいろあって悩んでいます。無理してまで行く必要あるかな〜っと思ってね。
完走メダルと3位のメダルです。
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