離島.com 離島旅行記3「慶良間〜阿嘉島編」
[5人]
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2003年7月22日(火)
「遠く遠く離れた台風の影響が!?」

2003年夏。今回はなかなか行く気がしなかった慶良間。でもメインに滞在する島は、一番「離島」っぽい阿嘉島を選択しました。しかし予定では阿嘉3泊、座間味2泊、渡嘉敷1泊だったのですが・・・でも阿嘉島の生活は本当に最高の想い出を作ってくれました。そして「5人」。これが全てでした。
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(那覇)
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(那覇〜阿嘉)
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(阿嘉)
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(阿嘉)
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(阿嘉)
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(阿嘉&座間味)
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(阿嘉)
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(阿嘉〜那覇)
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(那覇)
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【静かな朝。昨日までとは別世界。】
さて、みんながいなくなった初めての朝。嘘のように静かな朝でした。静かだったのが幸いしたのか、結構早く目覚めたので、この旅、初めてまともな朝日を見に行くことにします。そういえば、阿嘉島来てまともに朝早く起きれたことなかったですからね。っていうか、昨日早めに寝たので、その反動で早く起きてしまったって感じなんだけどね。時間は午前5時半。日の出が6時ぐらいなのでちょうどいい感じです。
朝日のスポットはなかなか「ここ」ってのは無いんだけど、困ったときは橋の上が一番。橋は基本的に両側になにも無いので、島影にならない限り、どうにか日の出は見えるはず。そう確信し、阿嘉大橋に朝っぱらから行くことにします。
阿嘉大橋は徒歩だとちょっと距離あるけど、自転車なら難なく行くことができる距離です。さすがに午前5時台。他に朝日を見に来ている人はいませんでした。それにしても橋の上は風が強く、かなり寒かったです。
そんな中、徐々に夜明けへと近づいていくのでした。でも阿嘉島の東には、渡嘉敷の大きな山々があり、正直邪魔。でもその山間から除く朝日もなかなかだったかも?
それと阿嘉大橋に設置されている風車がいい味だしていて、それをバックに朝日をいろいろ撮影していました。
そんな感じでいろいろ撮影していると、徐々に人がやってきていました。やっぱり阿嘉島から見る朝日は、ここ阿嘉大橋が最適なのでしょうか。ちなみに夕日はおととい、みんなで見過ごした天城展望台がお勧めです。阿嘉大橋からの夕日はいまいちでした。
朝日が終わり、もう一眠りっと思ったけど、やっぱり無理だったので、そのままテラスで朝食を待つことにします。途中子猫が宿に迷い込んだので、いろいろ観察しながら朝食を待ちました。野良だったので、かなり警戒されていましたけどね。でもかなり可愛い猫でした。
【Sちゃんを見送った後、一人縁側で昼寝。】
朝食は、昨日の夜と同じ、Sちゃんともう一人の仲間。でもこの仲間、今日の午前中で島を離れちゃうのです。そうすると、あの日をともに過ごした仲間は、Sちゃんだけになっちゃいます。寂しい!!!
そんで、Sちゃんは今日もダイビングの講習があるので、朝の早い時間に見送ります。なので残った時間はその仲間とともにテラスでぼぉ〜っと過ごします。
そしてついに、その仲間も去る時間になり、宿から見送りました。これで本当にSちゃんと私だけになってしまいました。今日の朝までとは偉い違いですね。
そんでついにやることが無くなったので、朝から海で潜る気分じゃなかったので、縁側で昼寝(朝だけど)する事にしました。それが、朝早かったせいか、爆睡。風も心地よくて本当にぐっすり眠ることができました。
【午後西浜に向かう。山を越え、下り坂を降りてる最中、放送が。】
さすがに昼近くになると、目が覚めてきたのでニシ浜に泳ぎに行くことにします。この時、台風が遙か南に来ているのを知っていたのですが、いかんせんフィリピン沖なので、沖縄本島には全く関係ないと思っていました。八重山なら多少影響はありそうだけど、今は沖縄本島周辺の離島。かなり北なので、気にもとめていませんでした。
いつもの道を自転車でニシ浜へと向かいます。昨日は座間味で全く海にはいることができなかったので、丸1日海に入らないと、ちょっと気分が悪い。海に入らせろ〜って感じでした。暑かったのもあるけどね。
ニシ浜への山道を登り、そしてニシ浜へ向けて道を下ります。そして坂を下りきって、ニシ浜まであとちょっとってところで・・・島内放送が流れました。時間午前12時20分。
「台風の影響で、うねりが入り込んでいますので、ニシ浜は午前12時半より遊泳禁止とします」・・・遊泳禁止?そんなんあるの?っていうか・・・あと10分じゃん!!!!泳げないじゃん!!!!!!
あぁ〜この時後悔するのでありました。午前中のんきに昼寝していたことを。う〜〜〜泣くに泣けない。それでもニシ浜に行ってみると、さすがに泳いでいる人は誰もいない。海はそれほど荒れていないけど、初心者とかなら流されてしまうのでしょうか。自分は全然平気なんだけど、でも一般の人を考えると・・・遊泳禁止やむを得ず。あ〜昨日の座間味といい、今朝の昼寝といい、ここ2日は裏目続きでした。昨日ニシ浜で遊んで、今日座間味行っていたら全てが丸く収まっていたんですけど・・・
【午後から何しようかねぇ〜潜れそうなビーチ巡り。】
う〜〜〜〜悔しいので、他の海を当たることにします。っといっても、あと分かるビーチは町の近くの前浜、あと天城展望台先のヒズシビーチ。ヒズシビーチが一番狙い目かな?
っということで、悔しいけど、ニシ浜を後にしてまたあの坂を上ります。そして集落を抜けてヒズシビーチへ一気に向かいます。
【ヒズシビーチ。波高い。遊泳禁止じゃないが危なすぎる。断念。】
同じことを考えている人が他にいて、ヒズシビーチの入口の前には、車やバイクが止まっていました。逆に人がいるってことは結構行ける?ってこと?淡い期待をしつつ、ビーチへと向かいます。
そしてそこで見た光景は・・・ニシ浜より荒れてるじゃん!ここヒズシビーチにはボートが浮かべてあり、そのボートで遊べるようになっているんだけど、そのボートが波に揺られること、揺られること。とてもとても沖まで行けるような状況じゃありません。
なのにヒズシビーチ。遊泳禁止じゃないんですよ。おいおい〜逆だろ〜。ニシ浜は結構行けると思うけど、ヒズシはあかんやろ?って感じでした。
ってなわけで、ヒズシビーチへの淡い期待は見事にうち砕かれるのでありました。
【Sちゃんと昼飯。唯一の救い。】
打ちのめされて宿に戻ってみると、Sちゃんもダイビングから戻ってきました。ダイビングの講習の合間らしく、ちょうど昼時だったので、パーラーへ一緒に昼飯を食べに行くことにします。
でもさっきまでへこんでいたんだけど、Sちゃんに会ったら、なんか気が紛れました。一緒に食事するだけでも楽しかったので、なんかこれまでのこと、忘れられるって感じでした。一緒に食事しててもおもしろいSちゃん。本当に「元気」って感じ。一緒に飯食べて、一緒にデザート食べて、お互い大満足。自分がお腹一杯になった満足感もあるけど、Sちゃんが楽しそうにしているのを見ているのも楽しかったからね。
Sちゃんがまだ阿嘉島に残っていて、本当に良かったと痛感する、そんなひとときでした。
食事からの帰り道、昨日4人で集落を散歩したように、Sちゃんとも散歩しながら、町のいろんな風景を撮影していました。そうそう、この時はどうにかデジカメのレンタルを見つけたらしく、そのデジカメでいろいろ撮影していました。だからSちゃんの笑顔はそのままでした。
【前浜。もっとも穏やか。けど・・・】
宿に戻ると、Sちゃん午後の部へと出かけます。そして私は最後の砦、前浜へと向かいます。さすがに前浜はテトラポットで囲まれているし、流れも少なく静かだろう!っと思っていました。
そして前浜に行ってみると、予想通り穏やか。こりゃいけるかな?って思い、支度をして海へ飛び込みます。そういえば、この前浜。Sちゃんも来たその日に飛び込んだらしいし、その前にいたダイビング3人組の女の子もここでハリセンボンに遭遇した!って言っていたので、ちょっと期待!
・・・がしかし・・・水の中はものすごい濁っていました。もともとそうなのか?それとも台風の影響か?しかも実際泳いでみると、流れが速い!速い!とてもとてものんびりできるような状況じゃなかったです。流される!流される。なので、ここでは割り切って、前浜の端から端までクロールで一気に泳ぐことにしました。「潜る」はもうあきらめて、「泳ぐ」に切り替えました。でもこれが最後の阿嘉島の海になるとは・・・ちょっと心残りです。だって明日は阿嘉島を経つ日だからね。明日も海は期待できなさそうだし・・・
結局、この程度のことしかできなかったので、あとは前浜で昼寝したりして過ごしていました。なんか自転車でどこかへ行く気にもならず、ただ荒れてきた海を眺めているのでありました。
ふと前浜を見ていると、ダイビングの講習を受けている人がいたので、もしや?っと思ってずっと眺めていました。でもSちゃんじゃなかったけどね。ちょっと期待したけど。
この後も、何をしたんだろう?ずっと前浜にいて、木陰で海を眺めていた気がします。まぁ海があれば、それだけで十分なんだけどね。見るだけでも。ニシ浜でぼぉ〜っとするのも有りかな?って思ったけど、いかんせん1日に2回もあの坂を上り下りするのはゴメンだったので、前浜で済ませたんですけどね。
【夕方、Sちゃんと夕日を見に行く。この日はきちんと見れた!】
結局前浜でぼぉ〜っとしたり、いつものごとくテラスでぼぉ〜っとしたり、お母さんやお父さんと話をしたり、この日はダイビングの方が新しく来ていたので、その人と話したりしながら過ごしました。八重山をよく知っている人だったので、結構盛り上がりましたけどね。
そうこうしている内にSちゃんも戻ってきました。この日は先日の教訓から夕飯を遅らせてもらい、夕飯の前に夕日を見に行くことにしました。Sちゃんのカメラもレンタルで復活したことだし。なので、時間もきちんと計算して、天城展望台へSちゃんと一緒に行くことにしました。
この日は天気もまぁまぁで、時間もばっちりだったので、夕日はきちんと見ることができました。ちょっと時間が早かったので、日が少し高い段階から、ずっと夕日を眺めていました。
夕日はきちんと見ることができましたが、夕焼けはちょっと無理でした。台風の影響があるなら、夕焼けも期待できるかな?って思っていましたけど、ちょっと雲が少な目で、全然焼けなかったです。まぁこればっかりは運ですからね。しかたないです。私はもうこれが最後の阿嘉島の夕日なんですけど、Sちゃんはもう1日あるからね。
Sちゃんに夕焼けは託して、この日は途中であきらめました。さて最後の夕食を食べに宿へ戻ることにします。
【夕日のあとに夕食。遅くなったけど、最後の晩餐。あす阿嘉離れる。】
Sちゃんと、お母さん、お父さんとで最後の夕食。でもSちゃんは、明日、ダイビングの筆記試験なので、勉強があるらしいです。加えて、なんでも今日中にお母さんとお父さんの絵を描きたいらしいので、ちょっと忙しい夜らしいです。私にとっては最後の夜だったんだけど、Sちゃんは部屋にこもってしまい、ちょっと寂しいかも。でもお父さんとお母さんといろんな話を最後の夜はしましたね。結構な時間まで。
っというのも、Sちゃん。二人の絵を描くって言っていたので、戻ってくるのかな?って思っていました。でもいつまで経っても戻らないので、部屋に行ってみるとデジカメの写真を見ながら絵を描いているんだってさ。おいおい〜でもそれが一番効率的だったのかな。なんかSちゃんらしくいなく、ちょっと驚きでした。
そもそも今夜中に絵を書き上げたかったのは、明日、その絵を二人にプレゼントしたいらしかったので、どうしても今夜じゃなきゃダメだったらしい。そういうところはSちゃんらしいけどね。
ってなわけで、絵をあげちゃうので、この時、その絵をデジカメで撮影。データで残すことにしました。それが今回のあの絵なのです。
【Sちゃん明日試験。勉強、勉強。】
このあとはSちゃん。勉強だったので、私は部屋に戻り、明日の帰り支度を始めます。なんて言っても、この部屋に丸1週間いたことになったので、完全に自分の部屋と化していましたからね。かなり散らかっています。
それを片づけなければならないし、いろいろやることも多かったです。でも日に日に夜が寂しくなっていったのが、残念でしたけどね。
明日は旅立ちです。那覇に1泊して、明後日の朝一便で東京へ戻ります。そして明後日の午後から仕事復帰・・・やだやだ。

渡嘉敷から昇る朝日

野良猫を追い回しました

ついにSちゃんと私だけになった

ここで昼寝していました

ニシ浜・・・泳ぎたかった

ヒズシも無理でした

Sちゃんがいて良かったよ

Sちゃんとパーラーで昼飯

前浜は穏やかのように見えたが・・・

結局防波堤で昼寝

Sちゃんと天城展望台へ

見事な夕日を見ることができました
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