離島.com 離島旅行記2「ヨロンマラソン編」
ヨロンマラソン出場!新しい離島の過ごし方
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2003年3月11日(火)
「ヨロンを去る日。天気にも恵まれ心地よい時間。」
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ヨロン最後の朝。早起きしたので、東岸のヨロン随一のビーチ「百合が浜」に朝日を見に行きました。朝はまだ雲が多かったけど、それでもこれまでの天気よりははるかに良く、今日は期待できそうでした。
宿から百合が浜までは自転車で10分もかかりません。しかも道も簡単であっという間に百合が浜到着です。しかし3月のヨロンはまだまだ寒いです。風がまだ残っていて、さらに朝なので気温も低いので、朝日を待つ間はぶるぶる震えていました。気温はまだしも、風がきついですね。あまりに寒かったので、ビーチへ行く途中、おみやげ屋のテントがあるんですが、そこに隠れて風をしのいでいました。
でも待ったかいあり、そこそこの朝日を見ることができました。朝日がきれいだったというか、朝日と百合が浜、そしてそのビーチにある木々とのコントラストがきれいでした。そういえば、まだ完全に晴れた百合が浜をまだ見ていないので、今日は期待できるかも知れません。最後のヨロン、堪能しましょう。


百合が浜の朝日。寒かった〜。

寒い中待ったかいあり!きれいな朝日でした。
朝食を頂いた後、荷物を片付け、さぁ自転車で島を回ることにします。まずはマラソンコースまで出て、コース上15km地点から折り返し地点を経由して、茶花市街、つまりスタート地点まで行くことにします。やっぱり自転車で行くと楽ですね〜。登りも下りも楽々。
そういえば、昨日。みんなを見送る途中にスタート地点にも寄ったんですけど、表彰台や王者の椅子などは、記念撮影をする人でごった返していましたよ。それが1日たった今日は・・・閑散としています。人っ子一人いません。なので、好き放題やれましたよ。王者の椅子にも座ったし、表彰台にも立ちましたし。そして完走パーティの舞台にも登り、一人一昨日の感動を身にしみて感じていました。
誰もいないスタート地点に立つと、一昨日の感動がまた蘇ってきます。本当に本当に来年も来たい!っと思いましたよ。 スタート地点からフルマラソンと同じコースを回り、プリシアリゾートを経由して、ちょっと興味のあった「ヨロン駅」へ行ってみることにしました。もちろんヨロンどころか沖縄自体にも電車なんか通っているわけなく、まして駅などあるわけもありません(もうすぐ那覇にモノレールができて、「駅」もできますけど)。パロディの駅です。レールも5mぐらいしかなく、駅表示も前の駅が「沖縄」、次の駅が「鹿児島」になってますから。間違っちゃ無いけど、それって船だろ!って感じです。駅はさておき、この駅のプラットフォームから海を見下ろすことができ、その海もきれいだったです。ここは来てみる価値あったと思います。散歩もいろいろできますし、かなりのんびりできます。


王者の椅子。いつかは・・・

完走パーティの舞台。昨日のことが夢のよう。

パロディ「ヨロン駅」
そのままマラソンコース通りに島の南側へと周り、あの苦しめられた心臓破りの坂へ。さすがに自転車でもこの坂は辛いです。しかも帰る日なので、あんまり汗をかきたくなかったので、途中押して登りました。
今日は天気が良かったので、坂から見下ろす海、そして緑がとてもきれいでした。さすがに走っているとき、特に復路では景色を見る余裕あまりありませんでしたし、しかも曇っていましたし。
坂の最上部には、あのエイドステーションの施設の一部が残っていて、あの光景が蘇ります。そこから一気に下って風車のあるところまでノンストップ。自転車だと下りは楽ですよ。


坂の上から見下ろします。

34.6km地点。苦しかった〜
そしてその先に、心臓破りの坂以上に、苦しめられたポイント。緩やかな坂が真っ直ぐに延々続く道。復路、この長い長い緩やかな上り坂のあとに、あの心臓破りの坂があるんですから。でもこうして走らないでこの道見ていると、きれいなもんですね。


来年はこの緩くて長い坂に負けないぞ!
それを越えると百合が浜に近くなり、海の色もとってもきれい。天気が良いとこんなにもきれいとはね。
そしてマラソンコース往路の道から見える百合が浜全景。天気が良くなくてもこの景色は感動ものでした。まさに百合が浜に向かって走る道、こんな素晴らしいコース、他にありますか?ヨロンマラソン。最高です。でもね、この景色。ハーフマラソンの人では見ることができない、フルマラソンの往路でしか見ることができないのです。フルマラソンを走った人だけが見ることができる、そんな景色なのです。


走っているときも吸い込まれそうでした。

一気に疲れも吹っ飛ぶこの景色。見に来ませんか?
そしてそして晴天の百合が浜。。。。。。。やっぱり曇りの時とは別物です。どっちかというと、久米島のイーフビーチに近い感じがします。白くて広い砂浜。そして遠浅のきれいな青のグラデーション。ぼぉっとするには最高ですね(でも遠浅なので、潜るのはできなさそう・・・海水浴しかできないね。これだと)。
ただ、ヨロン随一のビーチ&観光地なので、おみやげ屋の客引きはあるは、グラスボートか何かの客引きはあるわ、団体のバスが乗り付け、騒がしくするわで、ちょっと落ち着けなかったです。しかし百合が浜も広く、中央部はおみやげ屋とか客引きとかあるけど、端に行けば静かな場所があり、かなり落ち着けました。特に百合が浜北の端は、入り江になっていてとっても落ち着けるいい場所もありましたよ。南側のマラソンコースから見える場所もいいけど、この場所はかなり好き。
話は変わって、このビーチにもいたけど、与論島には何故か野良犬が多かったです。野良犬か放し飼いかわからないのもいたけど、この百合が浜にいた犬は完全に野良でしたね。ビーチわきの草むらに巣を作って、子犬を2匹守ってました。かなり警戒していたので、近づくことはできませんでしたけど。そうそう、ここに来る途中も、空港近くでパピオン(小型犬)が放し飼いになっていて、しつこくついてくる犬もいました。


「百合が浜」〜!って感じ。

キレイ!本当にキレイでした。

百合が浜のはずれ。ここはかなりの穴場。
百合が浜まで来たと言うことは、宿まですぐってこと。時間も結構たっているし、そろそろ戻って最後の一時を迎えることにします。ちなみに泊まっている宿、庭がかなり広くて、芝生もあって、宿でする昼寝も気持ちがよいのです。なので、残りの時間は庭の芝生で寝転がって昼寝していました。宿は内陸なので風もなく穏やかな時間をすごせました。本当にこの宿、居心地が良く、かなりオススメですね。庭はきれいだし、のんびりできるし、自転車で百合が浜まですぐだし、飯は美味いし。まぁ唯一足りないものは、近くに商店がないので買い出しとかすぐに行けないことぐらいかな。
本当にぐっすり休んだヨロンの昼の一時でした。


お世話になりました。来年もお世話になります。

最後にこの庭で昼寝。
そしてその時間はやってきました。港へ行く時間。ちょうど宿泊客の方も出払っていて、一人寂しく車で港まで送られます。宿での見送りがいないのはさすがに寂しいですね〜。でも宿泊客の人、港へは見送りに来てくれるって言っていたので、それを信じて待つことにします。
船の出航は午後3時前後。もちろん、昨日のように見送りの人など全くいません。拡声器もなければミスの女の子もいない(笑)。一人寂しく、自転車を持って船に乗り込みました。そしてデッキへ出てみると、お〜〜〜〜見送りに同じ宿の宿泊客が来ている出はないでしょうか。嬉しいです〜。
老夫婦が来てくれて、元気に手を振ってくれ、港の端まで追って見送ってくれました。これには涙が出そうなくらい嬉しかったです。ますます、「また来るよ、ヨロン」って感じになりました。こりゃ完全に来年の3月。またヨロンに来ることになりましたね。絶対行きます。何があろうと(未来はわからんが)。


帰りの船。閑散として寂しい!

老夫婦の見送り。涙が出そうでした。
船は本部経由で那覇まで。往きと逆のルートで進みます。夕方近くの便だったので、途中夕日を船の上から眺めることもできて、結構満足でした。ただし、船が鹿児島発の船だったので、先客がちらほらおり、壁際のコンセントがある場所、全て先客がいて、パソコンを触ることが出来ませんでした。なので旅行記も遅れてしまいました(良い訳)。
結局夕日を眺める以外はほぼ爆睡。よく寝ていました。船もあんまり揺れていなかった?(船に強いので揺れが大きいか小さいかちょっと感覚鈍っています)ので快適。ただし、夕時だったのでとってもお腹が空いていたのですが、船の中の売店はやっていないし、やったとしても大したもの売ってないので、かなり飢えていました。とにかく船から下りたら・・・・肉ぅぅぅう!!!って感じです。そういえば、レース前の食事制限からずっとまともに肉食べていませんでした。そして那覇といえば、ステーキでしょう!!!ステーキ街があるくらいだからね(那覇新港〜泊港の中間に)。


船上での夕日。いい感じ。

那覇新港到着したときは真っ暗でした。
那覇新港には午後7時前に着き、とりあえずホテルへ荷物を置きに行きます。今夜のホテルはちょっと奮発して「パシフィックホテル」。デラックスシングル(部屋もちょっと奮発しました)でネット予約だと8800円。まぁこんなもんでしょう。バイキングの朝食付きですし、施設もきれいなので、そこそここの価値はありますよ。しかもホテルの目の前が安売り酒屋だし、スーパーもそのちょっと先。とりあえず、ビールは夕飯食べた後に買うとして、まずはステーキ!!!
那覇では行く店決まっていて、「ステーキハウス ジャッキー」。しかし・・・満員御礼。店の中にも待ちの人がいて、並んでまで入る気がしないので、他の店に行くことにします。ステーキ屋は結構集中しているので、探すことにこと欠きません、がしかし!那覇の町をよく知らなかったので、その途中モロピンク街で、自転車で通っていなかったら、むちゃくちゃ客引きにあっただろうなぁ〜って思いました。あぁ自転車で良かった(おみやげ屋もそうだけど、あらゆる客引きが苦手な私なのでした。誘惑に弱いというわけではなく、根本的に営利目的で話しかけられることが好きじゃない)。
とりあえず、混んでなさそうなステーキハウスを見つけ、おもむろに食べまくりました。ちょっとホテルに戻らなければいけない用があったもので、結構急いで食べました。あんまり味わうことできなかったです。でも久しぶりの満腹感。結構至福の時を感じました。


今夜のホテル。ちょびっと豪華。

でらっくすシングル。ちょっとだけ広い。
そしてホテルに戻ります。その途中、ホテル目の前の酒屋でビールを何本か買って、あとはホテルで飲むだけ。何故に急いで帰ったかって???知り合いから電話がかかってくる約束があり、その電話に出るため、できればホテルで落ち着いているときに電話でたかったのです。もち携帯にだけど、食事中や移動中じゃなかなか電話に出ることができないから、ホテル戻って、シャワー浴びて、一杯飲んでって感じ。まぁ大した電話じゃないんだけどね。
残りの時間はホテルの窓から夜景を見ながら、ビールを飲む。結構広々した部屋なので、のんびりできましたし。しかし明日の朝一便東京飛んだら、そのまま午後からお仕事。きついです(涙)。
このときすでにヨロンモードからは抜け出しており、内地モードとヨロンモードの中間って感じ。明日の飛行機乗った瞬間、内地モードに変わるんだろうなぁ〜〜〜っと思いつつも、今夜は眠りました。


ホテルからの夜景。初日と変わらないな〜
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