離島.com 離島旅行記1「粟国・渡名喜・久米編」
ハプニング続出、初の沖縄本島離島の旅
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2002年10月13日(日)
「海でも陸でも充実の一日」
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今朝は、朝の早い段階から昨日チャレンジしたマハナの崖下をポイントを変えてチャレンジすることにします。食事を食べてすぐに崖下の入口へ向かいます。昨日とは違い先客がいるようです。駐車場に車とバイクが止まっていましたから。まぁ地元の人が漁でもやってるんだろうと思い、あまり気にもとめていませんでしたが、歩いているうちにあっという間に追いついてしまいました。
予想通り、向こうさんは漁をするつもりらしく、網とか持っていました。それと漁をするポイントを探しているのか、かなり波打ち際を歩いています。こっちは滑りやすい波打ち際を歩く必要ないので、離れて歩いていたので、お互い意識する間もなく、通り過ぎてシマしました。
さて、今日のポイントは筆ん崎の西側。ちょうど岬を回り込んだ場所で、本来なら流れが速い場所。転じてその分、魚も多くつく場所なので、慎重になりつつ、期待もしているのでした。

朝スタートだったので、その西側のポイントはちょうど日影になっており、過ごしやすかったです。もともとこの日、むっちゃくちゃ天気が良く、加えて風が無風に近いので、ポイントまで歩いて行くの、暑いのなんのって。だからその日影、とっても救われました。
筆ん崎の西側には流木とかも多く、座ったり、荷物を置いたりするにはこと欠きませんでした。基本的に砂浜ではなく砂利浜、それ以上にバラス(珊瑚の殻)が多いです。だから歩くのも一苦労でした。

潜るポイントですが、やはり流れが速いの予想されるので、なるべく波の立っていない場所を選びました。
さて、ここの第一の難関。とにかく岩場が多く、水がある場所まで行くのがとにかく大変。濡れた岩場をひたすら海に向かって歩いていくので、それが一苦労。確かにそれを越えてしまえば、いきなりリーフエッジまでたどり着けるのですが、あまりの長さにへこんでしまいそうでした。結局どれくらいでしょうか?足元が悪い岩場、しかも転けたら大けがしそうな岩場を100m以上歩いたでしょうか?
どうにかこうにかしてリーフエッジらしきところまでたどり着けました。


岸壁から差し込む太陽光

南に比べてこちらはごつごつしている浜
今回は、昨日の筆ん崎南とはことなり、エントリーしてもプール状にはなっておらず、あくまでリーフの切れ目があるだけなので、慎重にその切れ目を泳いでいきます。昨日に比べても明らかにこっちの方が魚が多かったです。ふ〜ん、魚多いなぁ〜って思っていたら・・・
いきなり目の前に大きな丸い固まりが・・・ウミガメだ〜。そのとき、手の中のデジカメは・・・もちろん電源オフになっていた。電源をつけている間に・・・あっちへ行ってしまった。あ〜〜〜〜!!!なんでデジカメってこんなに撮影できるまで時間かかるんだ!!!怒りを露わにしていていたら、向こうからウミガメが戻ってきた。
もともと小さめのウミガメだったので、子供なのでしょうか。興味本位で戻ってきたのでしょうか。こっちがあまり接近しないとわかると、優雅に泳いでいました。リーフの切れ目を泳いでいたので撮影しにくかったですが、とりあえずある程度は撮影成功しました。そのあと追っかけていったら、やっぱり泳ぎではかないません。あっという間に逃げられました。

それにしても、ウミガメに遭遇し、しかも少しの間ですが、一緒に泳げるなんて、なんてラッキー。一昨年の鳩間、エイの群。去年の黒島、マンタ。そして今年、粟国のウミガメ。陸エントリーのスキンダイビングでもこれだけのものが見れるんですよ〜。つまり運が良ければシュノーケリングでもポイントによってはこんな大物も見れるということ。
ただし!!!鳩間のエイの群、浜から2,300mも離れた水深10m以上のポイント。黒島のマンタ、台風の影響で流れがむちゃくちゃ速いコンディション、そして今回の粟国、普通下りることのできない崖下のポイント・・・どこも普通のポイント、コンディションじゃないですね。それだけ無理した結果といえるのでしょう!? ・・・でもそのうちマンタだけ撮影失敗して、証拠が残っていないです。


リーフの形がおもしろかった

Uターンするウミガメ

ウミガメと泳ぐ感動
ウミガメで大満足しつつも潜っていると、このポイント、昨日のポイントよりはるかに魚の数も種類も多い。深さは昨日以上にむちゃくちゃ深く20mぐらいはありましょうか?すっごく深く、すっごく広いポイントでした。
しかし昨日と同様、ここでまた事件。デジカメ浸水!メーデー!メーデー!!!おかげで今日もエントリーからわずか30分で上がらざるを得なかったです。なんで〜?この原因は昨日も書いたのですが、その対策もとっていたのにです。理由が全く分かりません。こうなると故障としか考えられません。デジカメの水中キットの漏水。この故障は致命的ですね。まだ旅行は続くのに、どうしたものでしょう。かなり悩ましきトラブルです。


もっと潜っていたかった
予想以上に早く上がるハメになってしまったので、そのまま宿に戻ることにしてしまいました。別のポイントを潜りたかったけど、デジカメがこの状態じゃ。。。明日はティッシュでも詰めておこうかな?っと思う次第です。
それにしてもこの日はむちゃくちゃ暑い。あまりに暑さに耐えられず、タオルを頭からかぶって日除けにしていました。もうなりふり構ってられません(もともと南の島ではなりふりかまっていませんけど)。
スタート地点まで正味20分。暑かった〜。その後、自転車を押して上がる坂道がもっときつかったのは言うまでもありませんでした。


早く上がったので時間がある。ここで、まだ回っていない島の各所を回ることにします。まずは今回の目的でもある塩工場。5年前、っとある沖縄の情報誌を見て、粟国の魅力にとりつかれ、その5年越しの目的を今果たそうとしています。 
塩工場は島の北、まさに北端に位置し、集落は南なので、島を縦断する形になります。っといっても。マハナ展望台とは異なり、坂はあまりないので、快適に走れますけどね。風もちょうど向かい風で、涼しく走ることができました。
しかし塩工場へ向かう道に一つのものが立ちはだかりました。何故か生コン工場。いわゆるセメント工場。その道、どうみてもセメント工場へ向かっているんですが・・・そのままセメント工場の敷地内にはいっちゃうの〜?っと思わせる道の状態でした。まぁセメント工場の前を通り過ぎて、本来の道へ続いていたのですが、それにしても道なのか、セメント工場の敷地なのか区別が付かないくらい、道が汚れていました。その先に塩工場があるなら、もう少し綺麗にしろや〜!って感じです。粟国の塩って有名なんだぞ〜!(まさしく天然の塩ですから)

ちなみにその塩工場。宿の情報ではナビィのロケ地の一つだったらしいです。どのシーンのか覚えていないですが・・・塩工場じゃなく、塩工場の先の海のことかなぁ〜?
塩工場自体は予想通り壮大で、大きかったです。まぁそれだけと言えばそれだけなんですけど、これが結構絵になるんですよ。近くから見ても絵になるし、遠くから小さいなっても絵になる。そんな粟国らしいスポットでした。
塩工場は海から海水を引っ張っているので、海にはほぼ面しています。さて、その海に出ると同じやどの人に遭遇1。何故「1」かと言うと、まぁ先を読んでくださいな。特に申し合わせもしていなかったので、お互い驚きでした。まぁ一緒に行動するつもりもなかったし、向こうは帰る途中、私はまだ来たばっかり。なので、その場でお別れ。私はいろいろ写真撮影を楽しんでいました。
それにしても、この海。ナビィのどのシーンだったんだろう?あれかなぁ〜?夜タコを取りに行った海岸かな〜?う〜〜ん思い出せない。内地に戻ってからDVDで確認しまっす。


塩工場の本体

2塔そびえ立っています

海も近い!
その塩工場から島を時計回りにめぐり、最後はウーグの浜を目指します。途中、村営牧場、粟国空港、ウーグの浜はずれのナビィロケ地と回る予定。
まずは粟国空港を目指します。そこで遭遇2。空港で会った訳じゃなく、空港までの途中で遭遇。向こうは草むらに入って山羊を追っかけていたらしいです(なんでだろ?)。
それはさておき、粟国空港自体は波照間の空港と同じ感じ。RACの飛行機が離発着する空港で、1日3便ぐらいあるのかな?RACにしては結構多いですね。フェリーが1日1便しかなく、高速艇もないので、仕方ないですが。
空港自体は相変わらずな〜んもない施設。なので、特に何を見るわけでもなく、空港の自販機で冷たいジュースを一杯飲んですぐに退散。とりあえず、島の海岸線伝いに走ろうとします。


よくある離島の空港って感じ
ウーグへは普通に行けば簡単に行けるのですが、あえて遠回りし、海岸線を走ってみることにします。そこで遭遇3。向こうは上り坂を自転車押していました。こっちはさすがにギア付きなのでじゃ〜ね〜!って感じで通り過ぎていきました。
海岸線を結ぶ道路の北端へ行ってみると、何故か港を発見。まだ作っている途中なのか、ものすごい新しい港でした。防波堤があり、橋まで架かっている豪華なもの。まだ港として機能していないのか、何人もの人が釣りをしており、一瞬「ここは釣り堀か?」って思わせる感じでした。


なんのためにあるんでしょうか?
そこから徐々に南下していくと、いかにもナビィのワンシーンを思い起こさせる景色がちらほら。そしてその至った先は・・・まさしく、ナビィの孫の幼なじみが昼寝をしていた場所。今はやや朽ち果てて、昼寝をするにはちと辛いけど、でも木陰がいい感じでした。なんでわかったかと言うと、道路からやけに旧い車の轍、っていうか、過去に車の轍を作られて、しばらくだれも通っていない感じの轍で、つまり映画の時はここに車を入れたのですが、それ以降この場所に車を入れるわけもなく、こんな状態になったのと判断。その轍を進んでみると、見事そのロケ地に到着したわけです。でも確証はないけどね。
ちなみにそこはウーグの浜の最北端で、またまた遭遇4。ウーグの浜のやや離れた場所にいました。別に追いかけている訳じゃないんだけどね〜。お互いに。

そしてウーグの浜のメインとなる部分に移動すると、珍しくその入口にマイクロバスが泊まっていました。こりゃ珍しいなぁ〜って思っていたら、浜からぞろぞろおじぃ&おばぁが出てくる、出てくる。まさに団体さんでした。まぁちょうど入れ違いだからきにしないけどね。
そこで遭遇5。またかよ〜!!!って感じです。今度も向こうはこれから帰るところ、こっちはこれから泳ぐところ。すれ違いで別れました。
この日はウーグでは潜るつもりはなかったのですが、あまりの暑さに海に飛び込んでしまいました。デジカメのトラブルもあったし、ウーグの海の中は大したことないので、久しぶりに手ぶらで潜りました。手ぶらだと自由です。自由気ままに潜ったり、泳いだり、結構楽しかったです。


ここかなぁ〜?

ここからウーグの浜が始まります

カメラ持たないと自由で良かった
そんなウーグを堪能し、ある程度からだが乾いたら、一度宿に戻ることにしました。その途中でも遭遇6。なんでだよ〜!!!話を聞くと、次は私と同じマハナ行くという。ここまでルートが同じとは。。。別に嫌じゃないけど、なんか恐いです。
ウーグから途中宿によって、ブーツとかグラスとかを置いて、軽量になって状態でマハナを目指します。いつもの海側の道を通って。今日はとても暑かったので、途中の道でも汗だく。マハナに着いた時には汗びっしょりでした。風車を見ると全然動いていない無風状態だったので、こりゃ暑そう!っと思いました。が、いざ行ってみるとそよ風がとても気持ちよかったです。展望台の下で大の字になって涼んでいるとすぐに汗も引いてきました。本当にこのまま寝てしまいそうなくらい心地よかったです(過去形)。
そして嵐がやってきました。ウーグでの前置き。わかります?そう、あの団体が、団体がやってきてしまったのです。しかもこっちが寝ているときに、あの集団がぞろぞろ来たわけです。もう誰がいようと、私が寝てようとお構いなしに、騒ぐ騒ぐ。騒ぎ方がしつこく、それでいて長いので昼寝どころの状態じゃ無くなってしまいました。しかもおじぃ&おばぁ。ちょっとはそこいら歩けよ〜っと思うのですが、ほぼ全員展望台にいての大合唱。
耐えられませんでした。逃げるようにマハナ展望台を後にしたのは言うまでもありません。でもこれで遭遇7は避けられたかな?
仕方ないので宿に戻ることにします。途中、毎日行っている売店で飲み物とビールとバナナを買って、小腹が空いている状態を打開しました。もちろんバナナとビールでね。


あの団体さえいなければ・・・
宿に戻っても室内に入ればすっごく涼しく、しかも港が見えるのでぼぉ〜っとするには最適。本当に最高の環境の宿です。
しかも夕時、わざわざマハナまで夕日を見にいくの、汗かくし行かないと決めていたのですが、意外や意外。宿の前の防波堤を歩いてみるとなんとまぁ、夕日が水平線に向かうの見えるではないでしょう!なんだ、マハナまで行かなくても良かったじゃん。しかもここで見る夕日。そのマハナの岬、筆ん崎のバックに夕日が見える、絶好のシチュエーションを作ってくれて、すっごく綺麗な夕日を見せてもらいました。
この日もあまりに快晴だったので、夕焼けは無し。秋晴れも考え物だ〜。

この日はそのまま夕飯。今夜は今日、2名帰ったので、私をいれて3名だけになりました。
今夜の食事は、魚のフライと絶品のお刺身。初日の煮魚のみってのが以上だったのかな?この日もビールが美味しかったです。このあとは宿の前で夜空を見上げ、星を眺め、そのまま夜は更けていったのでした。


こんなに素晴らしい夕日が宿の近くで見れた
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