離島.com 離島旅行記1「粟国・渡名喜・久米編」
ハプニング続出、初の沖縄本島離島の旅
離島.comトップ八重山情報館宮古情報館
2002年10月20日(日)
「宮古(池間)に続き、またも船の選択を誤る。」
10/10 10/11 10/12 10/13 10/14 10/15 10/16 10/17 10/18 10/19 10/20 10/21 10/22
離島旅行記1 トップ

カラスの鳴き声でたたき起こされた。ここ久米島は開けている反面、カラスが多いようである。そういえば、粟国も渡名喜もカラスが全くいなかったことに驚いた(渡名喜はあれじゃいるわけないか?)。
しかも数匹なんて可愛い数じゃなく、数十羽、いや百羽以上のカラスの大群。それが明け方大合唱するんですよ。しかも換気のため窓開けてあったので、その鳴き声はもろ部屋に響きわたりました。
ここ久米ではカラスに苦しめられ、渡名喜ではハエに苦しみ、粟国では小さな虫に苦しめられ、やっぱり離島は仕方ないですね。ちなみに、もはや朝日を拝む気になっていませんので、あしからず。


カラスが奥武島にはすごかった
今日は朝食を食べたらはての浜へ行く予定。10時ぐらいからかな?船出るの。なので、それまで奥武島を散策することにします。明日する予定の、隣の島オーハ島へ歩いて渡るポイントを確かめるためにも。とりあえずは、島の南側へ出て、海岸線づたいに歩きます。これが気持ちいいんですよ。昨日も書いたけど、目の前にイーフビーチっていうのがさらに近くに見えるって感じ。加えて、ここ奥武島のビーチ自体もきれいなので、島のビーチ越しにみるイーフビーチも格別です。

そのビーチをそのまま東へ歩くと、この島の観光名所かな?畳石に出ることができます。本当に亀の甲羅のような畳石で、行った時はまだ満潮後だったので、全景は見れませんでしたが、自然にこんな形になるの?ってくらい不思議な岩でした。でも一度見れば十分かな?

その足で、島の東端、オーハ島へ渡る口まで歩いていきます。その畳石の道をそのまま行くと未舗装になり、突き進むとオーハ島へ渡れる口へ出ることができました。が、ふと横を見ると舗装路が・・・結局、未舗装路を歩かなくても、きちんと舗装路があったみたいでした。っということは、わざわざ歩かなくても自転車で来れたわけね。
オーハ島は西表で言う由布島程度の距離で、由布と同じく、電線が海の上を走っています。集落は2,3軒あるらしいですが、昨日宿のお母さんに聞いたのですが、久米、奥武はハブいないのですが、そのオーハだけはハブがいるらしいです。気をつけようっと。
そしてそのまま舗装路で宿へ戻り、いよいよはての浜行きの準備を始めます。もちろん昨日買った水中カメラもってね。


宿の近くのきれいな砂浜

亀の甲羅のような岩

のんびりした奥武の道
はての浜行きの船は、宮古の時とは違い、漁船じゃありませんでした。これなら釣りに付き合わされることはない(笑)。でもボートっていうか、どっちかというとグラスボート。船の中央に海の中を覗けるガラスがあったから。まぁ私には関係ないけど。そんなガラス窓から見えるものよりはるかにいいもの見ているもん!しかも上から魚を見るなんて!基本的に潜って魚と同じ視線で泳ぐのが主義なので。
さて出航。結局乗船したのは家族連れ1組(5名)、カップル2組、釣りの団体6〜7名。結構大人数なのでした。

ところがどっこい、またも船の選択を誤った雰囲気。直行ではての浜向かうかと思いきや、途中途中で止まる、止まる。理由はやっぱりこの船、グラスボートの役割をしているから。だからポイントポイントで止まって、魚を見せている感じ。そんなんどうでもいいからはよ行けや〜!って感じでした。
でももともとこの船、ターゲットはあまり潜ることのできない、完全な観光客。なので、どちらかと言えば、私が異端児みたいなもの。こないだの宮古の漁船といい、今回のグラスボートといい、ここんとこ、船の選択は失敗続きです。やっぱりダイビングショップの船の方が、私にはいいのかな〜。ちなみに私が船に乗る理由。10m以上潜れる場所に連れてってもらう、陸エントリーできない場所に連れてってもらう!ってこと。
その途中途中で止めたポイントで潜らせてくれたら言うことないんだけどなぁ〜。

結局、4,5回は止まったでしょうか。わたしゃ、こないだの宮古同様、ふてくされて水面を眺めていました(がんとして船底を覗きませんでした)。
そしてようやく、はての浜に到着。第一印象としては八重山のバラスに近いですね。むちゃくちゃでかいバラスって感じ。でもこっちはバラス(珊瑚の殻)ではなく、砂ですけどね。とにかく広大な砂浜が突如海に出現したって感じでした。


遠目では八重山のバラスに近いですね
結局他のみなさんは、なにをするのかと思えばテントの下でじっとしているだけ。私はじっとしているの性に合わないので、ひたすら砂浜を歩きまくりました。メインとなっている浜から、水路を渡り、時には胸までの深さの水路を渡り、次々と島状の砂浜を制覇していきます。そして最後には、はての浜最西端、先には奥武島がすぐ見えるポイントまで歩いてしまいました。
やるならとことんまでやり遂げる。それがポリシーなので、島に到着してすぐに、はての浜の端から端まで歩いてしまいました。さぁいつものことながら、他に何するか?
しかしながら、計画性なしに歩いてしまったので、裸足だったのがなにより失敗でした。はての浜メインランド?は砂浜で気持ちよかったのですが、水路を渡る際、また他の浜に上陸した際、砂浜はあまりなく、そのほとんどがバラス(珊瑚の殻)でした。そりゃ痛いのなんのって。裸足でバラスを踏むのはむっちゃ痛いです。結局、島の丸一周するの、裸足でやってしまいました。

それでもせっかく水中カメラ買ったので、潜るポイントを探してみましたが、それが全くと言っていいほどないんですよ〜。とにかくどこも浅すぎ。しかもリーフエッジなんて全然ないし。まぁそういう地形だから、こういう砂浜ができたんでしょうけど、それにしても私にはつまらなすぎ。渡名喜はまだ頑張れば潜れたのでましだけど、ここに限っては頑張っても潜れない。
それでも無理矢理水深2m程度のところを潜ったが、魚全然いないし、海底も砂地だし、潜っても全然おもろない。それでも無理して写真を撮ったが、撮る価値無し!って感じのしか撮影できませんでしたよ〜。

他にも潜ろうと思ったけど、どこまで行けど、水深が膝上までしかなく、潜るなんでできるわけもなく、泳ぐこともままならない深さしかありません。こりゃ生き地獄だ〜。やっぱり今回も船の選択を誤った〜。ダイビングショップのにすればよかった!
でもここでふと考えたけど、ダイビングショップってあくまでスキューバダイビングのでしょ。私みたいに素潜りで深さ10mも欲しい人なんて他におるか〜?そりゃおらんな〜。ダイビングショップの船だとへたすりゃ水深3,40mのところに連れていかれそうだし。そりゃ無理だ。
特異な私の潜るスタイル、希望を叶えてくれる船は数少ない。ちなみに私の望みを満足させてくれた船は今まで2つ。バラス行きの釣り船(バラスに午前中降ろされて、夕方まで迎え無し)、民宿くろしまのパナリ船(パナリへ行く途中、素潜りポイントに寄ってくれた)。本当に船は難しいと感じさせられた今回のはての浜ツアーでした。


きれいな砂浜が延々続きます

水がとてもキレイ

どこを撮っても良い景色です
結局久米島にきて、まだまともに泳いでいない。潜っていない。欲求不満になるわ〜これじゃ。でも明日は粟国で知り合ったダイビングのおやっさんに聞いた、久米島素潜りポイントに行くので、それは楽しみ。それ転けたら知らんが・・・
あまりに欲求不満だったので、その足でそのままイーフビーチでぼぉ〜っとすることにしました。船乗ると、その日の予定、丸1日分つぶれるに等しいからね。船が良くても良くなくても。
だから結局行くのは近場になっちゃうのです。近場でぼぉ〜っとできる場所、久米島東岸だったらイーフビーチになっちゃいますね。

イーフビーチはこの日も人がほとんどいません。2組だけ入れ替わりでいたけど、この広いビーチで最大でも4,5人しかいませんでしたからね。そのおかげでのんびりできますけど。
日影でぼぉ〜っとしながら、時折太陽の状況を見て撮影したり、おもろい被写体見つかったら撮影したり、いろいろ楽しんでいました。よくよく考えたら昨日と全く同じ生活?もはやパターンができてしまったか!?
気がつくとイーフビーチの写真が増えているのでした。


イーフビーチの一コマ
結局、イーフビーチでぼぉ〜っとした後は、コンビニでアイスを買って食べながら宿に戻りました。あとはいつものごとく、ビールをくいっと飲み、夕焼けを海で見て、夕食(もちろん中ジョッキの生ビール)をとった次第です。
この日の夕食は、30cmぐらいの魚丸ごと一匹、唐揚げのあんかけが出てきて、あまりの大きさに驚きました。本当にこの宿の夕食はボリューム満天です。
そしてこの日は久しぶりに他のお客さん。でも家族連れで全員釣り客だったので、少々話が合わないでした。ちなみに私、昔は釣りをしていましたが、現在は釣りをしないどころか、大嫌いになったのであまり釣りの話はしませんでした。嫌いになった理由はいろいろありますが、釣り好きの人もいるかと思うのでここでは控えますね。
そして夜9時には寝てしまう生活。幸せ〜。


この日は夕日に恵まれず・・・
10/10 10/11 10/12 10/13 10/14 10/15 10/16 10/17 10/18 10/19 10/20 10/21 10/22
離島旅行記1 トップ

トップへ戻る