世界的な絶景スポット「ウユニ塩湖」と「青の洞窟」が、石垣島の米原で同時に望めます。米原と言っても、米原ビーチから東へ500mほど進んだ先の岩場にありますが、潮が引いているときなら、米原ビーチから歩いて行けます。しかも潮が引いているときこそが、絶景のタイミング。青の洞窟周辺の潮溜まりがまさに「ウユニ塩湖」のようになります。しかも青の洞窟の中から外を見てもウユニ塩湖状態。まさにこの世界的な2つの絶景を同時に楽しめます。
潮溜まりならどこでもウユニ塩湖のような、鏡みたいな水面になりそうですが、こうなるにはいろいろな条件が重ならないと実現できません。この桴海の海岸がウユニ塩湖のようになる理由。1つは潮溜まりが適度な浅さで、波が立ちにくいと言うこと。2つ目は南側に桴海於茂登岳がそびえて、潮が大きく引く夏場は南風を遮断。3つ目は青の洞窟がある場所は断崖絶壁になっていて風をシャットアウト。そんな条件が重なった桴海海岸なので、鏡のような水面が望める確率が高いんです。でも夏でも風が吹けばすぐにこの水面は乱れてしまいますが、でも青の洞窟内なら風が入ってこないので、ウユニ状態になる可能性は高いかも?
風が常に吹いていると水面はなかなか落ち着きませんが、風がない時なら人が足を踏み入れて波立っても、少し待てばすぐに収まります。干潟なので波を吸収するものがいろいろあるみたいで、数分待てばすぐに鏡のような水面に。青の洞窟内から見ればフレームの中にウユニ塩湖、外に出れば南国の景色を映し出すウユニ塩湖。しかもよく見ると鏡のような水面の中には真っ青な熱帯魚の姿も!?本家のウユニ塩湖ではこんな光景は望めません。まさに石垣島限定の光景です。
通常はツアーで行く石垣島の青の洞窟ですが、潮が引くタイミングを見計らえばフリーでも簡単にいくことができます。通常は桴海エリアにある宿の脇の道を通っていくので、分かりにくいだけではなく車を停めるスペースがないので、ツアー以外で宿側から行くのはおすすめできません。おすすめは米原ビーチのキャンプ場側・無料駐車場側に車を停め、ビーチに入ったら右へひたすら進み、岩場になったら岩場づたいに先に進むこと。駐車場からでも片道30分もかかりません。大潮などの潮が大きく引く干潮時ならビーチサンダルだけでも往来可能。昼に潮が大きく引くのは夏だけなので、夏の石垣島では是非この「ウユニ塩湖×青の洞窟」を楽しんで欲しい次第です。