この宿のオーナーさんは、パソコンその他、一切触らない(苦手)人なのだそうです。
HPなどは昔の奥さんが始められたネット環境らしいのですが、離婚なさった(らしい)今はスタッフの1人がたまにサポートしてらっしゃる程度だそうで。ただ、この方は富里に泊まり込みのスタッフではないですし(阿嘉島の地元民で、家は別にある)、時間のあるときにチェックしたり程度にしか使えてない時もあると聞きました。宿というのはダブルブッキングなどの問題があるので(特にここは、シーズン中の予約はかなり早くから埋まってます)、基本的に予約台帳は一つだけにしてあるでしょうし、それはどこの宿でも固定電話の横に置いてあるものだと思います。ですから、なるべく電話で(どんなに綺麗であっても、離島の民宿、なんですよ、ここ。予約システムをパソコン連動で導入しているホテルと違うんです)、予約段階から人間同士が声でコミュニケートする方が双方共にメリットが大きいんじゃないかなあ、と思います。
オーナーやネット担当ではないヘルパースタッフが取った場合も、予約の電話くらいなら取れるでしょうが、Faxなど「文書で返事をしないといけない」ものになると責任の点から、オーナーやもう少しベテランの担当に一旦渡さないといけないでしょうし・・・・そうすると、伝言ゲームと同じで、不幸な行き違いが起きるリスクも生まれます。宿である以上、そういうことは有ってはいけないですけど、こちらもわざわざそういうリスクを冒さなくても、電話一本すればいいだけのこと・・・・かもしれませんよね。
聾唖の方などにとっては辛いシステムかもしれませんが(私にも聾の友人がいるので分かります)、「いまどき、ネットやメールを始め、デジタル生活は当然でしょう」という感覚は日本中全てに当てはまるわけではない、それくらいに考えてなるべく電話で問い合わせる方が確実ですね。20年くらい前までは、世界中がそうやってやってきたんですから。聾唖の人を無視しているわけではなく、その人達に対応するためだけに富里に関わる人たちの生活を変えさせるというのも、それはそれでなにか変な気がするんです。
いかがでしょう?ちなみに、私にはオフシーズンに出したのもあり、翌日くらいにはメールの返事が来ました。でも、電話も一応しましたよ。
大食い さんからの口コミ(2008/07/09-11:16)