奄美大島の「湯湾岳/屋久島以南最高峰の山/標高694.4m」とは?
奄美大島最高峰はもちろんのこと、屋久島以南で最高峰の山で、標高694.4mあります。2つの登山ルートがあり、ライトな登山道は山頂まで約10分、ハードな登山道だと1時間かかります。山頂には鳥居があり、その先には社や石碑などがあります。以前は手作り感満載の展望台があり、その上からの景色は最高でしたが、現在は無くなり頂上からの景色は全く望めません。山頂なのに森の中のような雰囲気で、山頂感は全くありません。ただ湯湾岳は古くから霊峰として崇められており、女神の「阿麻弥姑」と男神の「志仁礼久」の2つの神がこの湯湾岳に降臨して奄美大島を形づくったと言われています。そういう意味では山頂は景色を楽しむのではなく、社や石碑などで霊峰として楽しむのが本来の姿かもしれません。また麓が亜熱帯の気候で、湯湾岳山頂は暖温帯林の気候で、狭いエリアで極端な気候変化があり、動植物の希少種が多く存在している山らしいです。