和泊港は海に突き出した港なので、悪天候時は波が港に打ち上げ水没することがあります。特に海がシケやすい冬場は顕著で、その代替港として利用されるのがこの伊延港。和泊港が南向きなのに対し、伊延港は北向きなので、波の影響がまさに180度変わります。夏場は海が安定するので和泊港発着で問題ありませんが、冬場や台風の影響があるときは、当日にならないとどちらの港へ発着するかわかりませんので、事前に確認が必要です。また和泊港や和泊市街から約3km離れていますので、その移動手段も必要となります。でも3kmなら歩けない距離ではないので、なんとかなるかも。港自体はあくまで代替港なので施設などはなく、屋根がある待合スペースがあるのみ。ターミナル施設もトイレもありません。ただ徒歩圏内に「
西郷上陸の地」の石碑があったり、少し歩けば「
ワンジョビーチ」や「
ソテツトンネル」もあるので、意外に楽しめます。ただ海が荒れるときは風も強くなるので、吹きさらしの待合所はかなりきついです。